ハサミ男 (講談社ノベルス)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061820883

感想・レビュー・書評

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  • 約20年前の作品。斬新です。まさかまさかの展開に引きずられました。そう来るかと言う感じ。面白い推理小説です。作者は50歳を前に亡くなられていることが残念です。当然、読後ですから犯人も分かっていますが、もう一度、散りばめられた伏線を確認しながら読み返してみたいと思います。

  • 最近どんでん返し作品を色々と読んでいます。
    少し前にたまたま別の性別トリックものを読んだばかりで身構えてしまい、思いっきり驚くことはできなかったのが悔しいです。こちらを先に読めばよかった…。
    しかし、解決に至るまでの警察の推理や、医師が何者なのかについては、純粋に楽しんで驚きながら読むことができました。
    トリックや報道陣の様子からは、人の評価やイメージを決めるものの危うさも感じられました。

  • えぇ~!
    二度読みでした。
    これまで読んでこなくて残念。

  • うおおおおおおおっとなりました。半分くらいから面白くなってきた。

  • ヨビノリたくみさんがオススメしてたので拝読。どんでん返しとは知っていたが見事に騙された。面白い! 文章に少しクセがあって最初は入り込めなかったが、しばらく読んでると慣れた。終盤のスピード感が好き。

  • やられた!の一言。
    騙してくる、とわかっているのに完全に気がつけなかった。
    このタイプの誤認自体は珍しくないが、このミスリードの仕方は他に知らない。
    同じ手はもう食わないぞ(笑)

  • 〇〇男と呼ばれる犯人で一人称は"わたし"、これは男と思わせておいて本当は女なのでは?と思っていたのに、いつの間にかまんまと騙されていた。警察視点(しかも当たっていない)を入れているあたりが上手いと思った。真相が分かった上でもう一度読み返したくなる本。ただ、自殺しようとする場面が苦手だった。

  • 真犯人は分かっちゃった(自画自賛!)けど、ハサミ男は意外でした。うまいです。羊たちの沈黙のラストを思い出しました。

  • すっかり騙されました。思い返してみると確かにというところがたくさん。ただ、最後はかなり唐突な終わり方。もう少しハサミ男(本物)に対する客観的描写や、ハサミ男(偽物)の犯行動機などがしっかりあればよかった。

  • 再読。
    衝撃的結末で今なお名作扱いされる,故・殊能将之氏のデビュー作。
    ネタを分かったうえで読むと,1つも不自然なところがない。オチだけでなく事件そのものも秀逸。

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著者プロフィール

1964年、福井県生まれ。名古屋大学理学部中退。1999年、『ハサミ男』で第13回メフィスト賞を受賞しデビュー。著書に『美濃牛』『黒い仏』『鏡の中は日曜日』『キマイラの新しい城』(いずれも講談社文庫)がある。 2013年2月、逝去。

「2022年 『殊能将之 未発表短篇集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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