ハサミ男 (講談社ノベルス)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 1166
レビュー : 213
  • Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061820883

感想・レビュー・書評

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  • すっかりだまされた。そして面白かった。

    文句なし。

    ここ最近読んだ中では最高。

  • 面白くて一気に読み終えた。気づけば日付も変わっている。
    評判がいいので期待値高めに読み始めるも、文章がニヒリスト気取りで少しイラっとくる。
    映画も観てみたいかも。

  • な、なんだってーーー!!ΩΩΩ

    今までこの人の作品は読んだことなかったのに、「ことのうさん」だと思い込んでた。最後の最後、カバー折り返しが一番のビックリだったというオチ。

  • 美少女を殺害し、研ぎあげたハサミを首に突き立てる猟奇殺人犯「ハサミ男」。
    3番目の犠牲者を決め、綿密に調べ上げるが、自分の手口を真似て殺された彼女の死体を発見する羽目に陥る。
    自分以外の人間に、何故彼女を殺す必要があるのか。
    「ハサミ男」は調査をはじめる。

  • 内容(「BOOK」データベースより)
    連続美少女殺人事件。死体ののどに突き立てられたハサミ。
    その残虐性から「ハサミ男」と名づけられたシリアル・キラーが、
    自分の犯行を真似た第三の殺人の真犯人を捜す羽目に…。
    殺人願望と自殺願望という狂気の狭間から、
    冷徹な眼で、人の心の闇を抉るハサミ男。
    端麗なる謎!ミステリ界に妖しい涼風が!第13回メフィスト賞受賞作。

    ++++++

    一度読んだ筈なのに全然覚えてなくて書評見たら驚きのラスト!
    とか描いてあってそれすら「記憶にない?」だったので再読しました。

    衝撃だった!面白かった!
    こんな衝撃のオチなのにやっぱり覚えてなかった不思議(笑)

  • 人格障害の描写のせいか?
    無理やりな感じだった。

  • 設定とシンプルな題名に惹かれて手に取った。
    正直な感想は思ったより面白くなかった。
    期待しすぎたのだと思う。
    だから普通に面白かったという感じか。

    途中までよかったけど、話のタネが明かされてからは
    陳腐な印象に。
    文章も書きなれてない。
    ついでに美人という設定が必要だったのか。

    最終的な感想はこれから面白くなりそうな作家だなというもの。

  • 騙されたー(*_*)!!
    でも楽しい!面白すぎる。!

  • 図書館より。

    【まとめ】
    ◆緊迫感ある進行に、ページを繰る手が止まらない。
    ◆独特の言い回しに何度も笑いを誘われた。
    ◆「ハサミ男」は、犯人を指すわけではなく、犯行そのものを指す仮想敵のようなもの。誰の心にも潜む、他人を害したいという魔の具現化なのか。この小説は、犯人を追いつめることが主目的なのではなく、もしかすると読む者自身に自身の心の深淵を覗きこませるものなのかもしれない。


    【感想】
    納得のラスト。「夏冬」と違ってムキーしなかったのは主人公にものすごく感情移入しやすかったからだ。
    わたしによく似た人だった。
    ちょっと動機がよく分からないが、そんなことはまあいいかと思わせてしまうくらい、各人物がきちんと書きこめていて、むしろ話のすじよりも各人物のやりとりや心情描写に気をとられた。

    しかし小説の進行も、犯人と刑事の知能バトルが火花を散らす。緊迫感とスリルのある接近劇に、ハラハラが止まらなくて、ページがさくさく進んだ!

    しかししゅののんの小説で最大のポイントは、「言い回し」!!
    読者を笑わしにきているとしか思えないw
    今風コントの突っ込みみたいな、持って回った説明ぶりとか。


    「畳の上に横になり、『つまんねえ番組だなあ』とあくびをしながら、ジャージの尻をポリポリかくシリアル・キラー」「年がら年中常軌を逸した異常者」「なぜだか理由は定かでないが、一人でいるときもホッケー・マスクをかぶって」
    などなど。
    それ以外にも沢山あるので、随所で大笑してしまった。。


    でもそんなお笑い要素とは別に、シリアスな問題も含んでいるような。
    ハサミ男は誰の心の中にもいるのだという。
    刑事達の眼に映る色んな人の中の色んな心が、まるで鏡の乱反射のようにそれぞれのハサミ男の片鱗を映し出して、「少女を殺した」ハサミ男を隠してしまっている印象。
    これは刑事がハサミ男を追い、ハサミ男が逃げる「キャッチミー・イフユーキャン」方式とはちょっと違う印象。読者は、徹底的に一人称で語られる「2人の少女殺し」のハサミ男の姿を鏡にして自分の心にも棲む魔を否が応でも見つめることになり、そのハサミ男本人も、第3のハサミ男というという意図しない「自身の未知なる分身」の姿を追う事で、自分を覗きこんでいるのだろう。ハサミ男が誰か、という問いが、ハサミ男という邪悪で罪深い魔を心に飼うのは彼だけなのか、という問いを導く。
    その対になるのが、上田井警部の「普通って何なのだろうか」という問いだ。 

    「魍魎」で中禅寺が言っていたセリフが去来する。

    「彼女はね、通り物に当たったんだ」

    通り物は人の心の一瞬の隙に入り込むもの。魔を差すもの。でもきっとそれはとても性善説的だ。人の心には常に魔がある。自覚しないだけで。それは普段は堅く戒められているけど、通り物は、一瞬だけその鎖を断って背中を押すものなのだろう。

    あと刑事トリオと、<医師>がすごくいいキャラでとても好きになったv 刑事がよく語るミステリは久々。 

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著者プロフィール

1964年、福井県生まれ。名古屋大学理学部中退。1999年、『ハサミ男』で第13回メフィスト賞を受賞しデビュー。著書に『美濃牛』『黒い仏』『鏡の中は日曜日』『キマイラの新しい城』(いずれも講談社文庫)がある。 2013年2月、逝去。

「2016年 『子どもの王様』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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