百器徒然袋 雨 (講談社ノベルス)

  • 講談社 (1999年11月1日発売)
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感想 : 297
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  • 本 ・本
  • / ISBN・EAN: 9784061821002

感想・レビュー・書評

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  • 476ページ2段構えのボリューム(*_*)
    スピンオフなのにさすが破壊神・榎木津!!
    三遍すべて大暴れの大活劇でございます笑
    面白すぎてあっという間に読了です。

    実は絡新婦までしか読んでいないのですが…
    我慢できずフライングで読んでしまいました。

    神さま榎木津さま…が主役のこの作品では京極堂が嫌だと言いながらも榎木津と一緒に大暴れです。
    こんな京極堂はこの作品しか見れない笑

    いや〜楽しい一冊でした♪
    語り部となった新たな下僕は誰なんだ⁇
    そこだけは最後まで謎だった_φ(・_・



    • 土瓶さん
      あっ! ズルです。順番飛ばしましたね。
      まあ本編とあまり関わってないので大丈夫でしょう。
      痛快活劇物語。
      本編のおどろおどろしさはいっ...
      あっ! ズルです。順番飛ばしましたね。
      まあ本編とあまり関わってないので大丈夫でしょう。
      痛快活劇物語。
      本編のおどろおどろしさはいったいどこへ、という話ばかり。

      関口が、不憫(笑)
      2023/11/04
    • みんみんさん
      塗仏を読まないで我慢できずつい(゚-゚*;)(;*゚-゚)
      「風」は我慢します笑
      塗仏を読まないで我慢できずつい(゚-゚*;)(;*゚-゚)
      「風」は我慢します笑
      2023/11/04
  • 榎木津礼次郎ここにあり!
    というお話。

  • あくまで外伝。普段のシリーズの空気が好きな人は、それを入念に心に置いてお読みください。
    ものすっごい笑いました…!いつもの雰囲気は何処へ、ギャグもいちいち面白く何度も笑ってしまいました。
    見処(笑い処)をいくつか。

    【鳴釜】
    「僕」が依頼した、一話目。
    異様に腰が軽い京極堂の、「あ――悪趣味なことを考えてしまった」から始まり榎木津のカマ大暴走を経て幸せな結末という異色。
    見処としましては榎さんの赤ちゃん大好きっぷりと榎さんの美貌(笑)に見とれた受付嬢との会話力です。すっごい笑います。
    あと鳥ちゃん久しぶりー!となりました。うへぇ。

    【瓶長】
    木場さんと京極堂の、顔の怖さが大活躍の二話目。
    桜田組の木場修太郎って何ですか…もう、面白すぎる。供述が取れた後の木場さんの身の変わりは格好いいです。流石、桜田組(笑)。京極堂辺りはもう劇団入れば良いんじゃないかと思いますね。
    回を追うごとに話が面白くなるのですが、瓶長は顔がニヤニヤするのを押さえられなくなりました。

    【山颪】
    我らが下僕王、関口の登場する三話目。事件としてはすごく辛いものですが、一番笑った話でもあります。
    わたしが一番好きなのが、伊佐間くんと関くんの会話。二人とも短文で、続かないのに通じあってる感じがなんとも可愛い。突っ込みがいないのでボケ倒しなんですね。益田が入った瞬間に賑やかになるのも好きです。
    あと前二話では榎さんに持っていかれ気味だった京極堂が押してます。いちいち関口の悪口をいう辺りは相変わらずですが、足の痺れた関口の膝を、分かってて触るとか意地が悪い(笑)
    面白かったです。


    外伝だからこそのこの雰囲気ですが、良いですね!楽しかったです。

  • 神様ぶっとびすぎだろおおお!!面白すぎてどうしてくれる!高笑いする破壊神榎木津礼二郎。いやー本当笑ったわ。カマオロカが気持ち悪くて大好きだよ!なにあいつ!なんか読んでると殴りたくなってくるんだもの!榎さんあんた30半ばなんだろ!?なにこの可愛さ!すっかり榎木津信者になってまうwww

  • 探偵・榎木津を主人公にした番外編です。これまで番外編は積極的に読んできませんでしたが、「今昔百鬼拾遺 月」に登場した、篠村美弥子が登場する話があると知って興味がわきました。
    3編の中編が収録されていますが、榎木津が主人公だけあって、本当にしっちゃかめっちゃかな展開で笑えました。出番は少なかったですが、美弥子の活躍もカッコよかったです。
    物語の語り手である「僕」の正体が、最後までわからないのも上手いですね。

  • 電書メインで読んだので感想はそちらに。
    ただ電書ではなかったイラスト良いですね。連載時のタイトルページかな?

  • 気楽に読めます。オールスター運動会のような…

  • 京極堂シリーズに登場する榎木津礼二郎が主人公の痛快?
    活劇?
    喜劇です。

    とにかく可笑しい
    京極堂も可笑しい
    木場脩も可笑しい

    どこな浅田次郎のプリズンホテルを読んでいるような錯覚に陥る。

    主人公の名前は最後までわからなかったなー

  • 1999年発行、講談社のKODANSHA NOVELS。3編。榎木津探偵が大暴れする話。最初の2編は探偵が仕切っているからより大暴れな話となっているような気がする。最後の1編は京極堂が出張っているので多少はまともな話になっているかな。2編目はまったく奇想天外な話になっている。そして以外と大暴れしていなかな。でも、まぁ、すごくおもしろい。

    収録作:『鳴釜 薔薇十字探偵の憂鬱』、『瓶長 薔薇十字探偵の鬱憤』、『山颪 薔薇十字探偵の憤慨』、

    初出:「鳴釜」小説現代12月増刊号メフィスト掲載、「瓶長」小説現代5月増刊号メフィスト掲載、「山颪」小説現代9月増刊号メフィスト掲載、

  • 京極堂シリーズの探偵、榎木津礼二郎が主役の中編が三話も!

    救いようの無い八方塞がりな状況の「鳴釜」、
    国際的な無理難題の「瓶長」、
    判断不能な怪現象の「山嵐」。

    ちゃんと京極堂も関口もでてきて、ピリッと短くて即解決!

    いつも長ーいのを読んでるから、
    なんだか得したような気分になってしかも三本。
    個人的には一本目の「鳴釜」が一番好きかな。
    とにかく探偵榎木津が大暴れしてほんとに痛快。
    あと、語り手の名前が明かされずに次々偽名で呼ばれていくのが面白い。

    最後の最後まで気になって仕方なかったー。

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著者プロフィール

京極 夏彦
小説家、意匠家。一般社団法人日本推理作家協会監事。主な著書に『百鬼夜行』シリーズ(講談社)、『巷説百物語』シリーズ、『談』シリーズ(KADOKAWA)、『書楼弔堂』シリーズ(集英社)など。

「2024年 『怪異から妖怪へ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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