百器徒然袋-雨 (講談社ノベルス)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (478ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061821002

感想・レビュー・書評

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  • 再読。やっぱり面白い。

  • 大好きな京極夏彦。
    うっかり持ってる本をまた買ってしまった、、、。もしかしたらと思ったけれど。。
    まあ、新しく買った本もちゃんと読みきりました。

  • 明るく読める探偵本。
    美弥子さんラブ。
    読み返しやすさは京極堂シリーズ随一。

  • 再読  
    本編(と、いう言い方で良いのかな?)ではすっきり解決大団円!!というラストは望めないけれど(それがいいところでもあるけれど)  
    こっちでは榎木津大明神が粉砕してくれるので、さっぱりします  

    そして益田と和寅がどんどん馬鹿になっていく

  • 百鬼夜行シリーズのいわゆるスピンオフ作品。まぁおなじみの面々が出てきて、コンパクトにまとめてあって中々楽しめた。
    それにしても百鬼夜行の新作はいつでるんだろう??最近の京極さんはユルイ作品多いから、早く出して欲しいなぁ。

  • 探偵にして神なる榎木津が大暴走!
    快刀乱麻の売り文句にふさわしく笑ってスカッとできる!

  • 榎木津大暴れ。

  • 京極堂シリーズのサイドストーリー。ひねりは無いけれど、榎木津さんが大好きになる一冊でした。

  • 榎木津祭りな一冊。「魍魎の匣」等の本編(?)に比べて軽く、読みやすい。やることなすことズバー!っとしてて、「正しさ」を体現してくれているように感じちゃいます。榎さんファンが多いのも頷ける。

  • 百鬼夜行シリーズとしては信じられないくらい後味が悪くないお話ばかり。
    これも破壊神・榎木津が中心にいるせいか。
    読み終えた後、すかっとする。

  • 榎木津が主役といっても馴染みの登場人物が勢揃い。完全に妖怪シリーズ。中編で、肩が凝らずに読める。

  • 阿部寛で実写映画化、いやドラマ化だなこりゃ。

  • 2001年7月28日読了。

  • 榎木津はとても榎木津。
    京極堂はとても京極堂。

    姑獲鳥~絡新婦までノンストップ本編の後にこれを読んだら色々な意味で凄くライトに感じた(主に良い意味で)。立って手に持って読んでいても腕がしびれないって素敵。

    短編×3なので読みやすいけれど、少なくとも本編の紙レンガを鉄鼠までは読んでからでないと色々と意味不明だろう。絡新婦読了時点でわからない事件も出てきており、かすかに微妙にネタバレしてしまう気もするので、これより前に書かれた本編を全部読んでから読み始めたほうが良い。

    3編目の大根が食えない父子が可笑しかった。そんなの気にせずとも物質は常に巡り巡っているのだからして、今更自分が殺した相手の窒素やら炭素だけを畏れてどうするよ。
    なんて考えたら、なるほど輪廻や来世での再会もあるのだななどと楽しくなった。元素単位になるけど。

    榎木津の奇矯と京極堂のお茶目な悪のりが割れ鍋に綴じ蓋。
    しかし、京極さん貴方腹を抱えて笑うことなんてあったのね……。

  • 榎さんが暴れてさえくれればそれで満足だと言っても過言ではない!(笑) 京極堂の「死神」描写も必見。もちろん物語としても満足。

  • このシリーズは、壮大なコメディ小説だと信じてます・笑。
    京極さんが澄ました悪辣顔の裏で腹を抱えて笑っている様子がなんとなく想像できてしまいます。
    そして作中の京極堂の悪ふざけっぷりは素晴らしい。
    えのさんはいつものえのさんですけども。

  • 救いようのない八方塞がりの状況も、国際的な無理難題も、判断不能な怪現象も、全てを完全粉砕男。ご存知、探偵榎木津礼次郎!「下僕」の関口、益田、今川、伊佐間を引き連れて、さらには京極堂・中禅寺秋彦さえ引きずり出して、快刀乱麻の大暴れ!
    不可能状況を打開する力技が炸裂する3本の中編。

  • やはり京極さんの文章はおいしいのです。
    表現が豊かだとか偉そうなことは言えないけれど、しっとり落ち着く感じは流石としか。
    榎木津と京極堂の悪巧みコンビな雰囲気が大好き。
    三十代、ですと…?

    「悪いことを思いついてしまった」の一言に愛。

  •  『探偵小説』とは銘打っていても、あの榎さんが出張ってまともな推理物のわけはなく、要するにこれは、「『探偵』が事件を引っ掻きまわして周囲の人々を巻き込む『小説』」の略なわけだ。
     榎木津メインではあるが、中禅寺ファンにとっても、彼の意外なシーンの数々や、二人の以心伝心、漫才並みの悪巧みっぷりを楽しめる作品。
     シリーズ本編のシリアスさと比べると面食らうところも多いが、そこはそれ、榎さん絡みだからこそこんな姿も見せてくれるのだろう。

  • 何度目かも知れない(略
    やっぱ榎さんの大暴れを読むと元気が出るなあw

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著者プロフィール

1963年、北海道生まれ。小説家、意匠家。94年、『姑獲鳥の夏』でデビュー。96年『魍魎の匣』で日本推理作家協会賞、97年『嗤う伊右衛門』で泉鏡花文学賞、2003年『覘き小平次』で山本周五郎賞、04年『後巷説百物語』で直木賞、11年『西巷説百物語』で柴田錬三郎賞、22年『遠巷説百物語』で吉川英治文学賞を受賞。著書に『死ねばいいのに』『数えずの井戸』『オジいサン』『ヒトごろし』『書楼弔堂 破暁』『遠野物語Remix』『虚実妖怪百物語 序/破/急』 ほか多数。

「2023年 『遠巷説百物語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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