無明の闇 鬼籍通覧 (講談社ノベルス)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 20
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  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061821187

感想・レビュー・書評

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  • 2作目?の法医教室者。
    キャラクターがだんだんと馴染んで来て読みやすくなるあたり。
    今回の案件は赤ちゃんで、グロさはなくあっさりすぎない解剖の描写がこんなに救われることはない案件。
    ただ2作目でオカルトに行くのか〜とは思ったけれど、現在の理由である過去と同折り合いをつけるかってことなのかと納得。
    事故で子を亡くした母を責める家族って、そうよね他人だものね。薄い薄い。
    後犯人がムカつく、二宮もムカつく。

  • 今年の1冊目は、年末に読み終えた『暁天の星』の続編です。”法医学教室奇談”シリーズと言う事で、ミステリーっぽいストーリー展開なのですが、オカルトです。でも、ただ怖いだけのホラーでは無く、確りとしたテーマの様なものがあり、面白いです。法医学者の執筆なので生々しい描写が随所にありますが、2作目で少し慣れてきました。続編も読もう!

  • ギャー
    またもや、またもやダメなやつ出たー
    くぅぅ

    更に死因
    これ、この先もこれなのか?
    書かれた順番が分からないのですが、貴族探偵も、最後の晩ごはんもだし
    気になる
    気になるじゃ無いですか
    まんまとハマりましたよ

    でもダメなやつだけは、この先ありません様に…

  • 伊月先生がめでたくお医者様へ。前作同様、ミステリーとに近いストーリーには少し不満だったけど、筧刑事とのコンビもミチル先生との関係も、また都築先生もそれぞれ素敵な人間関係があって、職業観があってなかなかおもしろかった。

  • ミチルのトラウマとなる出来事に
    かなりえげつない描写が出てくるので
    読書の際は要注意。

    あとは、このシリーズ共通で
    R18G描写が出てきます。
    興味本位的ではなくて
    真面目な描写なのではありますが
    苦手な人はまずきついと思います。

    今回はミチルがテーマとなる作品。
    伊月や筧も出てきますが
    ミチルの心の闇を解決していくのが
    後半メインになります。

    あくまでもミステリー風のため
    結論は読者の予想したものになりません。

    ただ黒幕の心理描写は
    まさしく、人でなしになった人間に
    相応しいものだと思います。

    やっぱり賛否分かれるなー

  • 鬼籍通覧シリーズ第2弾。
    とても読みやすいので、サクッと読めます。
    このシリーズの主人公は伊月君ですよね?今回はミチルさんメインなお話だと思いました。
    伊月君、ミチルさんをいろいろと助けてはいたけれど、主人公ならもうあと一歩!活躍して欲しかったです。
    (ミチルさんが助けを借りながらも結局は自分で乗り越えたような感じなので…主人公ならそれで良いけれど、番外編とかではなくシリーズの本筋ならば主人公を第一に活躍させて欲しい、と思ったので。)
    そして今回はがっつり幽霊が出てきます。
    でも、わりとすっきりした終わり方のホラーでした。
    それにしても、都筑教授は良いキャラだなぁ~。

  • イッキ読み。
    まさかの、ミチルさんの過去が明らかに・・・(しかも、めちゃくちゃ深い)。

    ああー、ことごとく、ミチルさんの名前を著者を同じにしないでほしかった~!!!(;^ω^)
    著者の近影は見たことがないので、ミチルさんの言動を著者で想像するということはないんやけど、それでも・・・。

    著者と作中のキャラの名前がいっしょやと、どうしてもこう、文字や作品から想像したいキャラの印象がブレてしまうから、私は苦手なのよ~!!!

    (アリスシリーズが悪い例) すいません


    しかし、無茶苦茶面白かったな。
    著者の本はほんまにハズレがない。


    「無明の闇」ちゅうタイトルもええな、と、思ってたのに、まさかその闇がミチルさんやったとは。
    そして都築先生による「無明の闇」の、解説。
    それを受けての、ミチルの「無明」の真意。

    ただのサバサバ姉ちゃんじゃなくて、弱いところとか不安定なところをさらけ出してました。
    丸く収まっているようで、ミチルの闇が残ってる。
    その闇が怖い。
    でも、本人はもう闇を抜けたようなので、それでいいんやろうな。

    またこれ、セカオワのドラガナイをBGMに読んじゃったので(全部じゃないけど)、正直、終盤は
    「ヒッ!!」
    ってなった。


    直接自分の手を下したいと思う欲望にはまだ勝てない。
    言葉や態度だけで心までは測れないと、理屈ではわかっても理解はできない。


    本のタイトルももちろんやけど、各章のタイトルもよかった。
    こういうタイトルの付け方、やってみたいな・・・。

    そして短編連作ひとつひとつに、気持ちが揺さぶられて、法医学のことは何もわからないなりに、少しずつ身近になってきた(あくまでエンタテイメントとして)。

    (2016.06.12)

  • 幽霊になって現れたミチルの小学生時代の友人・砂奈子ちゃん
    お宮入りの轢き逃げ事件が解決する
    ミチルも過去の闇から抜け出せる

  • シリーズ2作目。ミチルさんの過去に焦点が当てられた作品。
    解剖シーンが相変わらずリアル。赤ちゃんや小さい子の解剖は胸が詰まる。
    今回もホラー要素ありだけど、前作の方が怖かったな。。
    筧くんの行く末が少し心配になった作品でもあった(笑)

  • このシリーズは、ミステリー仕立てのホラーみたいなノリで突き進むのかなあ・・・。なんだかどっちも中途半端な気がする。

  • シリーズ第2弾。前回のような、背筋がゾワゾワするような恐怖が一切なく……このシリーズはホラーというわけではないのかな?と思った。
    前回は、主人公たちには直接不可思議な現象は起こらず、解剖を科学的に検証した結果、非科学的な事象が現れて、和のホラーという雰囲気だったのだけれど、今回は、ミチルさんや主人公が当たり前のように幽霊を見て手をつないで歩いたりしているのが、よくある、幽霊が登場するファンタジーみたいになってしまっているので、怖さが全くない。

    ミチルさんにあんな過去があったのなら、前回の、被害者たちが昔の同級生に恨まれている、それで幽霊を見たかもしれないという話の流れになった時に、もう少し違う反応があってもよかったのではないかと思う。
    今回の作品の方が後から書かれたのだから仕方ないかもしれないけれど、ミチルさんの過去が、この作品を書くために作られた後付け感がある。

  • ミチルさんの闇が見えて いい。

    正直犯人には
    都筑先生が言う様な
    良心なんかなかったと思う。

    そこはむー...となったけれど
    ミチルさんが流したので
    自分も流してしまおう。

  • 津市河芸図書館から県立図書館。

  • お願い。……ただ、見てて、

  • シリーズ2作目。解剖シーンは臨場感があって面白い。
    やっぱり非科学的要素は不要やな。でもこの調子やと、このシリーズ全部こんなオチなんやろうな・・・。
    08.02.27

  • 鬼籍通覧シリーズ2作目
    (図書館本)

  • 法医学教室の面々は全員好きー!!!

  • 食事のシーンがむっちゃ旨そうなのですよ。

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著者プロフィール

作家。監察医。講談社ホワイトハート「人買奇談」にてデビュー。代表作は「鬼籍通覧」シリーズ、「奇談」シリーズ(講談社)、「最後の晩ごはん」(KADOKAWA)、「時をかける眼鏡」(集英社)など多数。

「2023年 『妖魔と下僕の契約条件 5』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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