UNKNOWN (講談社ノベルス)

著者 : 古処誠二
  • 講談社 (2000年4月発売)
3.48
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  • 本棚登録 :276
  • レビュー :57
  • Amazon.co.jp ・本 (209ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061821200

作品紹介・あらすじ

侵入不可能なはずの部屋の中に何故か盗聴器が仕掛けられた。密室の謎に挑むのは防諜のエキスパート・防衛部調査班の朝香二尉。犯人の残した微かな痕跡から、朝香は事件の全容を描き出す。完璧に張り巡らされた伏線!重厚なテーマ性!リアリティ溢れる描写力!!熱く、そして端正な本格ミステリが登場した。第14回メフィスト賞受賞作。

UNKNOWN (講談社ノベルス)の感想・レビュー・書評

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  • 元自衛官の小説だけあって 内部の情景がよく判る。外部侵略、内部の上下関係 普段から気を付けている情報管理
    そういったものが 細かに書いてありまた 推理物としても面白かった

  • 自衛隊/ミステリー
    自衛隊ものということで読みにくいかと思ったが、非常に読みやすい。
    探偵役の朝香二尉、補佐役の野上三曹、どちらも親しみやすいキャラクターで感情移入しやすい。
    正直、自衛隊に対して良い感情は持っていなかったが、認識を改めることができた。

  • 自衛隊もので、その内幕の描写が面白かった。
    主人公の内面が生真面目一本じゃないのがいい。
    かっこいい探偵役は大森南朋さんでイメージしてました。またこの探偵と助手ペアもの読みたいです。魅力的でした。
    あるシステムの中でこそ成立する犯罪を、そのシステムごとわかりやすく読ませてくれて、いやみなく見識も広がるという小説で完成度高いと思います。

  • 今の時期、他国からの領空侵犯、領海侵犯の可能性の高い子のご時勢、読んでおくといいかも。自衛隊が描かれています。良いところも悪いところも。とても密な取材されたのか、ご出身なのか存じませんが、ミステリーと相まって読みやすく分かりやすいと思います!

  • 面白かった

  •  「諜報のエキスパート」である防衛部調査班、朝香二尉のちょっと風変わりなところとそれを補佐する野上三曹とのやり取りはいかにもミステリーという雰囲気でとても面白かったです。
     でも時折出てくる「軍人」「軍隊」「国防」という記述や隊員同士の会話などには「…う~ん…」でした。
     作者はいつも「史実」に基づいて戦記小説を書かれていて、気になる作家のおひとり。この機会にまだ読んでいなかった初期の作品も含め、読んでいこうと思いました。

  • 遠州のとある自衛隊基地の隊長室から盗聴器が発見された。そこは進入不可能のはずであった。何者が何の目的で盗聴器を仕掛けたのか。防衛部調査班から派遣された朝香と、基地の隊員である野上が真相に迫る物語。

    存在は理解しているけど、中身はまったく知らない自衛隊という組織をわかりやすく描いていてとても面白かったです。物語の中で胸焼けするくらいコーヒーを飲む場面が多い。『頭上を対空レーダーの電波が常に飛び交っていることを実感した人がひとり増えたのだ』という言葉は読者である私たちに対して向けられた言葉なんだろうなと思いました。

  • 図書館より。
    自衛隊基地の侵入不可能な部屋の中に盗聴器を仕掛けた犯人を捜査するミステリー。

    ワトソン役となる野上三曹が語り部となって話が展開するのですが、それがユーモラスで面白いです。探偵役の朝香二尉とのやり取りも感じがよくて、好印象。他の登場人物たちもキャラがたっていてキャラづくりの妙が感じられます。

    自衛隊の内部の描き方もリアリティがあり、その点も面白いです。

    ミステリとしては伏線も張ってあって、調査の過程もすっきりとしたものだったのですが、トリックとしては少し喰い足りない印象がありました。

    しかしラストは非常にさわやか。朝香二尉のかっこよさもさることながら、野上三曹の葛藤もまたいい!

    ページ数は割と少なめだと思うので、自衛隊基地という舞台設定が少し重そうだと感じても臆せずに読んでほしいなあ、と思います。

    第14回メフィスト賞

  • 未完成の前作。面白かった。やっぱりこのシリーズ、もっと読みたかった。もうファンだから星5つ、の感じ。朝香二尉、超かっちょいい。自衛隊が地域から疎まれるというのはよく分かる。歴史を読むべきなのだ。ちょっと短めですいすい読めた。一番大事なのは統率。こんな立派な人たちなら、自衛隊と付き合いたいと思う女の人が多いのもうなづける。願わくば私も、と思う。

  • あまり意外性のない結末だったけど、このくらいのページ数なら仕方ないのかな?
    自衛隊の内情に興味があったので、それは満たされたように思った。
    元自衛官の方だそうです。

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