デッド・ディテクティブ (講談社ノベルス ツA- 8)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (331ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061821569

感想・レビュー・書評

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  • 宗教集団「ダイゴ」の主要メンバーを乗せた醍醐丸で起きた不可解な事件の数々。
    19歳のみすずは、死後冥土に送られ、いわれもない犯罪の容疑者として取り調べを受ける。
    すべての事実を映し出すという瑠璃の鏡。
    そして、閻魔大王による問いかけ。
    誰も嘘をついておらず、誰も罪を犯してはいない。
    では、どうして不可解な事件は起きたのか?

    瑠璃の鏡の弱点という発想が面白かった。
    盲点を突いていくような謎解きは、意外性もあり論理的でもあり楽しめた。
    実行犯がわずかにご都合主義のような気もするが、物語に整合性を持たせるためには仕方なかったのかも・・・と思った。

  • 冥界を舞台に殺人事件の推理をする…、という内容だけど、面白くなかった。
    ただ、ところどころに冥界が舞台として三途の川や閻魔大王が出てきたりするだけ。2流の本格に突飛なシチュエーションを加えるだけの作家のようだ。
    もう少し文章や人物像、心理に突っ込んで突飛なシチュエーションを抜けば良い作家になると思う。

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著者プロフィール

1932年、名古屋市生まれ。名古屋大学文学部卒業後、NHKに入社。テレビ初期のディレクター、プロデューサーをつとめたのち、脚本家に転身。『鉄腕アトム』、『エイトマン』、『ジャングル大帝』、『サザエさん』、『巨人の星』、『デビルマン』など、1500本超のアニメ脚本を執筆した。また、推理小説作家としても活躍しており、『仮題・中学殺人事件』、『迷犬ルパンの名推理』、『あじあ号、吼えろ!』、『完全恋愛』(牧薩次名義)など多数の著作がある。現在、デジタルハリウッド大学教授。国際アニメ研究所所長。本格ミステリ作家クラブ会長。

「2009年 『『鉄腕アトム』から『電脳コイル』へ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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