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- Amazon.co.jp ・本 (331ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061821569
感想・レビュー・書評
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宗教集団「ダイゴ」の主要メンバーを乗せた醍醐丸で起きた不可解な事件の数々。
19歳のみすずは、死後冥土に送られ、いわれもない犯罪の容疑者として取り調べを受ける。
すべての事実を映し出すという瑠璃の鏡。
そして、閻魔大王による問いかけ。
誰も嘘をついておらず、誰も罪を犯してはいない。
では、どうして不可解な事件は起きたのか?
瑠璃の鏡の弱点という発想が面白かった。
盲点を突いていくような謎解きは、意外性もあり論理的でもあり楽しめた。
実行犯がわずかにご都合主義のような気もするが、物語に整合性を持たせるためには仕方なかったのかも・・・と思った。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
冥界を舞台に殺人事件の推理をする…、という内容だけど、面白くなかった。
ただ、ところどころに冥界が舞台として三途の川や閻魔大王が出てきたりするだけ。2流の本格に突飛なシチュエーションを加えるだけの作家のようだ。
もう少し文章や人物像、心理に突っ込んで突飛なシチュエーションを抜けば良い作家になると思う。
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