今夜はパラシュート博物館へ (講談社ノベルス)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 1012
感想 : 55
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061821668

作品紹介・あらすじ

N大学医学部に通う大学生・小鳥遊練無は、構内で出会った西之園家の令嬢に誘われ、「ぶるぶる人形を追跡する会」に参加する。その会の趣旨とは、N大内の各所に出没する謎の紙人形を観察するということだという。ぶるぶる人形の謎を解こうとはりきる西之園嬢に対して、いま一つ気分が乗らない練無だったが…。(ぶるぶる人形にうってつけの夜)他七編の森のミステリィの煌きを集めた珠玉短編集。

感想・レビュー・書評

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  • 国枝先生!わー。安朋さんもー
    フランソワも。
    順番が入れ違ってるからだけど、色々と繋がってきた
    これだからやめられない笑

  • 最初の数話は面白かった。途中で挫折。

  • 短編集。1話目の1行目から萌絵ちゃんが出てきて嬉しくなる。犀川先生が出てきてからはニヤニヤが止まらない。最近はVシリーズを読んでいたから、2人に会えて本当に嬉しい!特に犀川先生!これはもはや、恋!「世の中、いつもいつも、すぐに答えが見つかるわけじゃないんだよ。どれだけ沢山のものを保留していられるかが、重要な能力の一つだ」と犀川先生は萌絵に語る。そして、結局最後まで答えは教えてくれない。あぁ、これが犀川先生だった!8話ある短編のうち、最初の2話にしか犀川先生が出てこなくてがっかり。

  • 短編集8編
    短いながら「私の崖はこの夏のアウトライン」がホラー的な要素もあって好きだ.「素敵な模型屋さん」は森氏の夢がそのまま現れたような感じがした.

  • 短編集。男装の従兄。ぶるぶる人形でねりな。
    ゲームの国きになる。磯莉卑呂矛の事件簿2あるの?パロディ?

    C0293

  •   短編集の3作目。
    冒頭から3作『どちらかが魔女』『双頭の鷲の旗の下に』『ぶるぶる人形にうってつけの夜』が、S&Mシリーズ、Vシリーズに関連するお話で、特に楽しめた。
    特に、『どちらかが魔女』では話の真相はだいたいわかっていたのに、オチまでは辿りつけず。あの時そういえば・・・と後で確認したり、驚愕の報告に作中の人物たちと同じくらいびっくり。
    それに、相変わらず会話が面白い。
    睦子おばさまと萌絵の最初の方の会話、誰が魔女と言ったのとつめよる場面は最高。
    『双頭の鷲の旗の下に』は、国枝桃子ファン垂涎の回。
    『ぶるぶる人形にうってつけの夜』では、萌絵じゃないほうの西之園家の令嬢が活躍する。血は争えない感満載で可笑しい。
    他の話は、深く読み込めなかったので、面白さも謎もおそらく半分も理解していない状態で読み終えている気がするので、何も書かないでおこう。

  • (収録作品)私の崖はこの夏のアウトライン/素敵な模型屋さん/卒業文集/ゲームの国/ぶるぶる人形にうってつけの夜/双頭の鷲の旗の下に/どちらかが魔女/恋之坂ナイトグライト

  • 短編集。S&MシリーズとVシリーズの面々が出てくるお話もアリ。意外な人間関係が明らかになったりするので、シリーズ読者には堪らんデス。ただ、やっぱりいつも問題がスッキリ解決しないまま終わっちゃうのがウーンという感じ。途中途中で出される問題も出されたまんまだし。読者に考える余地を与えているのかもしれないけど、、、苦手だ。シリーズ物以外では「ゲームの国」の探偵さんがイイ味出してたけど、最後、その方面の知識が皆無なので、結局中途半端な理解で終わってしまい、モヤモヤ。とりあえず、ネタバレを検索し、気づかなかったモノも含めて、色々仕掛けが組まれていたことに驚愕。

  • N大学医学部に在籍する小鳥遊練無は、構内で出会った風変りなお嬢様に誘われて「ぶるぶる人形を追跡する会」に参加した。大学に出没する踊る紙人形を観察し、謎を解こうというのだが…。不可思議な謎と魅力的な謎解きに満ちた「ぶるぶる人形にうってつけの夜」ほか、魅惑の七編を収録した珠玉の第三短編集。
    「BOOK」データベース より

  • 短編8作。
    「どちらかが魔女」「双頭の鷲の旗の下に」はS&Mシリーズの萌絵や犀川先生、
    「ぶるぶる人形にうってつけの夜」はVシリーズの練無と紫子ちゃんらが出て来る。

    その他「ゲームの国」「私の崖はこの夏のアウトライン」「卒業文集」「恋之坂ナイトグライド」「素敵な模型屋さん」はちょっとした仕掛けのある短編。

    小洒落た感じで、終わりもきっちりした解答篇がなくてさらっと終わる。好き嫌いは分かれるだろうけど、森作品を長編しか読んでいなかった(つまらない訳ではないが)私にはいまいちだった。

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著者プロフィール

工学博士。1996年『すべてがFになる』で第1回メフィスト賞を受賞しデビュー。怜悧で知的な作風で人気を博する。「S&Mシリーズ」「Vシリーズ」(ともに講談社文庫)などのミステリィのほか「Wシリーズ」(講談社タイガ)や『スカイ・クロラ』(中公文庫)などのSF作品、エッセィ、新書も多数刊行。

「2023年 『馬鹿と嘘の弓 Fool Lie Bow』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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