- Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061821729
感想・レビュー・書評
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あ~。これはすごかったな~。
確かに新たな才能。
一歩間違えればどうにもならなくなるところをギリギリのところで踏みとどまっている感じ。
しかも猛スピードで。
これこそ読み手を選ぶ、というか、好き嫌いが大きく分かれる快作だと思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
頭の中で私は全部くらいました
内臓とか頰とかサクッとなって
アアアアと叫んで車の助手席に
乗ってもおおおとなって
疲れました -
四郎は女性不信だし暴力的で、これといって親しい友人もいない様子。
愛嬌があって魅力的で医者としての腕もいいし頭も悪くない。
弱点は家族のこと。彼らとの折り合いがついていないこと。
日本の福井の西暁の奈津川家から逃げてしまったこと。
うんざりして自分のことだけに集中してしまったこと。
それでいいと思っていること。自分には価値がないと感じていること。
結局のところ、丸雄がずるい。
私も丸雄を赦した。 -
暴力と性と感情を揺さぶる展開でぐちゃぐちゃで気付いたら泣いていた
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面白くない。最初っから最後まで独りよがり。
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グロいのは嫌だけど確かに文章はおもしろい。主人公がいいやつ。意外にも家族の愛の物語。
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初めて読んだ舞城王太郎作品でした。
マシンガントークのような言葉の迫力に押され、序盤は読み進める手が遅くなりましたが、中盤から流れに乗ったように一気に読んでしまいました。
ストーリーはすごく面白いです。が、テーマになっている、主人公とその家族の人生の話は重くて、読んでいると引っ張られて落ち込んでしまいそうになります。
「暗闇の中で子供」も、元気な時に読んでみようと思いました。 -
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著者プロフィール
舞城王太郎の作品





