煙か土か食い物 (講談社ノベルス)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 1267
レビュー : 235
  • Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061821729

感想・レビュー・書評

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  • おかしい…途中まではちゃんとついて行けていたはずだったのに…気がついたらまた置いてけぼりを食らっていたなんて…

    読み終えて残ったものは虚無感と疲労感。
    デビュー作でこれとか舞城王太郎ヤバい。

  • チャッチャッチャッ一丁あがり。
    チャッチャッチャッもう一丁。

    まさにこのリズム。
    ぎっしり詰まっていたのにサクッと終わった。

    グロ注意。
    ジロさんぱないっす…

  • 初めて出会う文体。最初は読み辛かったけど流れに乗ると面白いくらいスラスラいけた。

  • 読点がほとんどなく改行も少ないため一見すると読みにくそうに見えるのだが、その独特の文体は拳で殴りつけるような勢いがあり一気に読まされた。 物語は四朗の一人称で語られるわけだが文体=四朗の魅力に繋がっており文体に慣れ始める頃には四朗の魅力にとりつかれている。 とってつけたようなミステリー、密室、名探偵も出てくるがそんなものは糞でも喰らってろと吐き捨てたのには笑ってしまった。 チープさや荒唐無稽さは感じるが、それでも魅力的な物語だ。

  • どちらかと言うと男性読者が好きそうな作品だなと思いました。
    最初は改行ください(>_<)と思っていましたが慣れると気にならず。
    思っていたよりおもしろかった。

  • 家族から逃げ出しアメリカで腕利きの医者として働く主人公奈津川四朗のもとに届いた凶報は、母親が連続主婦殴打生き埋め事件という奇怪な事件の被害者となったというものだった。故郷に戻った彼を待ち受けていたのは事件の裏に見え隠れする家族の物語だった。英語のカタカナ表記、改行をあまり用いない独特の文体で、スピード感のある主人公のモノローグで物語が語られていく。最初は戸惑ったが慣れてくるとテンポよく読み進めることができた。クレイジーな人物たちのやりとりも軽快で謎ときもポンポン進んでいくので読みやすかった。

  • 最初は一人称とリズミカルな文体に戸惑ったけど、読み進めるうちに止まらなくなった。
    ミステリというよりは暴力と家族愛がごちゃ混ぜでサスペンスっぽい。
    四郎だけじゃなくて奈津川一家みんながめちゃくちゃ強くて頭が良くて刺激的だった。

  • 面白かった。
    こういう、狂ったようでいて実は精緻に計算されている文章は大好きです。
    すごく漫画や映画映えしそうだけど、映像化しちゃダメな話でもある。

  • 再読。面白さ衰えず。ドライブ感たっぷり一人称の四朗は、ずば抜けて頭がよく
    行動力もあり、また他人への優しさにあふれている。自然と四朗への愛着が湧く。
    最後、四朗が丸雄の言い間違いに希望を託す語りは、愛に溢れていて何度読んでも素晴らしい。

    MVP:四朗

  • 何とも凄まじい本だった。こんな主人公もストーリーも見たことない。暴力と家族愛がせめぎ合いながら疾走する。物凄い物語だ。

著者プロフィール

1973年、福井県生まれ。2001年『煙か土か食い物』で第19回メフィスト賞を受賞しデビュー。03年『阿修羅ガール』で第16回三島由紀夫賞を受賞。『熊の場所』『九十九十九』『好き好き大好き超愛してる。』『ディスコ探偵水曜日』『短篇五芒星』『キミトピア』『淵の王』『深夜百太郎』『私はあなたの瞳の林檎』など著書多数。12年には『ジョジョの奇妙な冒険』(荒木飛呂彦著)の25周年に際して『JORGE JOESTAR』を刊行。近年は小説に留まらず、『バイオーグ・トリニティ』(漫画・大暮維人)の原作、『月夜のグルメ』(漫画・奥西チエ)の原案、トム・ジョーンズ『コールド・スナップ』の翻訳ほか、短編映画『BREAK』や長編アニメ『龍の歯医者』の脚本、短編アニメ『ハンマーヘッド』の原案、脚本、監督などをつとめている。

「2018年 『されど私の可愛い檸檬』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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