秘密屋白 (講談社ノベルス セA- 8)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (134ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061821804

作品紹介・あらすじ

21世紀開幕早々に間違い電話をかけてきた謎の男は、現代社会の神秘「秘密屋」の正体を知っていた…。1対1。極限のかけひきの末、ついに接触に成功した「秘密屋」は意外な提案をする。「今こそすべて話そう。俺の本を書け」。あの超大物政治家を標的とした戦慄すべき計画、「秘密のヤバイ話」の告白。

感想・レビュー・書評

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  • 2022年6月3日読了。都市伝説に現れる「秘密屋」を調べるうちに「秘密屋」と間違われた男は、「秘密屋」を名乗る別の男に尋問され「秘密屋」の小説を書くことに…。あらすじからしてなんとも混乱を誘う小説、「秘密屋・赤」の本と合わせて読むことで謎が解ける?という煽り文句どおりなんとも読んでいてあやしい、いかにも読者を引っ掛けてやるぞ~という山っ気満載でこれはこれで面白い。なんだか釈然としないまま終わる「白」だが、「赤」を読むことでやけに自信たっぷりな作者の思惑通りの読後感を味わえるのか…?期待したい。

  • うーん…。特に何もない。
    赤のほうが良かったな。

  • 白い秘密は赤くない。

  • 赤のほうがまだ面白かったかな…
    赤を読まないとよくわからないと思う

  • 2001年8月12日読了。

  • 初めて読んだ清涼院作品。これって、ヘタな小説家が書いたって設定だから全編文章がヘタなのかな。
    ヘタさがリアルで読むのがつらかった。表現は稚拙だし、大して追加情報のない同じ説明が何度も出てくるし…。ヘタさが面白さとして機能してるわけでもないし…。大げさじゃなく、七割くらいは意味のない文のように思う。

    物語は最後だけ見るとうまくまとまっている。きれいな物語だと思う。でも、頭から七割くらいまでは何も面白いことが起こらない。
    心理戦はあるのだけど、理屈はその場の気分でほとんど解決してしまう。しかもその気分ですら裏付けがない。なんというか、左手と右手でじゃんけんをするようなしょぼい出来レースの感じがずっと続く。文章に魅力があるわけでもなく…。
    いくらまとまりがよくてもこれじゃなあ…というのが私の感想。

    赤の魅力を半減させるような設定もいくらかあるので、赤が気に入った人にもお勧めできないかも。
    読むならパラレルワールドとして読むことを推奨。

  • 赤の方が好き。

  • もう全然わかりません。

    どうも…関西弁の文章は苦手です。

  • 秘密屋・赤と対になっている本。小説として楽しむなら断然コチラがお勧めです。そしてきっちり騙されました。時系列的には赤→白ですが、どちらも読みきりなので、お好きなほうからどうぞ。

  • てっきり関西弁のにーちゃんだと思ってた^^;

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著者プロフィール

一九九六年、『コズミック』で第二回メフィスト賞を受賞し作家デビュー。以後、小説だけでなく、ビジネス書、ノンフィクション、英語学習指南書など著作多数。小説執筆の息抜きとして始めた英語学習にハマり、独自のメソッドでTOEIC(現TOEIC L&R)テスト満点を五回達成。二〇〇九年から二〇一七年まで主宰していた「社会人英語部」では、のべ六五人の部員をTOEICスコア平均九〇〇点台にまで導く。日本人作家の小説を英訳して世界中の電子書店で販売しており、著者、英訳者、編集者として手がけた英語作品は一〇〇を超える。作家としての近著に『感涙ストーリーで一気に覚える英単語3000』(明日香出版社)、『きみと行く 満天の星の彼方へ』(リチェンジ)などがある。

「2020年 『三日坊主でも英語は伸びる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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