- Amazon.co.jp ・本 (163ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061821903
感想・レビュー・書評
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浦賀さんらしい作品。
とても静かに淡々と進んでいくような。
さくっと読めるお話でした。 -
彼女と迎えた初めての朝。幸せの絶頂にいた二人は文字通りどん底に突き落とされた。
意識を取り戻した主人公は、彼女が昏睡状態に陥っていると知った。それから五年が経ち
事件の日その家にいた三人が彼女の兄に呼び出された。誰のせいなのか答を出せと言うが…。
地下シェルターに閉じ込められた三人。あれは事故ではなかったのか?彼女の兄の目論見は?
その裏でもう一つの事件が動き出す。ラストに向けての展開など、意外性のあるミステリー。
かなりディープなグロい面もありましたが、しつこさがないので案外さくっと読めました。 -
交互に展開される二つの場面。どこかで繋がるのだろうと思いながら読んでたのに、最後はそこで繋がったかぁという感じでした。気付かなかったのは年齢設定がはっきりしてなかったせいかな。それと、背景説明がない所があったのが読みづらかったです。「あ、歌ってたの」「あ、ファミレスにいたの」後から付け足すように書かれてる所で初めて気付かされます。言語トリック的な要素も。面白くはありますが、面白味がない。言葉で曖昧に騙されるのは好きじゃないです。
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最後のオチに気付くためのヒントはたくさんあって、実際自分も「?」が浮かんでいたのに読み進めるのに夢中になって最終的に「やられたー」ってなってしまった。もうちょっとあそこで立ち止まってちゃんと考えていればミスリードにも嵌らず、謎を解くことができていた気がする…。物語りが最終的に一つに綺麗にまとまって、なんて構成力のある作家さんだろうと思った。
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浦賀、北澤、吉野は高校の同級.浦賀は亜矢子といい仲になっているが、他の二人に気づかれないようにしていたが、亜矢子の家の地下室に降りる所で転落.亜矢子は寝たきりになる.福山冴子は恋人の博に振られ、ネットでそのうさを晴らしているが、鶸千路沙羅子とメル友になり、お互いの元カレを殺す話を進める.話は急速に展開するが、最後の段階で亜矢子の兄の新堂太一に3人がシェルターに監禁され、亜矢子の転落事故の真相が判明する.最後はややドタバタな感じだ.
著者プロフィール
浦賀和宏の作品





