月長石の魔犬 (講談社ノベルス アAA- 1)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 164
感想 : 30
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  • Amazon.co.jp ・本 (231ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061821927

感想・レビュー・書評

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  • 首無し死体に犬の頭を縫い付ける猟奇殺人鬼。連続殺人犯だけを狙い、左手を切り落としていく殺人鬼。
    読みにくい名前。視点転換による水増し感のあるプロット。メフィスト賞のクセの強い部分だけが凝縮されたようなミステリ。確かにこのへんは読んでなかったんだよなぁ。そんなに好みではありませんでした。

  • 第20回メフィスト賞受賞作。連続犬首屍体事件と同時進行で起こる<見えざる左手切断魔>による猟奇殺人犯殺害事件を並列して追う一風変わったミステリ。抜群のインパクトを誇る事件にお約束な要素を逐一散りばめていながら素直な作品に収まらないのが良くも悪くもメフィスト賞らしい作風です。謎の魅力に対して衝撃度もさほどなく、見ようによってはどっちらけな真相ですが、いかにも新本格なミステリを現代犯罪ナイズするという発想は実にゼロ年代的な視点といえるかもしれません。読後感は青春小説のようでもあり、純粋にシリーズとしての続きが読みたくなる作品でした。

  • キャラはいい。
    オチもいい。

    ストーリーの流れがなぁ。起承転承で終わった印象。

  • ラノベっぽい感じでしょうか?軽くてテンポも良くて読みやすい。
    タイトルから鉱石の薀蓄が少しは出てくるかと期待したけど残念。
    主人公は石細工店の風桜青紫かと思ったがキャラが薄くて、
    他の主要キャラが濃過ぎな上に名前も懲り過ぎ(^◇^;)。
    漢字にやたらとルビがふってあるのも気に入らない。
    でも、あの終わり方は・・・続きがあるとみた。
    だから続きが出たら読む。気になるから(^◇^;)

  • 【紹介】右眼に藍玉のような淡い水色、左眼に紫水晶のような濃い紫色の瞳をもつ石細工屋店主・風桜青紫と、彼を慕う女子大生・鴇冬静流。先生に殺されたいと願う17歳の霧嶋悠璃。境界線を彷徨う人々と、頭部を切断され犬の首を縫い付けられた屍体。異常と正常。欲望と退屈。絶望と救い。根源を射つメフィスト賞受賞作。―――――【感想】なんというんでしょか。森博嗣先生と京極夏彦先生を足して2で割ったカンジです。森先生の個性的なキャラと言動、そして京極先生のどこか狂った世界観があります。(キャラの名前とか京極先生っぽいですね)ただ、なんというんでしょうか、キャラが多すぎて、無理矢理みんなを事件に繋げているようなカンジがしますね。

  • 右眼に藍玉のような淡い水色、左眼に紫水晶のような濃い紫色の瞳をもつ石細工屋店主・風桜青紫と、彼を慕う女子大生・鴇冬静流。先生に殺されたいと願う17歳の霧嶋悠璃。境界線を彷徨う人々と、頭部を切断された犬の首を縫い付けられた屍体。異常と正常。欲望と退屈。絶望と救い。根源を射つメフィスト賞受賞作!!

  • 右眼に藍玉のような淡い水色、左眼に紫水晶のような濃い紫色の瞳をもつ石細工屋店主・風桜青紫と、彼を慕う女子大生・鴇冬静流。先生に殺されたいと願う17歳の霧嶋悠璃。境界線を彷徨う人々と、頭部を切断された犬の首を縫い付けられた屍体。異常と正常。欲望と退屈。絶望と救い。根源を射つメフィスト賞受賞作!!

  • 少々ライトノベルの雰囲気が漂う小説。独特のストーリー運びが面白いな。あくまでも「殺人者は誰か?」を捜させるのではない作品だと思っている。

  • どうやらあんまり世間からの評判はよくないみたいなんですけど、私は結構楽しめました。
    犯人が分かる部分があっけなく思えてしまったのが残念でした。
    シリーズものとして続いていく気配がありますね。

  • この作品だけにいえたことじゃないけど登場人物の名前が読みづらいのが増えているなあ・・普通につけて欲しいですわ。どこかのマンガの登場人物そっくりの名前はご愛敬?(2002.3.12)

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