フリッカー式 鏡公彦にうってつけの殺人 (講談社ノベルス)

著者 :
  • 講談社
3.22
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本棚登録 : 925
感想 : 137
  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061821965

作品紹介・あらすじ

妹が死んだ。自殺だった、と僕のイカれた家族は云うが。そして現れた男。手にはビデオ。内容は妹のレイプ中継。渡されたのはレイプ魔どもの愛娘達の克明すぎる行動表。こうされちゃあ、する事は一つ。これが自然な思考だね。そして僕は、少女達の捕獲を開始した。その果てに…、こんな馬鹿げた世界が用意されているなんて知りもせず。

感想・レビュー・書評

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  • 登場人物の伏線などからの行動理由は分かりやすいがどこか歯車が合わないような狂い方をしているので独特な展開となっていて面白かった。

  • 登場人物も精神破綻者ばかりだが、話の筋もぶっ飛んでいたので、普通の話や推理が好きな年配の方には厳しいのかも?私はうまく「終わり」ってなってないような気がするのが嫌だけど、それなりに楽しんで読みました。これを書いたのが19歳の時っていうのが一番ビックリした。
    レイプ、殺人、監禁、暴力てんこもりなので、中学生にも少し早いかな。

  • 超展開にただただ打ち震えます

  • 「何者かになりたいと焦る若い人にススメたいです。」

  • 2004/12/04:講談社ノベルス
    2021/12/20:星海社FICTIONS(復刊)

  • 合理性、論理的に辻褄が合っていないとキツイ人にはお勧めできない作品かなと思う。が、ワシには面白かった。
    自己を自己と認識する範囲について思索させるような内容。ある種哲学的な方向というか、その雰囲気がある。

  • 【199】

  • 妹が死んだ。自殺だった、と僕のイカれた家族は云うが。そして現れた男。手にはビデオ。内容は妹のレイプ中継。渡されたのはレイプ魔どもの愛娘達の克明すぎる行動表。こうされちゃあ、する事は一つ。これが自然な思考だね。そして僕は、少女達の捕獲を開始した。その果てに…、こんな馬鹿げた世界が用意されているなんて知りもせず。

    面白いんですが、誰もが狂ってる。
    突き刺しジャックの動機が秀逸。
    エピローグは続きが気になる。

  • 01/15/2015 読了。

    図書館から。

  • 天才のデビュー作

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著者プロフィール

小説家。1980年生まれ。2001年に『フリッカー式 鏡公彦にうってつけの殺人』(講談社ノベルス)で第21回メフィスト賞を受賞しデビューする。2007年『1000の小説とバックベアード』(新潮社)で三島由紀夫賞を受賞。近年では純文学をメインフィールドとして活躍している。『星の海にむけての夜想曲』、『ダンガンロンパ十神』シリーズ、『転生!太宰治』シリーズ(星海社)、『デンデラ』、『ベッドサイド・マーダーケース』(新潮社)など著作多数。

「2022年 『少年探偵には向かない事件』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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