ホラー作家の棲む家 (講談社ノベルス)

  • 講談社 (2001年8月9日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (304ページ) / ISBN・EAN: 9784061822009

みんなの感想まとめ

主人公が曰く付きの洋館に住み始めることで、現実と作中作が交錯し、次第に制御不能な状況に引き込まれていく物語です。緩急のある展開が特徴で、日常とホラーの間を行き来しながら、不穏な雰囲気が漂います。特にラ...

感想・レビュー・書評

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  • 主人公が曰く付きの洋館に住みだしてから、覚えの無い応募原稿、異様な連載小説など制御不能な展開へと…
    三津田信三先生デビュー作!
    展開はゆっくり過ぎて不安すら覚える(汗)
    文庫版は後日談など加筆されているのでそっちを読んだほうがいいかも、この感想はノベルス版です。
    ホラー?ミステリ?自分の目で確認をしてみて下さい…

  • 私にとって初めて読む、三津田信三作品。ご本人が主人公のホラー作品。
    作中作と現実とが入り混じり、ハラハラさせられたり、日常に戻ったり…と緩急のある作品でした。ラストは現実と作中作の境が曖昧になり、不穏感に満ちた世界に一気に引き込まれました。

    読み終えても何でこんなに家に取り憑かれているのか、何でこの家なのか、分かったような分からないような…モヤモヤした感覚が残っています。割り切れないからこそ、ホラーなのかな。

  • 「三津田信三」が主人公の作家シリーズ第一弾。
    実在の人物(というかこの本の作者)をモチーフにしているため、どこまでが嘘でどこまでが事実かが混じり合い、リアリティを生み出していく。

  • 構成が上手いなと感じる。途中の乱歩作品の解説なども、その後に続く展開を前もって、わかりやすくするために仕込んだように思った。
    あとがきも、不穏な最後で終わり、現実と幻想の境目が不安定になるところも印象深かった。

  • 奇妙な家に引っ越した編集者が、ひょんなことから同人誌にホラー小説を連載することに。
    小説の内容と現実がリンクしていくのはお約束ながらもやはりゾクゾクしますね。
    ラストの展開は少し混乱しましたが、後書きできちんと解説してくれていて助かりました。

  • 終盤まで何か起こりそうで起こらず、主人公(作者)の仕事ぶりや怪しさ満載の女性とのキャッキャウフフ、ミステリやホラーへの愛語りが続く。作中作もあるのだけどこちらも不穏な雰囲気止まり。
    これをくどい、と感じてしまうかどうかが「好み」になるんだろう。あと私は乱歩もホラーもミステリにも造詣が深くないので楽しさ半減なのもあると思う。

    のめり込めていないので小さな所にツッコミたくなるし、ラストの急展開(?)も取ってつけたように感じる。あとはやっぱり、家の間取りが頭で組み立てられていないので、追い詰められていく様がイメージしにくかったな。

  • 面白かったー!
    後半、ちょっとややこしいけど楽しめた〜

    三津田さんの本は色々読んでてこの本、読んだと思ってたらまだ読んでなくて急いで読んだ。

    相変わらずほんまにあったような感じの書き方。
    フィクションですよね??

  • 同タイトルで作家三部作とあるので、もしかしたら、これだけでは補完できてない部分もあるかもしれません。

    色々と時系列をばらしすぎぃwコンテストに応募された「百という物語?」(タイトルど忘れ)のほうに興味をもってかれました。津口十六人に、読者の意識をもっていかしたいのかもしれないけど、祖父江さんもあまり言いたがらなかったし、むしろ読んだ祖父江さんの方になにか怪異が起きたんじゃないかと。

    制作していた著作ワールドミステリーツアーの進行具合をあれだけ細かく書く必要はあったのだろうか?

    登場から違和感ありまくりの涼子さんに対して、めっちゃ好意を抱いてる先生。ホラー作家うんちくがすごいけど、あれだけのページ数は必要だったんだろうか。ホラー作家の「棲む」家というタイトルや、あのエンディングにするなら、うんちく語ってるときの三津田先生はにちゃりと笑ってほしい。

  • 2017.05.14

    イギリスから移築されてきた重厚な様式の洋館。その羊羹に魅了され、移住した主人公の書く小説と、現実の世界がリンクしてきて…
    デビュー作ということで、途中よく分からなくなるところもありましたが、なんとか読み終えました。

  • 建築の話が多く出てくるのだが文字だけの説明だとわかりづらいところが多かった。
    間取りも把握しづらいので推理小説みたいに簡単な見取り図があると良かったかなぁ。

    ストーリーはそこそこ楽しめたが劇中小説の言人サイドのほうが怖くてそっちのラストがないのが少し物足りなかった

  • 2016年読み始め。ものすごく怖くて新年早々眠れなくなりました。だけど面白くてページをめくる手が止まらず、一気読み。
    いわくつきの館!恐ろしく魅力的。絶対自分は住めないけど。得体の知れない不気味さにぞくぞく来る。津口がにちゃり、と笑うシーンが怖すぎる。(なぜか脳内で芥川賞作家の羽田さんのビジュアルで再生されていた…すみません)最後の方でどんどん現実と虚構の境目が分からなくなってくるところも恐ろしい。
    作中色々な本の名前が出てきて、また読みたいリストが潤ってしまった。途中の乱歩談義も面白かった。
    どうやらシリーズものらしいので、続きも読みたいと思います。
    2016年幸先よく好みのホラーが読めてうれしい。今年も色々開拓していきたい。

  • 2015年10月20日読了。
    後味の悪さは、ホラー作品においては良作のしるしであろう。作り込み方が凄い。

  • 刀城言耶シリーズをあらかた読み終えてさかのぼってきました。
    作者さんが元編集者というのはうっすら把握してたけど日本怪奇幻想紀行を作った方だったのかー!

  • 怖かった!!
    最後はもう
    どーなるの
    これどーなるの!!!!
    とドキドキしますた。。

    にちゃり・・・の
    表現がきもくて
    秀逸。

  • 東京に住んでたころ、この本を読んでから国分寺に行くと、こういう家がないか探しちゃったよ。あったら怖い。。。

    映像では表現できない怖さ。文章の威力というのを感じる。

    にちゃり。

  • 現実と虚構(作中作)が交互に描かれていたはずなのに・・・いつの間にか、どこまでが現実でどこからが虚構なのかが分からなくなってしまう様な不思議な作品。怖いけど面白い。特に終盤の錯綜ぶりには圧倒されました。

  • 後半からジワジワ来る。結局どういう真実なのか、きちんと解明されないのも逆にいいのかも。

  • 何とかの如きなんとかなもののシリーズの三津田信三デビュー小説。
    小説内小説が現実にリンクしてきつつも段々と浸食してきて・・・というのは竹本健治のウロボロスの偽書とかを思い出しました。でもあっちはもっとカオスな感じでこっちはもっと・・・こうホラーテイストが強いような印象。でもこういう作りの小説は結構好きです。どっちが現実だか頭を揺さぶられているような不安定感がたまりません。

    デビュー小説ということでちょっと読みづらいところもあるものの、作者自身のホラーやミステリに対する思い入れみたいなものを作中でも語られていて、いろんな意味で勢いがあるなあ・・・と感じました。

  • ホラーというかミステリーというか夢の中のような現実のような…読んでいるうちにフワフワとしてくる作品でした。ゾッとするホラーの要素と地に足が着かない、どこからどこまでが現実なのか踊らされる感覚が妙に心地が良いです。

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著者プロフィール

三津田信三
奈良県出身。編集者をへて、二〇〇一年『ホラー作家の棲む家』でデビュー。ホラーとミステリを融合させた独特の作風で人気を得る。『水魑の如き沈むもの』で第十回本格ミステリ大賞を受賞。主な作品に『厭魅の如き憑くもの』にはじまる「刀城言耶」シリーズ、『十三の呪』にはじまる「死相学探偵」シリーズ、映画化された『のぞきめ』、戦後まもない北九州の炭鉱を舞台にした『黒面の狐』、これまでにない幽霊屋敷怪談を描く『どこの家にも怖いものはいる』『わざと忌み家を建てて棲む』がある。

「2023年 『そこに無い家に呼ばれる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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