暗闇の中で子供 (講談社ノベルス)

著者 : 舞城王太郎

• 講談社 (2001年9月6日発売)

感想・レビュー・書評

[テトラさんの感想 · 2006年6月28日]

奈津川家血族物語の第２弾！ドキドキしながら読み始めてすらすらとすぐに読みきってしまいました。でも終わり方がふわっとした感じで「あれっ？」と思ってしまった。結局なによ！的な。しっかりとした結末を望みすぎたのかなぁ。

[夏野さんの感想 · 2006年6月27日]

「煙〜」の兄・三郎が今回の主人公。主人公が優柔不断なためテンポは前作よりも少し遅い感じですが、内容は前作よりも更にグロイ。苦手な人は本当に無理であろう・・・そんくらい人間のグロさが描かれています。

[藤原さんの感想 · 2006年6月25日]

奈津川シリーズ第二段
破天荒すぎる結末は賛否両論。
続編さえ出てくれれば許せる結末だと思うのだけど、いかんせん続編が出ないのでモヤモヤはつのりぎみ。
世界中が待ってると思う、続編

[アッタカゴハンさんの感想 · 2006年6月23日]

「煙か土か・・・」の続編。前作ほどのイキオイは見られないが、奈津川家シリーズはやっぱり面白いな、と。

[ホシノさんの感想 · 2006年6月21日]

奈津川三郎。結構凶暴。相当変態。
奈津川きっての価値無し男。
でもなんか愛されてる。
だからこそ奈津川家を一番なんとかしたいとおもってるようにみえる。


舞城の作品には他ほど死の重みがない。あっさりしんじゃう。その死に対する周りの反応は猛々しい。そこにやや（ややでもないが）好感。
ミステリーだけど笑える。辛酸なめてるのになんだか救いようがあるのは不思議な部分。（今回のはややそうでもないけれども。）
きっとそれは四郎（←行動派）のおかげなんだろう。

[xxhanyaxxさんの感想 · 2006年6月15日]

マイジョウで笑うと罪悪感を感じるのはなぜでしょう。でも、ついニヤリとしてしまう。そうかと思うとぐっと心臓を掴まれ、思いっき振り回されてしまいます。すごい勢い。

[hxdbr251さんの感想 · 2006年6月13日]

煙か土か食い物が良かっただけに・・・・いまいち

[Revinさんの感想 · 2006年5月31日]

　最後、マジに意味不明だった（笑）。これは続編が出るんだろうなぁ。

[swbさんの感想 · 2006年5月5日]

初めて舞城の作品に触れた本。
その凄まじい描写に最初は引いていたけど、ミステリーの謎解きにはまってしまうと一気に引き込まれてしまう。できれば｢土か〜｣を読んでから読みたい一冊。

[野良○●さんの感想 · 2006年4月29日]

奈津川家第二弾。前作に続いてこちらも一気に。続きが気になるところ。

著者プロフィール

1973年福井県生まれ。2001年『煙か土か食い物』でメフィスト賞を受賞しデビュー。2003年『阿修羅ガール』で第16回三島由紀夫賞を受賞。『熊の場所』『九十九十九』『好き好き大好き超愛してる。』『ディスコ探偵水曜日』『短篇五芒星』『キミトピア』『淵の王』など著書多数。2012年『ジョジョの奇妙な冒険』（荒木飛呂彦著）の25周年に際して『JORGE JOESTAR』を刊行。近年は小説に留まらず、『バイオーグ・トリニティ』（漫画・大暮維人）の原作、トム・ジョーンズ『コールド・スナップ』の翻訳、短編映画『BREAK』や短編アニメ『龍の歯医者』『ハンマーヘッド』の原案、脚本、監督などを手掛けている。

「2015年 『深夜百太郎 入口』 で使われていた紹介文から引用しています。」