暗闇の中で子供 (講談社ノベルス)

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  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (480ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061822061

感想・レビュー・書評

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  • 奈津川兄弟物語の一作目「煙か土か食い物」に続く二作目。
    一作目で舞城に惚れた読者がこれを読むと、少なからず落胆するのでは。
    奈津川三郎が主人公、という点で星5つだけど、ストーリーとしてはう〜ん・・・というところ。
    ユリヲの設定や、マネキンを埋めるあたりはワクワクして読めるのだけど、終わりは無茶がありすぎた感。

  • 最後は本当にぞっとしました…。読み応えあります。好きです。

  • 再読。というかもう何度でも読む本。

  • おんなじ恋愛観を持ってる人がいてびっくりした。

  • 奈津川サーガ第二弾。<br>
    <b>うーわー。</b>グロテスクな描写に思わず脳髄が出そうになったよ!ラストには賛否両論があるとのことだが、私は肯定する。結局どんな嘘も嘘だとわかるまでは真実なのだ。幸不幸は第三者が述べるべきではなく、これヤバイよマズいよイっちゃってるよ、って状況でも本人が幸せならやっぱりそこには幸福な情景が広がっているんだと思う。にしても強烈なアンチテーゼ。四郎がクレバーで多少救われたが、29歳でえくえく号泣しラストであんなことになっても笑ってる三郎に共感できちゃう私でごめんなさい。

  • 僕は好きだった。けど、嫌いな人が大半だとは思う。論理の一貫性や筋道の重要さを尊ぶ方にしたら、怒りすら覚えるかもしれない。ただ『ある一定の真実というのは、虚構の中でしか語ることができない』という二郎の言葉は確かだと思った。

  • 2007.1.28読了。奈津川ファミリー第2弾。事件後を3男三郎の視点から。家族がぐちゃぐちゃになる過程で、母の役割ってぞっとする。母が自覚無しに子どもを突き落としてるのが恐くて恐くて。ミステリーとしては簡潔してないことがたくさんあるが、そんな事は放っといても、いい小説はいい小説なのだ。

  • ミステリかと思っていたらとんでもない所へ連れて行かれた…

  • 奈津川サーガ2

  • 【奈津川シリーズ第二弾】  主人公は三郎。前作よりさらに残酷。もってけドロボーなんて表しちゃうところたまりません。

著者プロフィール

1973年福井県生まれ。2001年『煙か土か食い物』でメフィスト賞を受賞しデビュー。2003年『阿修羅ガール』で第16回三島由紀夫賞を受賞。『熊の場所』『九十九十九』『好き好き大好き超愛してる。』『ディスコ探偵水曜日』『短篇五芒星』『キミトピア』『淵の王』など著書多数。2012年『ジョジョの奇妙な冒険』(荒木飛呂彦著)の25周年に際して『JORGE JOESTAR』を刊行。近年は小説に留まらず、『バイオーグ・トリニティ』(漫画・大暮維人)の原作、トム・ジョーンズ『コールド・スナップ』の翻訳、短編映画『BREAK』や短編アニメ『龍の歯医者』『ハンマーヘッド』の原案、脚本、監督などを手掛けている。

「2015年 『深夜百太郎 入口』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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