長く短い呪文 (講談社ノベルス イN- 3)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 16
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  • Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061822146

感想・レビュー・書評

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  • ミステリ。ミリア&ユリシリーズ3作目。
    このシリーズを読むのは4作目だけど、飽きたかも。
    たいした事件も起きずに緩い会話が続く印象。

  • 20160918 再読

    "「まだ妹たちは無事みたいね」
    「俺たちが行って幕が上がるってことさ」石崎が小声で返す。
    「舞台も幕もシナリオも、なんもないってこともあるかもね」ユリが笑う。
    「その時は、せめて御茶漬けくらい食べて帰りましょ」ミリアが明るく言った。"[p.88]

    3巻目。

  • 初読:2005/04/20
    再読:2014/04/04

    さてミリユリ第三弾。
    前半の歴史ボケにはちょっと鼻白みながらも、なんだかんだやっぱこの掛け合いがたまらん訳です。
    話はやっぱりまったり、という訳でもないのだけど血腥い展開はなし。
    タイトルは『呪文』になってるけどどちらかといえば『呪い』の方が正しいかな。それにしても呪いの内容、すっかり忘れていた。面白いな。トークの面白さが注目されがちですが、普段意識しないことをこういう風にネタに持って来るのは作家ならでは、という感じ。この路線でやっぱりまたやってほしいんだけれどなー…。
    そして遂にXXXネタの萌芽が!

  • 大学生の頃、超ツボにハマって読んでたので。懐かしくて図書館で借りる(笑)ミステリ的にはアレなんですけどねf^_^;

  • ミリアとユリの暴言がついに禁断の領域へ。自分でも自覚していたのか、書き分けができていないとキャラクターの口から言わせちゃう石崎さん(作者)どんだけなんですか。ミリユリ以外のキャラクターはきちんと区別できるのになぁ……。今回は孤島で育った少女に掛けられた呪いのお話で、こちらの常識観を全力で揺さぶりつつ、それでも決してありえないことではないと感じさせるアクロバティックな推論が大変魅力的。それだけに、終盤のひっくり返しはむしろ蛇足だったような気もします。とはいえ衝撃を受けたことに変わりはないので☆×4つ。

  • ラストの怒濤の疾走感は良かったが、そこに至るまでがテンポ遅すぎ&盛り上がりに欠けててちょいとゲンナリ。
    ユリ・ミリア&石崎のかけ合い漫才も、今回は滑りまくり・空回りの印象が強くて(特に最初の日本史談義とか、ページ数使った割にはかなり無駄な気が…)。
    ラストの展開自体は好きだったので、あそこをもうちょっと膨らませて前半のうだうだした部分がもう少しすっきりすれば、もっと良い印象になった気がする。残念。

  • ギャグのノリについていけず、数ページで挫折。

  • ミリア&ユリシリーズ 第3弾
    自分には呪いがかかっているという後輩を追って、一族しか住んでいない孤島へ・・・

    今回も1冊目のような嫌な予感を中盤で感じたけど、裏切られたー!
    イイ意味で。お約束でもなければ寂しいもんですよ。

    相変わらずハイテンションな女子高生のボケとサラリーマン石崎のギャグが満載ですらっと読める展開も2時間サスペンスを読んでいるみたいです。

  • やっぱり強引なんですけどね、いろいろと。
    でも面白い。
    ページ数が残り少なくなってやっと謎が明らかになり、
    そこから一気に謎解きと真相解明に至るといういつものパターンですが、このスピード感がいい感じ。
    もちろんそこまでの、お馴染みのバカバカしいやり取りも安心して楽しめる。
    この3人は本当に優しいね。
    そしてときどき、ポロッといいことを言うんです。
    きっとそういうところに惹かれてるんだろうな。

    ミステリーとしてはどうでも、この3人に会いたくて読んでるんだ。
    もうすぐこのシリーズを読みつくしてしまうと思うと、なんか惜しい。

  • 久しぶりのハイテンションミステリーです(笑)
    今回は殺人も起きず、平穏(?)に終わる事ができました。

    後輩の友人が「家にかかっている」と言った呪いは存在するのか。
    一体何を指して『呪い』と表するのか。
    後輩の変わりにやってきたそこで起こった事件は…。

    事件自体は残り4分の1という所で始まります。
    そこまでは材料集め、でしょうか?
    しかもやっと事件が起こったと思ったら…。
    そのためだけにこれほどのものをするというのは
    確かにどうかと思います。
    むしろここまで来てそこ?! という感じで。

    でも、感の鋭い方なら面白いかも?w

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著者プロフィール

埼玉県生まれ。東京理科大学理学部卒業、某化学メーカー勤務。『日曜日の沈黙』で第18回メフィスト賞を受賞。著作は他に『あなたがいない島』、『長く短い呪文』、『袋綴じ事件』、『復讐者の棺』、『≠(ノットイコール)の殺人』、『記録の中の殺人』、『皇帝の新しい服』(いずれも講談社ノベルス)、『首鳴き鬼の島』(東京創元社)がある。

「2013年 『鏡の城の美女』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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