- Amazon.co.jp ・本 (480ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061822214
感想・レビュー・書評
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多々良先生モノは……いまひとつ。
あまり好きなキャラではない。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
京極堂シリーズの番外編。シリーズを刊行順に(なるべく)再読している最中。多々良先生とその相棒的な人が、妖怪と伝説を求めて戦後の日本をふらふらするお話でした。
なかなか読み進めるのに時間がかかってしまったけれど、期間が空いても問題なく読んでいけるあたり、ライトな感じなのかなーって。なかなかでした。 -
京極堂シリーズに一応入るのだろうか。多々良先生と沼上
クンの妖異探訪記、である。彼らは京極堂や榎木津のような
特殊な人間ではない。タダの妖怪バカだ。それが起こす騒動
の顛末記なのだから自然とスラップスティックコメディに
なることになる。これはこれでなかなか楽しいモノだった
かな。まぁあくまでも長編の間のツマミでしかないとも
言えるのだが。多々良先生今度は山陰にも来てね(笑)。 -
ほんと、木乃伊のおばあさんが怖い。
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◆妖怪より嫌なもの、妖怪より怖いもの……それは妖怪研究家
(あらすじ)
河童に噛み殺された男。物忌みの村を徘徊する怪人。絶対負けない賭博師。神隠しに遭う即身仏――はたしてそれは全部妖怪の仕業なのか?断言するのは全身妖怪研究家・多々良勝五郎大先生!戦後まもなく各地で発生する怪事件に次々巻き込まれる妖怪馬鹿コンビの大冒険。「黒衣の男」も友情出演!
(コメント)
多々良先生の沼上くんのデコボココンビ大好きです。
京極夏彦の小説に出てくる人物は、”虐げる人”、”虐げられる人”に分類でいるんじゃないか。あえてどちらがどちらとは言わないけれど。
沼上くんって、何だか多々良先生の老後の世話までさせられそうだな。頑張れ、青年。 -
短編集の為、それぞれ話に必要な蘊蓄部分がかなりあるので読み進めるのが少し大変で読み切るのに予想以上に日数がかかりました。
黒づくめの例の人が出てきた時、長年読み慣れた人物の口調とは言え過去作はもう数年読んでなかったものの、すごくスラスラ頭に入ってきて読みやすかった。流石拝み屋は違うんだなと改めて知った。 -
ブックデザイン / 熊谷 博人
カバーデザイン / 辰巳 四郎
本文イラストレーション / ふくやま けいこ
初出 / 小説現代増刊『メフィスト』2000年1月号・5月号・9月号+書下ろし1編 -
多々良勝五郎という在野の自称妖怪研究家が、地方にフィールドワーク中に妖怪と思いきや、めっちゃ人間が関わった殺人事件に巻き込まれる中編が3つ収録されていました。
最後の即身仏の山形のお話には、京極堂さんも出てきました。
例によって、京極ワールドは登場人物が共通してくるわけだね。
ネタは面白いし、妖怪好きがそそられるうんちく話もいろいろ出てくるんだけど…。
どうもメインキャラクターである多々良さんのデブで生産性がなくインテリのかけらも感じられない自己中心的な性格に魅力がなく、我が家としては、あまり楽しめなかったです。
突出しているのはお腹とゴタゴタに遭遇してもしぶとく生きながらえる運くらいで、なんだかユルすぎるんだよね。
愛嬌もないし、キモさも中途半端…。
これなら容姿端麗・頭脳明晰な変人探偵が主人公のほうがいいなぁ…。
それか、最後の話に出てきた解剖マニアの里村医師が主人公とかさ。 -
この本だけは百鬼夜行シリーズの中でまだ1回しか読んでいませんでした。理由は単純で大好きな関口くんが登場しないから、それだけです。
再読して、やっぱり面白いなぁと思います。妖怪の話、京極さんが書くお話のほとんどに出てきているけど、その妖怪は初めて知るものが多かったです。そう思うと妖怪というものに大変興味が湧きました。少し勉強してみようと思います。興味があること、仕事に役立つことではないけど、興味があることを勉強するのは楽しいですね。人生最高の娯楽です。
楽しんで生きたいいきたいですね。
著者プロフィール
京極夏彦の作品





