多重人格探偵サイコ西園伸二の憂鬱 (講談社ノベルス オN- 3)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (217ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061822269

感想・レビュー・書評

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  • 読み終わった後もなんだかムカムカ気持ち悪い薄気味悪さを感じるとこのシリーズ。


    怖いものグロいものバッドエンドが好きなら
    読むのが楽しいかも

  • 「多重人格探偵サイコ第2巻 阿呆船」に加筆しノベルス化

  • 小林洋介の最後の事件より、こっちの方が救いようがなくて好きだ。伊園磨知のこととかも載ってて、楽しめました。

  • 出版社/著者からの内容紹介
    悪意しか書かれていない500万部突破のベストセラーコミック『多重人格探偵サイコ』の原作者自身による挑発するノベライゼーション。シリーズ第2作。恋人の復讐で連続殺人犯を射殺した刑事・小林洋介の内部に生まれた新たな人格――それを人は「多重人格探偵・雨宮一彦」と呼び、恐怖した……!
    そんな雨宮に興味を抱いた精神科医・伊園磨知が収監された彼の元を訪れたとき、犯罪専門の海賊FM局「ラジオ・クライム」の特別プログラム「ラジオ・ルーシーチルドレン」が発動する。スペシャル・ゲストとなった雨宮一彦に「救済」はあるのか?
    ――「眩暈(めまい)がするような速度」で語られる、「真実」の物語がここにある!
    *本書は、角川スニーカー文庫版『多重人格探偵サイコ第2巻 阿呆船』に加筆しノベルス化したものです


    内容(「BOOK」データベースより)
    恋人の復讐で連続殺人犯を射殺した刑事・小林洋介の内部に生まれた新たな人格―それを人は「多重人格探偵・雨宮一彦」と呼び、恐怖した…!そんな雨宮に興味を抱いた精神科医・伊園磨知が収監された彼の元を訪れたとき、犯罪専門の海賊FM局「ラジオ・クライム」の特別プログラム「ラジオ・ルーシーチルドレン」が発動する。スペシャル・ゲストとなった雨宮一彦に「救済」はあるのか。


    080907読了
    小説のほかにコミックや映像化された作品もあるとの事ですが、どうにも私には猟奇描写がグロ過ぎて×××
    ハマる人にはハマるんでしょうけど…


  • この人の文章につきあうのも、本当に長いです。
    昔、この人が雑誌編集長で大塚某と名乗っていたころから知っていて、マンガの批評を読んで、「摩陀羅」などのコミック、そして、小説。ほとんどを網羅できていると思います。
    まぁ、おたく的資質というやつでしょう。でも、かしこくないので、おたくにはなれないという。
    ということで、この本も、角川のスニーカー文庫を読んだあとの再読になります。

    この人の書く物語を見ていると、だれに自分を託しているかとってもよくわかります。

    たとえば、この物語ではそれは笹山さんだし、「摩陀羅」では犬彦綬蛇矢がそれにあたりますね。
    かなり斜にかまえているんだけど、他人がいとしくていとしくてしかたないんだなぁ。だから、自分だけが、そんな役回りをしてしまう。
    自分の「モラル」を通していこうとすれば、どうしても、世界とは相容れなくなっていく。
    どっちの話も、周りの人間がかなり自分勝手なだけによけいにそうなってしまいます。

    そのあたりに心情をたくせるか、ただ悲惨で非情な物語の表面だけをうけとめるか、悲惨さ非情さを大喜びするかで、この物語の受け取り方も変わってくるような気がします。

    摩陀羅天使篇を終わりまで読みたいなぁ。

  • まだコミックを読んでいないんだけど、小説だけでも充分楽しいっ!
    ああでもやっぱりコミックも気になる。絶対面白いだろう。

  • 西園伸二刑務所時代の事件。原作にはまったく出ていない事件。

  • この作品はドラマから入ったのだが、面白いです。コミック版、マンガ喫茶で今度読んでおこう。(2002.7.21)

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著者プロフィール

大塚 英志(おおつか・えいじ):大塚英志(おおつか・えいじ):1958年生まれ。まんが原作者、批評家。神戸芸術工科大学教授、東京大学大学院情報学環特任教授、国際日本文化研究センター教授を歴任。まんが原作に『アンラッキーヤングメン』(KADOKAWA)他多数、評論に『「暮し」のファシズム』(筑摩選書)、『物語消費論』『「おたく」の精神史』(星海社新書)、他多数。

「2023年 『「14歳」少女の構造』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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