迷宮学事件 (講談社ノベルス)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 60
感想 : 7
  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061822429

感想・レビュー・書評

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  • 建築家の屋敷内にある迷宮で起きた事件。
    迷宮入りしたまま間もなく7年。
    そんな事件に下宿:北龍館の家主である北城霞美が興味を持った。
    妹と下宿人2人を家主の特権で無理やり伴い事件関係者に
    話を聞くついでに推理しちゃったって話なんですが
    迷宮の薀蓄が楽しかったです。
    作品もとことん迷宮に拘っていて、こういうのも嫌いじゃないです。
    個人的には別の事を考えながら読んでしまいましたけどね(^◇^;)
    だって雪恵が建築探偵の蒼と同じ能力持ってるんだものぉ~
    「しんみりとー」には笑いました(○ ̄m ̄)

  • 北城霞美、かっこうよすぎる^^!身近にこういう人物がいたら、日常生活はさぞ楽しいだろうなと思う。さすが、メフィスト作家。。。迷路・迷宮に関する薀蓄部分もおもしろいが、疲れたときに読むと眠気を誘うかも(笑)。また、事件の謎そのものも、複雑で理解しにくいところがあるが、あまり気にせず読み流しても楽しむことができるだろう。

  • 迷路。迷宮。それは人間関係と言葉遊びに似ている。

  • 哲学的な内容だったと思います。
    迷宮という暗示的なものが中心となり、人の生と死を見つめなおすような。
    最近、色々な読んで推理小説を読んでいますが、暗号のようなものがでてくるのは結構少ないのでちょっと嬉しい思いがしました。
    めずらしかったのは主人公が、女性探偵であったこと。
    無機質な女性探偵、これいいですよ。

  • 「冗長」。この一言に尽きる。無駄な薀蓄垂れ流し小説は、個人的には嫌いではないが。この作品は迷宮の薀蓄もさることながら、無駄に登場人物の心情が垂れ流されている。確かに「死と再生」を象徴する迷宮において、そのような感情を登場人物は抱くかも知れないが。ちと暗すぎ。その上に説教じみている。暗に含まれたテーマとしてならばともかく、このような(言うだけならば誰でも思いつくような奇麗ごとをした)人生訓をあからさまに語られても、引いてしまう。

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