- Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061822436
感想・レビュー・書評
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ブックデザイン / 熊谷 博人
カバーデザイン / 斉藤 昭(Veia) -
10年ぶりくらいに再読。
他の巻はわりと再読してたけど、この巻は初めて読んだ時以来かもしれない。当時あまり面白かったと思えなかったからだろう。ちょっと敬遠してた巻だ。
だが、ちょっとした気まぐれで初読以来久しぶりに読んだらものすごく面白いじゃないですか。
初読があまりに古すぎて内容をちゃんと覚えてなかったこともあるだろうけど。なんでこの巻を敬遠してたんだろう?と不思議に思う。
若い座木が初々しいし、カウンセラー気になるし、まんまと騙されたし(ほんと覚えていなかったらしい)。
あと秋(火冬)も今よりちょっと尖っていてでも変わらずな態度で本当好きだなぁと改めて思いました。焼きそばの件はどんな気持ちだったんだと考えるとちょっとにやけてしまう。
久しぶりに読んでよかった。
歳をとると同じ本でも見方が変わる。
中身成長していないようで、成長してるんだなぁと思わされた。
このまま再読週間を続けよう。
次はカブとアルかな。 -
若い座木と火冬。リベザルがいない時代は新鮮。
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ヨーロッパに旅立つ、約25年前の秋と座木。
人間の高校に通おうと思いたった座木だが、同級生に事件が。
一方、秋には、脅迫状を送り続けられていた女子高生から相談が持ち込まれる。
薬屋探偵妖綺談シリーズ第8弾。! -
「灰色の木を金色に戻す薬を下さい」――人知外れた妖の、悪業に見舞われし迷い子が、救いを求めて囁く呪文。1994年、秋がまだ火冬と名乗っていた頃、座木は高校に入学し言波という少年と出会い、火冬は一人の女子高生から呪文を告げられる。二人の裏に潜むのは、呵責の想いと空転する涙。桜花乱れ散る第8弾。
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薬屋探偵8作目
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いい先生だなーなんて。
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94年、高校生の座木が引き受けた仕事は…
読了日:2006.02.09
分 類:長編
ページ:294P
値 段:820円
発行日:2002年4月発行
出版社:講談社ノベルス
評 定:★★★+
●作品データ●
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主人公 :座木 他
語り口 :3人称
ジャンル:オカルトミステリ
対 象 :ヤングアダルト寄り
雰囲気 :ライトノベル、ミステリ色強し
ブックデザイン:熊谷 博人
カバーイラスト:斉藤 昭 (Veia)
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---【100字紹介】-----------------------
1994年春、秋がまだ火冬と名乗っていた頃。
座木は高校に入学して言波という少年と出会い、
火冬は女子高生から奇妙な依頼を受けていた。
まだ幼く不安定な座木と、
今と変わらず本心の見えない秋。シリーズ第8弾。
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高里椎奈の「薬屋探偵」シリーズの第8作です。
シリーズ初の時間設定ですね。1994年ということで(何と明記されていますね、じゃあいつもの作品は一体、何年の出来事なんでしょう…?)、リベザルはまだ訪日していないのか、全く登場せず。それどころか、何と座木がまだ子供っぽいです。まあ、外見はあまり変わらないみたいですけど、中身が全然、子供です。びっくりですね。
タイトルからも分かるように、春のお話です。座木が「高校に行きたい」と言い出し、入学式を迎えるところからお話はスタートします。あの座木が高校生!ファンなら思わず、うわあ、っと叫んじゃいそうですね。(菜の花は、叫びはしなかったですけど、ほおぉう、くらいのため息はついた気がする。)
今回はリベザルがお休みの分、ちっちゃいのは別の新キャラ登場です。こっちも可愛い!高校生でお子様な座木よりも可愛いかも!…な、魅力的な淑女(?)登場です。そしてこのキャラが火冬(シリーズ中では秋)とともに行動します。
いつものように、2グループに分かれて両方から事件に迫っていってラストで合流、という形式。今回は火冬&新キャラ組と座木組ですね。予想はつきますが、それなりに「あ…」と思うことは出来る(かもしれない)楽しい展開が用意されています。うん、ミステリっぽい。騙されてくれる純真な読者もきっといる!と思います。自分は素直!という読者は是非、
「おーっと、そうだったのか!」
な素敵な驚きを愉しんで下さい。穿った読み方をする玄人さんは、
「ふむ、オカルトノベルだけど、心理描写が面白いね」
とそちらを鑑賞しましょう。
基本は、キャラものという感じです。
●菜の花の独断と偏見による評定●
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文章・描写 :★★★+
展開・結末 :★★★+
キャラクタ :★★★★
独 自 性 :★★★+
読 後 感 :★★★+
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菜の花の一押しキャラ…リドル
「女の人の主成分が秘密っていうのは、満更気障な嘘でもないんだね」
(火冬) -
過去編?<br />リベザル来日前のため、未登場。事件的にはそんなオチかい!ってかんじ。
著者プロフィール
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