- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061822443
感想・レビュー・書評
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良かったです。以前から気になっていた作家さんの初読み作品。金田一少年の事件簿がライバルとのことですが、ほんとに漫画を文書化した感じでサラサラーっと読めます。イラストもいかにも漫画チックなのですが、中身はなかなかどうして本格ミステリです。重いミステリも大好きだけど、スラスラ読めるこんな作品も大好きです☆続編も読むぞー!
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霧舎巧の漫画的ラブコメミステリ。
1冊目から犯人が驚くべき人物であったり、警察官が事情があるにせよ虚偽の供述をすすめたり、そもそも運命ということで、主人公2名が即効で仲を深めたりと展開がかなり強引だし、トリックも無茶がある。が、それなりにミステリしている。 -
装幀 / 熊谷 博人
カバーデザイン / Veia
カバー・口絵・イラスト / 西村 博之 -
霧舎巧は結構ファンで、たぶん文庫になった作品は全部読んでる。「ドッペルゲンガー宮」にはじまるシリーズは、もうベタベタの本格推理小説で僕のお気に入り。
でも霧舎学園シリーズはなかなか文庫化されなくて、もうしびれをきらして今回読んでみた次第。
うーん、まあ悪くはない。確かに、ライトノベル風だからそこにあわせてしょうもない謎解きを用意した、というわけではないことはわかる。
でもなんだろなあ。やっぱこういうノリの話がそもそも僕に合わないからか、いまいちカタルシスがないまま終わってしまった。
ま、ここで評価を下すのはちと早い。
もうちょっと別のシリーズも読んでみようと思う。 -
「ゼロゼロみっしつ」と読んでは駄目。「ラブラブみっしつ」と読むのです。
霧舎学園シリーズ第一弾。これ、密室本だったのね。先月、密室本が密室のまま(つまりは初版ってこと)のこいつを本屋で見かけ思わず購入。(売れてないのか、霧舎。)
学園ラブコメと帯に書いてあったが、まさしくその通り。もうそれ以外の言いようはない。
ただ、謎解きは非常に緻密で面白い。表紙がショッキングピンクだからって、イラストがアニメ系だからって、侮っちゃ駄目だってことに気が付いた。
高校生のラブラブイチャイチャに目をつぶれる人なら読んでみてもいいかもしれない。
ちなみにこれ、キャラクタが「ドッペルゲンガー宮」とリンクしていたことに、終盤になってようやく気付いた。
04.02.13 -
4
表紙が恥ずかしいシリーズだが、意外と面白い。一見おまけな巻頭の“入学案内”がストーリーにも謎解きにも絡み、とても良く出来ている。
引用文に金田一少年随一の名言を持ってきたところに、作者の意気込みが相当高いことが伺える。あとがきに書かれた狙いはクリアされていると思う。 -
サクサク読めるライトなミステリ。意外と本格的。同著者の他の作品も読んでみたいな。
霧舎巧の作品





