世界は密室でできている。 (講談社ノベルス)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 837
レビュー : 148
  • Amazon.co.jp ・本 (211ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061822467

感想・レビュー・書評

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  • ミステリではないと思いましたが、話のテンポはよく、ぶっとんだ登場人物同士の掛け合いも面白く楽しかったです。
    よく見たら、どこにもミステリなんて書いてなくて「青春エンタ」だそうで、それなら納得です。

  • 密室殺人事件が次々に起き、さらりと解決される。
    主人公と親友のジョークのやりとりは面白いけど、全体のテンポはあまり良くない。
    あとグロテスクな表現多数。
    特に「告白ビデオ」はギョッとする。

  • 簡単にどんどん人が死んでいく謎解きも本当?そんなのでいいの?と思ってるうちにどんどん突き進んでいく.舞城王太郎の真骨頂.

  • ルンババと僕が奇妙な姉妹に会って、色んな事件に巻き込まれていく。ライトな感じでサクサク進んでいく。密室の事件を解決していくが、少し現実離れしている。

  • 終わりの展開が大好き。涙が出たおぼえがある。愛の話。

  • 最初は、中坊のくだらない会話メイン? つまんないかもと思っていたけど。
    読み終わってみると結構シリアス。
    みんな、何かしら拘束されるか、無意識に自分自身を閉じ込めて、密室で生きているんだよってことなのかな。
    助けてくれる人さえいれば、世界も密室ではなくなる。

  • 何とかと煙は高いところが好きと人は言うようだし父も母もルンババも僕に向かってそう言うのでどうやら僕は煙であるようだった。

    最初の一文からセンスいいと思う。
    今まで読んだ舞城王太郎作品で一番読みやすい。
    内容的にも爽やかで、舞城作品デビューにおすすめかも。

  • どうでもいいよとばかりに解決されていく密室トリック。それでもルンババは密室に没頭していて、友紀夫は全然興味ないようで。結局、友紀夫は密室を解くのが怖かったのかもしれない。ルンババも、密室を解いているようで、それは密室を作るためだったのかもしれない。榎は姉が死んでから人が変わったようにまともになってしまった。でも、榎は最初から姉のまともな部分を一手に引き受けていたのだから、まともになったくらいで魅力を失ったりしない。椿は最終的に自分の望んでいたものが再生だったと気づいたから、光緒との別れを選択した。そんなのって悲しすぎる。不倫相手から嬲り殺されるだけでは足りず、恋人からの復習さえも耐え忍ばなければならなかったのだから。再生したのは三郎なのだろうか。それとも榎なのだろうか。家族愛は家族なしで成り立つものなんだって、そう主張せざるをえないのではないか。

  • この器用な文体!
    人をからかっているように思えるほど軽く、やや突飛で、最初から最後まで絶妙なバランスで続けられるその文体。

    ちょっとくらいなら、やれなくはないんだろうけど、ストーリーや展開として魅力を持たせながら、他のキャラクターを引き立たせながら、状況を伝えながら……と、実にコントロールされている。
    なんかこう……冷凍マグロを武器にして戦場に立っているみたいな文体だと思った。
    一発くらいやれなくはないんだろうけど、みたいな。

    初舞城王太郎でした。

  • 一つ分かった。この人の小説は途中で読むの中断しちゃダメだ、置いてかれる。

    とはいえ、既読の『九十九十九』や『煙か土か食い物』に比べれば置き去りにされた感は少なめでした。
    正統派ミステリーに喧嘩を売るかのような展開は相変わらずですが、エログロがだいぶ抑えられ、青春小説のような爽やかな読後感を味わえました。

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著者プロフィール

1973年福井県生まれ。2001年『煙か土か食い物』で第19回メフィスト賞を受賞してデビュー。2003年『阿修羅ガール』で第16回三島由紀夫賞を受賞。他の著書に『熊の場所』『好き好き大好き超愛してる。』『ディスコ探偵水曜日』『キミトピア』など。

「2014年 『コールド・スナップ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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