クビシメロマンチスト 人間失格・零崎人識 (講談社ノベルス)

著者 :
制作 : take 
  • 講談社
3.70
  • (783)
  • (523)
  • (1565)
  • (29)
  • (13)
本棚登録 : 5189
レビュー : 513
  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061822504

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  •  再読。
     以前はわくわくして読んだものだけれど、再読してみれば、真実が分かるせいか非常に冗長でまどろっこしい。んー。シリーズ全体構成を考えると、シリーズキャラクターの顔見せの部分も大きいのかな? なんだろ。
     ヒロインが可愛かった。アオイイミココってどんな罰ゲームな名前だよってきもするけどね(笑)

  • なんだって、主人公を理解して読まないといけないとかめんどくさい。

    しゃぁないって感じで読み終えました。

  • 「戯言シリーズ」第二作目。
    周りではかなり評価が高いのですが、あまり自分は好きじゃないです。

    この本の第一印象?は「『葵井巫女子(あおいいみここ)』って読みづらっ!!親なんつう神経してるんだ!」だったし。それ以外特に覚えてない・・・。
    まぁ零崎を出すための話だったのかな、と思いました。

    多分次の「クビツリハイスクール」の方が面白くて読みやすいんじゃないかと。

  • なんだか傑作評価が高いらしいのですが、個人的にはあまり好みじゃないので☆2つ。しかし巫女子ちゃんの『みたいなっ!』は秀逸です。それと、驚くべきことに智恵ちゃんと自分が誕生日一緒。

  • 戯言シリーズの二作目
    どんどん新しい人物が登場し、いきなり死んでいく
    零崎と表紙の女の子の関連がよくわからない
    別に零崎が出てくる必要性はないと思う

  • タイトルの驚きとかは、前作の方が上かな。
    ストーリーとしては分かり易い。

  • 「おたべ」「ベスパ」「X/Y」

    京都になじみがあるので地名が出てくるのはうれしいけれど、やっぱりつらい。
    二冊目。「X/Y]は釈然とせず。

  • 完璧にだまされた…!!いーちゃんと人識の会話は面白かった けど一番かと言われればそうでもないような

  • ふあーっと。読み終わりました。うーん、やっぱりミステリはサクッと短時間で読むべし、だね。というか、時間かけて読んでらんないっすね。

    前作『クビキリサイクル』から、約1ヶ月半、間が空いております。なぜなら図書館でいつまで経っても、リクエストの順番が回ってこないからですな。いや、もちろんそのつもりで居たけど、これだけ間が空いてしまうとは思わなかった。迂闊だった、あやうく忘れるところだった。前作を読んだ時は、結構おもしろいかも、と思ったしこれなら買っても良いかなって思ったんだけど、私の衝動買いは成功した試しがないので止めたの。今作を読んでみて、止めて正解だったと思ってしまったぞ。悲しいなぁ。

    この人の作品を読む際、一番意識して書かれているように思うのが、「殺人の動機」及び「トリック」。これはミステリに欠かせない条件であるにもかかわらず、いわゆる本格モノと比べると説得力がない。どうして説得力が無いと感じるのか、読みながら考えていたのだけど、多分、あまりにも感情が個人的すぎるからだろう。ネタバレで申し訳ないが、人を愛しているがために殺すという発想は、想像しにくい。それはもちろん、よく使われる類の動機ではあるのだけど、ここではどんな動機でももっとストレートなわかりやすいものでないと違和感があるように思う。ただ別にそれが本書の善し悪しを判断する材料として指摘しているのではなく、ソレがむしろ魅力になっていると言いたいだけ。

    今回登場した「通り魔殺人犯・零崎人識」は、きっと今後の作品にも頻繁に登場するであろう人物であるが、今回は事件と直接関わらない。また、前回から登場している謎の「請負人・哀川潤」の存在も、ミステリ的展開との関わりは希薄だ。ただそれなのに、メインの事件よりもこの2人の存在の方が、いーちゃんの存在を際だたせる立場として、インパクト絶大だし、それが目的だろう。彼と彼女を通していーちゃんの姿を浮き上がらせるという役割でのみ登場していても、おかしな事など何もないし。あと、今回初登場の隣人浅野みいことその友人・鈴無音々は、今後も絡んで来るであろうし、また刑事の佐々沙咲も雰囲気出てる。

    前作を読んだ時には敢えて感想を書かなかったのだけど、それは一冊目だったので遠慮していただけで、この西尾維新という人はつっこみ所満載である。文体や台詞の言い回し、しつこい意味のない繰り返し、同義語の連続。多分読んだ誰もが、「おいおい」と、ちょっといやーん、な気分にさせられることであろう。また、ここで西尾氏が描こうとしているのは、ミステリそのものではなく、ミステリというものを利用してもっとドロリとした心理描写であることを考えると、では何故ミステリにする?といった疑問さえも残ってしまうほど、ミステリとして描かれるべき理由が理解できない。要するに、私にとってこれは全くの私小説然とした要素を強く含んだ文章であり、まったく本格ミステリとは言えないからである。

    ここで使われるトリックにしても、どんでん返し狙い型のトリックであるにもかかわらず、大した驚きがない。結構瑣末で強引な展開の仕方なので、あるが、どうやらその辺に突っ込みを入れるのは野暮、ということが読者の暗黙の了解らしい。トリックの思いつきというのは、私には出来ない芸当なので、それがどんなに粗末なものでも、スゴい、とは思っているが。身も蓋もない事を描いてしまえば、よくある人間の心理を、しょぼい仕掛けと非現実的な設定の中で見せる、という読み物。

    今回の殺人事件での動機とは、「愛」と「友情」の二つ柱。人間通しの繋がり合いをほとんど持たないいーちゃんと、とても大事に扱っている4人のクラスメイトとの、その認識の違い。あんまり詳しく書くとネタバレになってしまうけど、まあ良いや。巫女子ちゃんは、いーちゃんに対する愛情から友人を殺害し、むいみちゃんは巫女子ちゃんに対する友情から友人を殺害する。そこには、どれだけ親密で重要な関係の中にも「優先順位」というものが歴然と、都合の良いように存在してしまっていた。

    ただ、今回私にとって一番印象に残っているのは、「人殺し」というものの、理解だ。いーちゃんは零崎に対してしつこく「殺人」をする理由を問いつめるのだが、そこには答えはない。ただ、それは人間の基本的欲求と同じレベルで存在している、衝動である、という零崎にとっての意味しか無い。多分、この2人の会話の時点で、いーちゃんは事の真相を薄々勘付いていたであろうし、今度の展開も読めていたいーちゃん。全部の事件が起こり終えるまで、どうなるか解っていたくせに、それに対して対策を行わなかったのには、その「殺人の動機」というものが絡んできていると思う。そして、何故か巫女子ちゃんの起こした罪は絶対許さないくせに、零崎の罪は許してしまえるいーちゃん。2人の殺人犯の持つ、殺害の動機は確かに全く異なることであるが、いーちゃんにとって、殺人とは動機が全てなのだろうか。

    自分のために、友人を殺害する巫女子ちゃん。自分が生きてく上で、人を殺害する零崎。その変の、いーちゃん自身における、中途半端な意見がまだまだ未消化だな。この辺のテーマは別個で語られるのかも。

著者プロフィール

西尾 維新(にしお いしん)
1981年生まれの小説家、漫画原作者。立命館大学政策科学部中退。
2002年に『クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い』で、第23回メフィスト賞を受賞しデビュー。
主な代表作に、『クビキリサイクル』をはじめとした戯言シリーズ、『化物語』をはじめとした物語シリーズ、『刀語』などがある。

クビシメロマンチスト 人間失格・零崎人識 (講談社ノベルス)のその他の作品

西尾維新の作品

ツイートする