- Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061822559
感想・レビュー・書評
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<軌> (今回は限りなくネタバレに近い内容で感想とします。読者諸兄,ご注意ください。)
「軌道上」という言葉が頻繁に出てくる。「火星周回軌道」とか宇「太陽公転軌道」などの様に。宇宙での軌道はなんとも見えなくてイメージするのが難しい。そこで単純スポンジ頭の僕は考えた。「軌道とは列車のレールの様なものだ」と。(実際のところ列車のレールは「軌条レール」と呼ばれる。 ”軌” という漢字がいっしょだぞ!)
軌道を外れるというのはレールから落っこちてしまう事。そして一本のレールにもある程度は幅があるので,その幅の範囲であれば自由に動き回ることが出来て,その動きの素早さを称して機動力が高いだの低いだのと云っているのだと。ここで軌道と機動が同じ読みなのは,まあ偶々なのだろう。
物語では,軌道を外てしまうともう戻れなくって宇宙の果てまで流浪するのだそうだ。でも待てよな。そもそも列車の軌道に車両が乗っかれていらるのは「重力」という加速度が下向きに働いているからだな。宇宙空間の軌条では加速度=力はどっち向きに働いているのだろう。
そして軌道内で等速度運動をしているとお互いには止まって見える,とか,軌道を外れそうになるとムーサが自動でスラスターを吹かして軌道内へ戻ってくれる,とか。そもそも太陽系全体は大銀河の中を秒速240キロもの速度(なんと光速の0.08%にも及ぶ)で移動しているはず。その中でやれ軌道だの等速度運動だのと言っても何だかなぁ,と思えて来る。結論:やはり初心?に戻って「鉄道のレールみたいなもの」と云う事にしておこう。 ”G” と時期を同じく流行した『銀河鉄道999』を視よ! しかしここでの質問は拒否はしないが答えられるかどうかは全く保証の限りではない。すまぬ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
エセガンダム。なかなかおもしろいです。簡潔してません。
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