樒/榁 (講談社ノベルス)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (128ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061822566

感想・レビュー・書評

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  • ミステリ。連作短編。2作。密室。
    少し脱力しそうな真相だが、重厚な雰囲気があり、読み心地は悪くない。
    2作目は、1作目を上手く活かしたトリックが良い。
    著者の作品は『ハサミ男』しか読んでなかったけど、他の作品も読んでみよう。

  • 意外に楽しめた。よくある推理ではあり、すぐにネタはわかってしまったが。

  • 微妙。
    ミステリ的な面はともかく、登場人物に総じて魅力を感じなく…。なんで女将さんをきっつい感じにしたんだろうなぁ。

  • どっちの話もおもしろいはおもしろいけど、1話目であれだけ勿体ぶってたのは、何かの伏線じゃなかったの?て思った。
    その辺りがだいぶ拍子抜け。

  • 最初「樒」と「榁」という二つの作品かと思いましたが、これは「樒」という章と「榁」という章でできた一つの作品でした。
    作品全体で仕掛けているので多くを語ることはできませんが、もう少し崇徳院の生涯と絡めた話だとよかったのになあ。
    香川県と天狗というだけで、崇徳院はこじつけじゃんか。

    大きく広げた風呂敷の中に、ちんまりと事件の謎って感じ。
    でも面白かった。
    本格ミステリと言うよりはパズル小説よりかな。

  • 「鏡の中は日曜日」の後日譚的物語。トリックも驚きも薄い。小説と現実がリンクしてるところがあるが、前作知っているから読めるものの初見ではイマイチな作品。

  • シリーズをちゃんと読んでからの再読を決意。

  • 石動シリーズ4作目。
    ノベルスにしてはとっても薄っぺらい。というのも講談社ノベルズ20周年の密室をテーマにした企画本だったそうで、袋とじ状態で売られていたと知って納得。図書館で借りたものなのですが、確かに最初と最後のページに袋とじを切った跡がありました。
    16年前に名探偵水城が解決した事件と16年後に石動が解決した事件の2編。両方とも密室事件なのですが、オチが結構しょうもないというか落語的というか。前作の「鏡の中は日曜日」のおまけ的な作品として十分楽しめました。16年後と現在がリンクしてるところが面白い。

  • 初読
    美濃牛から連続で読むことをオススメ。物語は前作のエンディングからスタート。天狗伝説が残る温泉宿で起こる事件、そしてそれをモチーフにした新たな事件。密室で何が!?
    前半と後半で、二度楽しめる作品。

  • 殊能作品は感覚的な相性が良くないらしい(ハサミ男以外)、ということにようやく納得できたような気がする。

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著者プロフィール

1964年、福井県生まれ。名古屋大学理学部中退。1999年、『ハサミ男』で第13回メフィスト賞を受賞しデビュー。著書に『美濃牛』『黒い仏』『鏡の中は日曜日』『キマイラの新しい城』(いずれも講談社文庫)がある。 2013年2月、逝去。

「2022年 『殊能将之 未発表短篇集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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