- Amazon.co.jp ・本 (551ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061822610
感想・レビュー・書評
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始まりは奇妙な古書店で手に入れた迷宮草子という名の1冊のミステリ同人誌。
この同人誌は読んだ者は全ての謎を解かなければ行方不明、消えてしまうという曰くつきの同人誌なのです。
なかなかホラー色が強いです。
作中作である迷宮草子には7つの作品が入っていて、読むとその作品に関わる怪異が襲ってくるのです。
この怖さは相当なものがありました。
謎解きもしっかりしているので、本格ミステリでもあり、ホラーでもあるという贅沢な仕上りになっています。 -
朱雀の化物に追われるところから急速に飽きてラストまで流し読みしてしまった。不要に長い気がしちゃう、逃げるシーンとか。
それにしても妹の名前、アスカ・アスカちゃんってことかい… -
とても読むのに時間がかかった。
ホラーと言うより、推理小説に近い。
その推理が解けなければ、主人公と友人は
怪異に襲われてしまうかも知れないと言う
切り口。迷宮草子と言う同人誌を舞台に繰り広げ
られる推理とそれに纏わる怪奇現象。
迷宮草子その物の謎は面白かったが
最後の結末は良く分からなかった。
こちらのネタバレの感想を読んでようやく
分かった! -
奇妙な古書店で手に入れた曰くつきのミステリ同人誌には怪異が宿っていた。見世物小屋から消えた赤ん坊/残酷で屈折した高校生らが鏖殺された事件の恐るべき記録ノート/無惨に切断された首が招く無人島の殺戮。本格に徹した幾多の謎に現実は絡めとられ、身の毛もよだつ終幕が襲う。気宇壮大なミステリ曼陀羅。(裏表紙)
贅沢なミステリ短編集にしてホラーな一冊。
ミステリとしては『朱雀の化け物』が好きなのですが、グロいのがちょっと…。
お話の先が気になってミステリ部分を飛ばし飛ばしにしてしまったのは勿体なかったなぁと後悔しきり。
表紙に仕掛けがあるとのことなので、いつか新刊に近い状態のものを見つけたいと思います。 -
2018年読み始め。
小口部分に「UNKNOWN」の印刷が。こういう遊び心のある装丁いいな。
読み始めてしまったら最後、そこに収録されている物語の謎を解くまで怪異に襲われ、最終的には皆行方不明になってしまうといういわくつきのミステリ同人誌「迷宮草紙」その謎解きに三津田信三と親友の飛鳥信一郎が挑む。
1つ1つの話が読みごたえがあって面白かった。作中作ものは個人的にとても好きなので、わくわくした。しかし、ちと強引すぎやしないかその謎解きは??というところもあったり。フォントが変わってる部分に何か意味があるのかな?とか色々疑ったんだけど、最後結局何だったの…?とぼんやり終わってしまって、少し残念。
三津田信三作品は珍妙な名前が出てくるととりあえずアナグラムを疑うようになった。(疑ったところで結局分からないんだけど) -
読了日2011/01
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作中作の謎を解明しないと怪異に襲われてしまう、という設定が怖いけど面白い。
タイムリミットが迫る中で展開される推理は、とてもスリリングでハラハラさせられます。
混沌に満ちた結末は評価が分かれそうですが、ホラーとミステリを融合させた作品として良く出来ていると思います。 -
萌えた。やっぱり青年が複数出てくる作品はたまりません。三津田作品はいつもなんとなくほのかに香るのですよなあ。
著者プロフィール
三津田信三の作品





