- Amazon.co.jp ・本 (299ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061822627
作品紹介・あらすじ
奇妙な童謡どおりに探偵ばかり次々襲う殺人鬼"猫"による残忍で狡猾な事件。密室の中には喉を切られた偉大な探偵皇と記憶喪失の男。血文字の伝言は何を語る?現場から消えた謎の凶器とは。ミッシング・リンクの連続殺人、アリバイ崩し、探偵士とパンク刑事たちによる推理合戦。ここにミステリのすべてがある。
感想・レビュー・書評
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多分再読。
処女作かつゲームブックという体裁で、この小説は凄い。後継の次世代新本格への影響もあると思う。探偵士とか。多重解決の過程でいろんなトリックが破綻してくのも面白い。改めて傑作詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
世紀末探偵御伽草子(神話じゃないよ)
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ミステリー作品は多く読んでいますが、これはなかなか面白いことを試みた作品です。この小説では選択肢があり、その選択によって前に行ったり戻ったりします。
まるでゲームのような作り。小説としてはそこまで面白くはありませんが、主人公になりきってミステリーを楽しめます。 -
あ、もともとはゲームノベルだったのか。なるほど。いろんな読み方があるみたいだな。ちなみに私は普通に頭から順番に読んだけど、それが一番スムーズに繋がるよねえ。
マザーグース見立て殺人……すべての事件が描かれていなかったのが個人的には非常に残念。だけどこの山口さん創作のマザーグースも雰囲気抜群。マザーグースフェチにはもうたまりません。ああ、メロディ聴きたい~。 -
これは凄いミステリを読んだという感じ。密室、ミッシングリンク、ダイイングメッセージ、謎の凶器、記憶喪失サスペンス、アリバイ、そして謎の連続殺人犯。その上「解決」から始まり「発端」で終わるミスディレクション。さらに被害者が探偵なら関係者も探偵、探偵役はもちろん探偵。詰め込むだけ詰め込んだという感じ。しかもそれが歪になっていなくて綺麗にまとまっている。
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