クビツリハイスクール 戯言遣いの弟子 (講談社ノベルス)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 5069
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061822672

作品紹介・あらすじ

「紫木一姫って生徒を学園から救い出すのが、今回のあたしのお仕事」「救い出すって…まるで学園がその娘を拘禁してるみたいな言い方ですね」人類最強の請負人、哀川潤から舞い込んだ奇妙な依頼に従って私立澄百合学園、またの名を"首吊高校"に潜入した「ぼく」こと"戯言遣い・いーちゃん"は恐るべき殺戮の嵐に巻き込まれる-。新青春エンタの真打ち、「戯言シリーズ」。

感想・レビュー・書評

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  • 何度も何度も戯言シリーズを読み返してるけど、これを一番最初に読んだときの感情はもう僕にはないことを突きつけられる

    一番最初や二度目や三度目
    死にたかった僕にはとても刹那的で蠱惑的で魅力的なこのシリーズが刺さったよ
    辛かった
    死にたいと思う気持ちがこのシリーズには確かにあった
    ネコソギロジカルでそれは一変しちゃったけど
    それがとても寂しかったけど

    今の僕にはこのシリーズは刺さらない
    ただ、昔の僕を可哀想に思うだけだ
    あの一言一言にどれだけ頷いたかを思い出すだけ

    維新さんもシリーズ当初と最後には違う気持ちだったんだろうな
    昔はわからなかったけど今ならわかるよ

    死にたい人は読んじゃいけない
    引っ張られるから
    読んだ人は発狂すると言う『ドグラマグラ』だけど、きっと同じくらいこのシリーズは危ない

  • わ~ん、友が出てないよ。しくしく。
    と思って読み始めたのですが、ここで哀川潤の魅力に気づきました(笑)
    か、かっこよすぎます潤さん!!
    そしていーちゃんの激しくなってきてると思われるツッコミ&戯言が良い。
    「読む」のが「面白い」と思える本。

  • 前二作はミステリーの見せ場がありましたが、本作はミステリーは二の次で、侵入者を排除すべく、刺客と主人公の攻防戦がメインのバトル小説という感じでした。バトルの描写は抽象的な表現が多く、正直言って面白くなかったです。
    また、トリックが馬鹿馬鹿しいです。第一、現在普及しているシステムでは、これは出来ないようになっていると思います。犯人もかなり早い段階からバレバレでした。
    結局、著者は本作では何をテーマに描きたかったのか良く解りませんでした。

  • 姫ちゃんの言い間違いはホント面白い♪

    今回のいーちゃんはスゴクかっこよかった

  • このあたりから西尾維新の色が濃くなってくる。
    ミステリー要素そっちのけの異能力バトル的な。

    紫木一姫の初登場回。
    何回読んでも苦しい。

  • クビシメロマンチストに続いて手に取る戯言シリーズ3作目。
    ミステリ色はだいぶ薄くなったけどやっぱり面白い。どのキャラクターにもそのキャラらしさがあるのでキャラ同士が掛け合ってるだけでも楽しい。というか哀川潤が無茶苦茶なキャラすぎて面白い。
    戯言シリーズは、「ぼく」と、ある一面において「ぼく」に似た人物との邂逅が主題に添えられた物語なのかもしれないと思いつつ読んでたらやっぱりそうなのね。
    この編で好きなキャラは萩原子萩。カワイイから。

  • "913-N-3
    人気作家コーナー","

  • 2巻に引き続き後輩から借りて読みました。

  • 戯言シリーズ継続。
    図書館で書籍版を借りた。

    三作目でようやく理解した。
    主人公が犯罪を誘引していると。

  • 戯言シリーズ三作目。首吊学園と呼ばれる怪しい高校から少女を救い出そうと潜入する主人公。
    電子ロックの密室からバラバラ死体出てきたり、ミステリの形式は備えているが、びっくりするくらい拍子抜けの真相かつその明かし方も凄い。
    また作者後書で、この小説に何のテーマもない、無為無想の物語との独白。やっぱり、この人は凄い。

    誤解なくいえば、エンタメ、デスゲーム小説として読めば、粗製濫造の今と比べると、2002年時点でこれは凄く、今でも古さを感じさせない小説であることは間違いない。

    が、前二作ほどの熱量はなく、それを読んでないのに本作から読むのもやめたほうがよい。

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著者プロフィール

1981年生まれ。2002年、『クビキリサイクル』にて第23回メフィスト賞を受賞してデビュー。デビュー作を含む「戯言シリーズ」は若い読者に大人気となる。2006年刊行の『化物語』は〈物語〉シリーズとしてシリーズ化され、アニメ化・ゲーム化され様々なメディアミックスが行われている。矢継ぎ早に刊行するすべての本が常にベストセラーとなり、当代随一の「物語師」として活躍中!

「2014年 『「偽物語」PremiumアイテムBOX』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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