クビツリハイスクール 戯言遣いの弟子 (講談社ノベルス)

著者 :
  • 講談社
3.53
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061822672

作品紹介・あらすじ

「紫木一姫って生徒を学園から救い出すのが、今回のあたしのお仕事」「救い出すって…まるで学園がその娘を拘禁してるみたいな言い方ですね」人類最強の請負人、哀川潤から舞い込んだ奇妙な依頼に従って私立澄百合学園、またの名を"首吊高校"に潜入した「ぼく」こと"戯言遣い・いーちゃん"は恐るべき殺戮の嵐に巻き込まれる-。新青春エンタの真打ち、「戯言シリーズ」。

感想・レビュー・書評

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  • 何度も何度も戯言シリーズを読み返してるけど、これを一番最初に読んだときの感情はもう僕にはないことを突きつけられる

    一番最初や二度目や三度目
    死にたかった僕にはとても刹那的で蠱惑的で魅力的なこのシリーズが刺さったよ
    辛かった
    死にたいと思う気持ちがこのシリーズには確かにあった
    ネコソギロジカルでそれは一変しちゃったけど
    それがとても寂しかったけど

    今の僕にはこのシリーズは刺さらない
    ただ、昔の僕を可哀想に思うだけだ
    あの一言一言にどれだけ頷いたかを思い出すだけ

    維新さんもシリーズ当初と最後には違う気持ちだったんだろうな
    昔はわからなかったけど今ならわかるよ

    死にたい人は読んじゃいけない
    引っ張られるから
    読んだ人は発狂すると言う『ドグラマグラ』だけど、きっと同じくらいこのシリーズは危ない

  • わ~ん、友が出てないよ。しくしく。
    と思って読み始めたのですが、ここで哀川潤の魅力に気づきました(笑)
    か、かっこよすぎます潤さん!!
    そしていーちゃんの激しくなってきてると思われるツッコミ&戯言が良い。
    「読む」のが「面白い」と思える本。

  • 前二作はミステリーの見せ場がありましたが、本作はミステリーは二の次で、侵入者を排除すべく、刺客と主人公の攻防戦がメインのバトル小説という感じでした。バトルの描写は抽象的な表現が多く、正直言って面白くなかったです。
    また、トリックが馬鹿馬鹿しいです。第一、現在普及しているシステムでは、これは出来ないようになっていると思います。犯人もかなり早い段階からバレバレでした。
    結局、著者は本作では何をテーマに描きたかったのか良く解りませんでした。

  • 姫ちゃんの言い間違いはホント面白い♪

    今回のいーちゃんはスゴクかっこよかった

  • このあたりから西尾維新の色が濃くなってくる。
    ミステリー要素そっちのけの異能力バトル的な。

    紫木一姫の初登場回。
    何回読んでも苦しい。

  • クビシメロマンチストに続いて手に取る戯言シリーズ3作目。
    ミステリ色はだいぶ薄くなったけどやっぱり面白い。どのキャラクターにもそのキャラらしさがあるのでキャラ同士が掛け合ってるだけでも楽しい。というか哀川潤が無茶苦茶なキャラすぎて面白い。
    戯言シリーズは、「ぼく」と、ある一面において「ぼく」に似た人物との邂逅が主題に添えられた物語なのかもしれないと思いつつ読んでたらやっぱりそうなのね。
    この編で好きなキャラは萩原子萩。カワイイから。

  • "913-N-3
    人気作家コーナー","

  • 2巻に引き続き後輩から借りて読みました。

  • 戯言シリーズ継続。
    図書館で書籍版を借りた。

    三作目でようやく理解した。
    主人公が犯罪を誘引していると。

  • 戯言シリーズ三作目。首吊学園と呼ばれる怪しい高校から少女を救い出そうと潜入する主人公。
    電子ロックの密室からバラバラ死体出てきたり、ミステリの形式は備えているが、びっくりするくらい拍子抜けの真相かつその明かし方も凄い。
    また作者後書で、この小説に何のテーマもない、無為無想の物語との独白。やっぱり、この人は凄い。

    誤解なくいえば、エンタメ、デスゲーム小説として読めば、粗製濫造の今と比べると、2002年時点でこれは凄く、今でも古さを感じさせない小説であることは間違いない。

    が、前二作ほどの熱量はなく、それを読んでないのに本作から読むのもやめたほうがよい。

  • 異能バトルの始まりとよく言われるけど、それ以外にも色々と前の2作とは毛色が違うし、印象もなんか違う。いーちゃんって文末に「!」がつくようなツッコミをするキャラだったっけか。なんか明るくなった? あと、表紙の姫ちゃんがめちゃくちゃかわいい。

  •  戯言シリーズの続編です。
     今回は、いきなり人類最凶がおうちを訪ねてきて、拉致され、高校生の知り合いを助けてくれ、と頼まれる話でした。
     無理やり女子高生の制服を着せられて、侵入させられた場所は、付近では有名な女子高。
     ただし、その女子高にはいわくがあって、入学する生徒はいても、卒業する生徒はいない別名「首吊り高校」と呼ばれている。
     そこで、目的の少女に出会うのだが、脱出に失敗した二人は、助けに来た人類最凶の助言に従い、理事長室を目指すのだが、そこには理事長の首吊り遺体が……

     という話でした。
     相変わらず、非日常における、過去がまったくわからない複雑なお話。
     ちょっと新たな固有名詞が出てきたりしたので、これからますます物語は広がっていくのだと思うのですが、個人的には収束していく物語の方が好きだなあ……と思うのですよ。
     広がりすぎると私の悲しい脳みそでは把握できなくなります。
     でも、これがこの人のスタイルなのだなあ……とは思っているので、そういうのが好きな方にはオススメします。
     私が思っている西野維新先生らしさ全開なので、それがお好きな方にはお勧めします。
     好きな人に、今更勧める必要はないと思いますが……

  • いーちゃんって覚めたキャラなのかと思ってたけど案外熱い思いを待ってるのかしら。
    ちょっと阿良々木くん味を感じた

  • 2009/7/5再読

  • クビツリハイスクール 戯言遣いの弟子 (講談社ノベルス)

  • 流石に三作続けて良作は無理か。

  • 「紫木一姫って生徒を学園から救い出すのが、今回のあたしのお仕事」「救い出すって…まるで学園がその娘を拘禁してるみたいな言い方ですね」人類最強の請負人、哀川潤から舞い込んだ奇妙な依頼に従って私立澄百合学園、またの名を“首吊高校”に潜入した「ぼく」こと“戯言遣い・いーちゃん”は恐るべき殺戮の嵐に巻き込まれるー。新青春エンタの真打ち、「戯言シリーズ」。,"この話は零崎シリーズを読んだ後に読んだんですね。
    『えー!!』


    零崎シリーズの冒頭で死んだように眠っていた紫木一姫が!!
    高校一年生になった玉藻ちゃん殺しちゃったんだけど・・・!?
    萩さんも死んだ・・・。


    どっ、どういう。

    つか、零崎さんの物語
    過去の話ですが、書かれたのはだいぶ後でしょ。


    ほんまにあっけなく二人のこと殺しちゃってさぁ

    絶対に後悔しただろね。

    玉藻ちゃんなんて絶対に死なないと思ったのに三巻であっさり一姫に殺されてるし。。。。



    もっと読みたくなってきたな。。。

  • シリーズ第三作目。薄いぞ(物理的に)。

    これは何だろう。ミステリでは、無い。
    犯人を隠す気も、そもそも謎らしい謎も無い。
    もっとバトル的な何か。

    一作目と二作目は独立したミステリとして読めば面白いところがあったけど、そこだけ無くなった感じ。
    つまり、面白いかどうかで言えば、うん、別に面白くは無いかな。

  • 【151】

  • 戯言シリーズ第三弾。

  • 一言で言うと、西尾維新だなあ

    スピード感のある展開
    娯楽、暇つぶしにもってこい

  • 魅力的なキャラが一瞬にして……。
    西尾維新のすごさってココにあると思う。

  •  きみの目的を破綻させてあげる。きみの意図を、破断させてあげる。想いも望みも願いも祈りも、まとめて破散させてあげようじゃないか。
    (P.147)


    「胸を張れ、背筋を伸ばせ、自分を誇れ、敵に吼えろ俯くな! 諦めんな見限るなてめえで勝手に終わらせんな! 同情されてーんかガキども! 媚びんな気持ち悪い懐いてくんな、動物かてめーら!自己陶酔に他人を巻き込むな、悩みたきゃ勝手に悩んでろ、相談すんなお前らみてーな変なんの気持ちなんかわかるか! 傷舐めあってんじゃねえぞ妥協すんな! 簡単に否定すんな! 難解な肯定すんな! 他のことなんかどうでもいいから、自分のことだけは自分で決めろ!」
    (P.157)

  • 今回は、女子校潜入という内容でした。
    その中で、起きる事件の数々…。
    正直黒幕が全く予想出来ませんでした。
    最後は、まさかの展開で驚かされるばかりでした。

  • 「紫木一姫って生徒を学園から救い出すのが、今回のあたしのお仕事」「救い出すって…まるで学園がその娘を拘禁してるみたいな言い方ですね」人類最強の請負人、哀川潤から舞い込んだ奇妙な依頼に従って私立澄百合学園、またの名を“首吊高校”に潜入した「ぼく」こと“戯言遣い・いーちゃん”は恐るべき殺戮の嵐に巻き込まれる―。新青春エンタの真打ち、「戯言シリーズ」第3弾! 本編が封印された「密室本」。

  • 戯言シリーズ?
    ミステリというかバトルもの化してきた。

  • 設定、展開ともに首を捻る残虐アクション小説?相変わらずひねくれた理屈っぽい「ぼく」と完璧請負人哀川がコンビ?を組んでの殺人ドラマ。好みの女性が現れても、あっさり死んでしまいます(泣)まぁ、姫ちゃんの言葉遊びは物語シリーズに似て面白かったけど・・「ぼく」って自身の伏線、謎を散りばめて読者がシリーズを途中で降りないようにしてる気が・・しかし、やっぱり、まともな登場人物っていないんだろうなぁ~

  • ミステリから能力バトル小説に移行な感じ。いーちゃんの女装と本名に迫る話(ちが)。ミステリではなく犯人の想像はついたのだけど、結局密室の手段については分からなかったな。実際問題、本名は何なんだろ?小萩ちゃんとか良いキャラを使い捨てるのが勿体ないなー、可愛いのに。

  • 初・西尾作品。当時は引き込まれた

  • 戯言3冊目。このあたりからミステリ要素がぐんと減ってくる。とりあえずいーちゃんの女装がかわいいから☆3つ。

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著者プロフィール

1981年生まれ。2002年、『クビキリサイクル』にて第23回メフィスト賞を受賞してデビュー。デビュー作を含む「戯言シリーズ」は若い読者に大人気となる。2006年刊行の『化物語』は〈物語〉シリーズとしてシリーズ化され、アニメ化・ゲーム化され様々なメディアミックスが行われている。矢継ぎ早に刊行するすべての本が常にベストセラーとなり、当代随一の「物語師」として活躍中!

「2014年 『「偽物語」PremiumアイテムBOX』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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