クビツリハイスクール 戯言遣いの弟子 (講談社ノベルス)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 5074
感想 : 430
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061822672

作品紹介・あらすじ

「紫木一姫って生徒を学園から救い出すのが、今回のあたしのお仕事」「救い出すって…まるで学園がその娘を拘禁してるみたいな言い方ですね」人類最強の請負人、哀川潤から舞い込んだ奇妙な依頼に従って私立澄百合学園、またの名を"首吊高校"に潜入した「ぼく」こと"戯言遣い・いーちゃん"は恐るべき殺戮の嵐に巻き込まれる-。新青春エンタの真打ち、「戯言シリーズ」。

感想・レビュー・書評

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  • 何度も何度も戯言シリーズを読み返してるけど、これを一番最初に読んだときの感情はもう僕にはないことを突きつけられる

    一番最初や二度目や三度目
    死にたかった僕にはとても刹那的で蠱惑的で魅力的なこのシリーズが刺さったよ
    辛かった
    死にたいと思う気持ちがこのシリーズには確かにあった
    ネコソギロジカルでそれは一変しちゃったけど
    それがとても寂しかったけど

    今の僕にはこのシリーズは刺さらない
    ただ、昔の僕を可哀想に思うだけだ
    あの一言一言にどれだけ頷いたかを思い出すだけ

    維新さんもシリーズ当初と最後には違う気持ちだったんだろうな
    昔はわからなかったけど今ならわかるよ

    死にたい人は読んじゃいけない
    引っ張られるから
    読んだ人は発狂すると言う『ドグラマグラ』だけど、きっと同じくらいこのシリーズは危ない

  • わ~ん、友が出てないよ。しくしく。
    と思って読み始めたのですが、ここで哀川潤の魅力に気づきました(笑)
    か、かっこよすぎます潤さん!!
    そしていーちゃんの激しくなってきてると思われるツッコミ&戯言が良い。
    「読む」のが「面白い」と思える本。

  • 前二作はミステリーの見せ場がありましたが、本作はミステリーは二の次で、侵入者を排除すべく、刺客と主人公の攻防戦がメインのバトル小説という感じでした。バトルの描写は抽象的な表現が多く、正直言って面白くなかったです。
    また、トリックが馬鹿馬鹿しいです。第一、現在普及しているシステムでは、これは出来ないようになっていると思います。犯人もかなり早い段階からバレバレでした。
    結局、著者は本作では何をテーマに描きたかったのか良く解りませんでした。

  • 姫ちゃんの言い間違いはホント面白い♪

    今回のいーちゃんはスゴクかっこよかった

  • 久々に戯言シリーズの続きを手に取ってみたのだけれど、まぁ面白くて面白くて一気読みしてしまいました。


    とある高校に潜入してたった1人の生徒を救出するだけの任務。
    簡単だったはずのその任務はやがて様々な思惑のせいで困難になっていき、終いには学校の存続を脅かすほどの大事件に発展していく。


    今回は思ったほどいーちゃんの戯言は出ないのかな?とか勝手に思っていたのですが後半で十分に堪能させて貰いました。あと哀川さんはやっぱりいつ何時何をしていてもカッコイイなぁと思わせてくれますよね。常識とか理屈とかそういうものを全部ぶち壊して蹴りつけながら遥か彼方にいる孤高の存在って感じがとても好きです哀川さん。


    ただ今回の話、結末がちょっとフワッとしてるよなーっていうのが何とも。
    それが哀川さんの話した仮説の中にあったあの話なのか、それともいーちゃんの話の中にあったのか、はたまた2人ともが思いつくことのなかった別の原因だったのか。
    この話が完結した時点で真相は闇の中ですが思わぬところに伏線も張ってあるようだしいずれ解明される日が……来るのだろうか?

  • 姫ちゃんが可愛いです。請負人もいいキャラしてます。

  • このあたりから西尾維新の色が濃くなってくる。
    ミステリー要素そっちのけの異能力バトル的な。

    紫木一姫の初登場回。
    何回読んでも苦しい。

  • クビシメロマンチストに続いて手に取る戯言シリーズ3作目。
    ミステリ色はだいぶ薄くなったけどやっぱり面白い。どのキャラクターにもそのキャラらしさがあるのでキャラ同士が掛け合ってるだけでも楽しい。というか哀川潤が無茶苦茶なキャラすぎて面白い。
    戯言シリーズは、「ぼく」と、ある一面において「ぼく」に似た人物との邂逅が主題に添えられた物語なのかもしれないと思いつつ読んでたらやっぱりそうなのね。
    この編で好きなキャラは萩原子萩。カワイイから。

  • "913-N-3
    人気作家コーナー","

  • 2巻に引き続き後輩から借りて読みました。

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著者プロフィール

1981年生まれ。2002年、『クビキリサイクル』にて第23回メフィスト賞を受賞してデビュー。デビュー作を含む「戯言シリーズ」は若い読者に大人気となる。2006年刊行の『化物語』は〈物語〉シリーズとしてシリーズ化され、アニメ化・ゲーム化され様々なメディアミックスが行われている。矢継ぎ早に刊行するすべての本が常にベストセラーとなり、当代随一の「物語師」として活躍中!

「2014年 『「偽物語」PremiumアイテムBOX』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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