- Amazon.co.jp ・本 (287ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061822801
感想・レビュー・書評
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論理パズル集として。あいかわらずのキャラ。
C0293詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
千波くんシリーズ。
完璧パズル本。 -
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貴方の脳ミソを必ずや満足させます!
「有栖川有栖の解説」付き、シリーズ第3弾!!
“川渡しの問題”を高田流に磨き上げた「山羊・海苔・私」をはじめ、論理パズルと小説が渾然一体となった、傑作短編集。どういうわけか、毎月立ち現れる、端から解けそうもない難問から、冗談としか思えない奇問・珍事件まで、貴方の脳ミソを激しくシェイクする仕掛けが、快感中枢を刺激する。今回は、有栖川有栖氏が“高田崇史ワールド”を解説!!
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《九月》 山羊・海苔・私
《十月》 八丁堀図書館の秘密
《十一月》 亜麻色の鍵の乙女
《十二月》 粉雪はドルチェのように
《一月》 もういくつ寝ると神頼み
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初読みだが、千葉千波くんシリーズの三作目のようである。
主人公の浪人生・「八丁堀」あるいは「ぴいくん」の従兄弟の高校生で、これ以上ないくらい爽やかでしかも頭脳名跡な千波くんが探偵役の日常の謎系ミステリである。ぴいくんの浪人生仲間・饗庭慎之介を加えた三人組が、行った先々で出会うちょっとした謎を解き明かすという趣向であるが、そのたびに千波くんオリジナルのパズルが出題されるのも面白い。個人的には、論理的思考が苦手なぴいくんが「ぼくはこんなのが好き」と言って例示するなぞなぞのような問題が好きだったりもする。思わせぶりな書かれ方で最初から気になって仕方がなかったぴいくんの本名が――最後まで読めばわかるのだろうと期待したのだが――ついに明かされることはなかったのが残念である。次の作品では明かされるのだろうか。気になる。 -
問題はもう、諦める部分が多い(そんな数式持ち出されても分らないw)。
ぴいくんの屁理屈とか妹愛な所とか良い味だしてるなぁ・・・と思います。
他作家さんの小説の登場人物の名前の登場に少しドキッとしました(笑) -
「山羊・海苔・私」には爆笑。例により「こんな状況あるかっ!」と思わずツッコミを入れてしまうのは、私だけではないはず。完全に「パズルの小説化」と割り切って読めば、さほど違和感はないかな?
「もういくつ寝ると神頼み」もばりばりの推理小説……じゃなくて推理パズル。まあ「山羊・海苔・私」よりはありえそうかもしれないけど。老女三人の名にはやはり爆笑。こういうミステリ好きに判る仕掛けも楽しいんだよねえ。
有栖川さんの解説も必見。やはりこのシリーズ最大の謎は「ぴいくんの本名」だもんねえ。どんな推理をされたのかも気になるのだけれど。本当にいつかは明かしてくれるんでしょうね……。 -
3作目はまた短編。
千波くん・ぼく・慎之介の3人はほんと名トリオですね。
千波くんの推理も嫌いではないけど個人的には主人公の(これって千波くん主人公ではない…よね?)考えの方が性に合ってて好きです。
しかし妹バカすぎるしロリコン疑惑だしで散々ですねー(笑) -
“川渡しの問題”を高田流に磨き上げた「山羊・海苔・私」をはじめ、論理パズルと小説が渾然一体となった、傑作短編集。どういうわけか、毎月立ち現れる、端から解けそうもない難問から、冗談としか思えない奇問・珍事件まで、貴方の脳ミソを激しくシェイクする仕掛けが、快感中枢を刺激する。今回は、有栖川有栖氏が“高田崇史ワールド”を解説。
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2006年1月21日読了
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千波くんシリーズ。絶対おもしろい。
著者プロフィール
高田崇史の作品





