サイコロジカル(上) 兎吊木垓輔の戯言殺し (講談社ノベルス)

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  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061822832

作品紹介・あらすじ

「きみは玖渚友のことが本当は嫌いなんじゃないのかな?」天才工学師・玖渚友のかつての「仲間」、兎吊木垓輔が囚われる謎めいた研究所-堕落三昧斜道卿壱郎研究施設。友に引き連れられ、兎吊木を救出に向かう「ぼく」こと"戯言遣い・いーちゃん"の眼前に広げられる戦慄の"情景"。しかしその「終わり」は、さらなる「始まり」の前触れに過ぎなかった-。

感想・レビュー・書評

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  • 戯言シリーズ第4弾。再読だがほとんど忘れていた。
    玖渚友のかつての仲間・兎吊木垓輔が囚われているという謎めいた研究所に向かった玖渚、いーちゃんと保護者の鈴無さん。兎吊木に面会できたものの彼は自分の意志でここにいるといい、救出は難航する。そして事件が‥
    いーちゃんが玖渚との関係をウダウダ悩んでいるだけで物語はまったく進んでいないが、それでも読ませる西尾維新。事件は後半に続く。

  • 表紙が良い。

  • 何度目かわからないが再読。オチが頭に刷り込まれているのか、今回はやけに伏線に目がいった。ちゃんと考えてるんですね。厨二病的なトコに引っ張られがちだけど、ちゃんと読めばわかるってことですか。
    久々だったのでわくわくしながら読んだのだが、こんなもんだったかという読了感。思い出は美化されるものなのだ。春日井さんに誘われたい。

  • 男女比率が偏りまくってるシリーズですがサイコロジカルは割かし男性キャラも多いです。
    大垣志人と三好心視先生がツボです

  • プロローグが長すぎて退屈だったが、ラストで急展開。次巻にも期待。

  • "913-N-4-1
    人気作家コーナー","

  • 冒頭での兎吊木といーちゃんとのやりとり(すごーく読み進めづらい)があって、最後の兎吊木の惨殺は際立ってました。
    玖渚にも不穏なものが。
    鈴無さんの口調と説教がとにかく◎

    スプーキーEはブギーポップ が思い浮かんだんだけれど、オマージュ?

  • 戯言シリーズ継続。図書館で書籍版借りた。
    2002/11/05発行の作品。

    上巻だけだとよくわからない。
    家畜になったから生物としては反映している論はまどか☆マギカと同じ。
    C3D:140GBのメディアディスク。今となっては滅んだらしい。

  • 戯言シリーズ四作目上巻。謎めいた研究所に乗り込んで、青色サヴァン玖渚友の過去の仲間と面会しようとするが、例によって密室のバラバラ死体が現れるところで上巻終了。
    うーーーーん、面白くないわけではないけど、ワンパターンに感じる部分もあり。怪しい登場人物達はもやや焼き直し感を感じたなぁ。
    過去の登場人物、それから未登場の人物もバンバン出てくるので、誰だっけ?というのがしょっちゅうある。

  •  唐突にチームのメンバーの兎吊木を助けに行くと言い出した久渚と共に山奥の研究所に向かう「ぼく」。
     そこには、「ぼく」のかつての恩師や様々な人がいて、「ぼく」と久渚の関係について、いろいろ口出しをしてくる。
     そして、「ぼく」こと「いーちゃん」の過去に少しだけ触れられ……

     というところで、事件が起こる。

     そんなわけで、上下巻の上巻。
     はっきり言って、こっちだけでは本当に、事件が起こる、というところで終わる。
     なんかもう、こういうところ、本当に西尾維新だなあ! ってなります。

     いやだって、何も起こってないのに、1冊分の字が書けるんだぜ!? 正気じゃなくない??
     まあ、所詮、戯言だけれども! 戯言なんだよね!?

     そんな本でした。
     ちょっと、下巻読んだらどんな気持ちになるのかはとても楽しみではあります。

  • サイコロジカル(上) 兎吊木垓輔の戯言殺し (講談社ノベルス)

  • 前作は薄っぺらかったけど、今作は分冊されている。極端だ。

    内容は割とミステリしてる。
    してるけど、やっぱり語りというか冗長というか遊びというか、な部分は多いなぁ。
    広げた風呂敷をきちんと畳まないというのは全然良いのだけれども、ならもうちょっと広げ方考えようぜ的な。

    テンポ感からしたら『クビシメロマンチスト』が圧倒的に良い。

    そんな訳でイマイチ。
    あ、志人くんは中々良いキャラしてたな。

  • 【147】

  • 相対的な評価を求めようとするならば他人のセンスを見抜く能力が必要だろう。しかしこと絶対的な評価を得るためには、何よりも自分を知っておかなければならない。周囲と比べることで自己を認識するのではなく、自身を自身だけで認識する行為。自分を試したりしない、試験など一切必要ないし試練など一切必要ない。生きるために世界を必要としない、これこそが絶対的天才、確信さ
    (P.139)

  • 共感できない主人公でおなじみの「いーちゃん」。
    唯一、共感できるのはこの兎吊木への嫌悪感。
    改めて、読み返すとボスキャラ感ハンパない。
    狐さん以上に倒せる気がしない。

  • 久しぶりに登場、玖渚ちゃん。
    戯言殺し。害悪細菌の登場。
    なんていうか、少し読み進めるのが辛かったように感じました。
    下巻はどうなるのでしょうか…。

  • 戯れ言シリーズ4作目 上

    時々、情報量が多すぎて飛ばしたくなる(笑)

    お気に入りのセリフ

    「(前略)選べる道なんていうのは精々六つくらいのもんだろう。好きに嫌いに普通にーーーあと三つは何かな」
    「愉快に不愉快に無感動でしょう」
    「あら。うまいこと言うねきみは。(後略)」

  • 【矛盾だ、と言うこと自体が矛盾だ】

    どんでん返しなんてない。こんな事できるのは彼しか居ないのなら彼であるし、こんな奴が死ぬはずがないのなら、それは死んでいないのだ。ただ、最初から真実だけがある。

  • 「きみは玖渚友のことが本当は嫌いなんじゃないのかな?」天才工学師・玖渚友のかつての「仲間」、兎吊木垓輔が囚われる謎めいた研究所―堕落三昧斜道卿壱郎研究施設。友に引き連れられ、兎吊木を救出に向かう「ぼく」こと“戯言遣い・いーちゃん”の眼前に広げられる戦慄の“情景”。しかしその「終わり」は、さらなる「始まり」の前触れに過ぎなかった―。

  • チームのリーダ<<死線の蒼>>こと玖渚友がメインで登場する話。散々伏線や設定的なことが語られてて、詳細知りたかったので少し嬉しかったり。今度の舞台は1巻と同じような変態天才たちが集う研究所。上巻は登場人物たちの紹介で終わるのかと思ったら最後に中々ショッキングな事件が起こってびっくり。下巻が楽しみです

  • 文章をいっぱい読みたいときにどうぞ

  • 戯言4冊目。久々にたくさん玖渚がでてくる。評判悪いらしいけど、けっこう好き。クビキリ、クビツリに次ぎ、なぜか何度も読み返してしまう作品。

  • なぜか何度もこの作品を読み返してしまう。シリーズ中1番つまらないとか言われてるらしいですが、私は結構好きです。ミステリーっぽくしようとして、でも全然ミステリーじゃない(笑)
    屋根の上を飛び越えて移動するとことか(笑)
    何か引き込む面白さがあると私は思ってます。

  • 兎吊木が好き。
    ところで愛識なのに女性なのは、素で間違えたのか適当に決めたのかワザとなのか一体どれなのだろう。メタ視点なら単に設定がまだ固まってなかっただけかもしれない。いっそ斜め上の理由かも。

  • 再読了。

    この巻は今読むと、作者の力入れた箇所が多々みえる。
    キャラクターが良いのと饒舌はそのままに、あまり使わない語彙が
    多々あるところや、伏線の妙。
    砂漠の狐《デザートフォックス》が出ていたのは忘れていたくらいさりげない。

    他の好みの点は女性人。友の一面、鈴無さんのステキ説教。
    そして春日井さんに誘われ隊!

    あと、刃物振るうと、あんな気分は確かにある。

  • 死線の蒼(玖渚友)、――絶体絶命!

    「きみは玖渚友(くさなぎとも)のことが本当は嫌いなんじゃないのかな?」
    天才工学師・玖渚友のかつての「仲間(チーム)」、兎吊木垓輔(うつりぎがいすけ)が囚われる謎めいた研究所――堕落三昧(マッドデモン)斜道卿壱郎研究施設。友に引き連れられ、兎吊木を救出に向かう「ぼく」こと“戯言遣い・いーちゃん”の眼前に広げられる戦慄の“情景”。しかしその「終わり」は、さらなる「始まり」の前触れに過ぎなかった――!
    絶好調、西尾維新の<戯言シリーズ>。こんな新青春エンタを待っていた!!

  • 戯言シリーズ第4冊

    友ちゃんの、かつての「チーム」の一員である
    兎吊木を救い出すために
    変人と名高い堕落三昧斜道壱郎博士の研究所へ乗り込んだ「いっちゃん」
    救い出すことはできるのか・・・

    友ちゃんの底なしに恐ろしい部分が見えてくる1冊

    結末は次巻

  • 戯言シリーズ第4巻、玖渚友につれられ山奥の研究施設に彼女のかつての〈仲間〉の一員を救いに来た“ぼく”たち一行、そこにいたのはターゲットも含めて奇特な研究者たちで・・・
    シリーズ初の上下巻構成の前編ということだが、いつになったら事件が起こるのかとやきもきしながら読み進めた。“ぼく”と玖渚友それぞれの過去を知る人物たちも登場し、二人の過去にも迫りながら二人の関係性にも踏み込んだ内容に、気になる解決編は次巻で。

  • 先生ふんばったな・・・とか
    無邪気と邪気の違いとか
    戯れ言の中でも結構好き。
    犯人はだれとかそういうことよりも世界観が味わえる作品。

  • 友が友っぽくないこの一冊。
    友っぽくない友も僕は好きだな。

    いーちゃんが兔吊木にいいようにセクハラされるとこも好き(笑)

    謎々なこの一冊。
    事件が起きるとこまでしかない。
    さていーちゃんは解決できるのでしょ~か?

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著者プロフィール

1981年生まれ。2002年、『クビキリサイクル』にて第23回メフィスト賞を受賞してデビュー。デビュー作を含む「戯言シリーズ」は若い読者に大人気となる。2006年刊行の『化物語』は〈物語〉シリーズとしてシリーズ化され、アニメ化・ゲーム化され様々なメディアミックスが行われている。矢継ぎ早に刊行するすべての本が常にベストセラーとなり、当代随一の「物語師」として活躍中!

「2014年 『「偽物語」PremiumアイテムBOX』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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