六月はイニシャルトークDE連続誘拐 私立霧舎学園ミステリ白書 (講談社ノベルス)
- 講談社 (2002年12月13日発売)


- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061822894
感想・レビュー・書評
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惜しい!これまでのシリーズの中ではもっとも良質だった。
もう少し練り上げたら傑作になりそうだったのに、推理の基盤が少々怪しく、「そうとも考えられる」ことを「そうとしか考えられない」に強引に解釈してしまっている所が残念だなあ。
でも繰り返すけど、これまでの中ではもっともいい。 -
やはり仕掛け部分はおもしろいかなと。特にこの作品は。
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琴葉パパ登場。
面白い切り口だった。 -
まさかの場所に仕掛けアリ! 霧舎学園は本当に"本"という媒体を目一杯に使って遊んでる感じがします。
しかし月島幻斎……ユイに骨折させられたのにまったく懲りてないなぁw
『カレイドスコープ島』の姉妹編。 -
あいかわらずガクガクブルブルなタイトルです(笑)…もうあきらめてるけど。
でもって違う作品とリンクしまくり。リンクしてるのはわかるけど、細かいところまで覚えてないので手元にないのがもどかしい。これは作者の誘導なんでしょうか。まあ、そこまで考えてなくても、霧舎巧は単にリンクさせて出すの好きそうだしなあ。この人、キャラ好きそうだよねー。
それはともかく。
けっこう使い古されたカラクリかなあ。このシリーズの性格──金田一少年の次に読む本、というスタンス──から考えると”使い古された”とか”目新しくない”とかいう評価は無視していい気もするが。でも、話の流れからしてカラクリがわかってしまうのはちょっと…カタルシスに欠けてしまいますね。
暗号(?)の件は小技がきいてました(?)ね。自分は気づきませんでした。うかーつ。気づいた人にとっては、小技が利いてたというより、バレバレじゃーん、てな感じなのだろうなあという技なんですけど。
棚彦がだんだん男らしく(彼氏らしく)なってきましたねえ。っていうか、この二人って恋人同士だったんだ…いつなったんだろう(読んでるくせにわからないって一体!でも、棚彦の心中が読みづらくて、いつ琴葉のことを好きになったのかよくわからないのですよ… -
今度は付録なし。なーんだつまんない、と思っていたものの、やっぱり今回もやってくれたか! こういう遊び心、すっごく好き。まったく予想だにしなかった。正に盲点!
これ、「カレイドスコープ島」にすごく絡んでるような気がする。「カレイドスコープ島」を読んでからのほうがいいのでは。
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