六月はイニシャルトークDE連続誘拐 私立霧舎学園ミステリ白書 (講談社ノベルス)

著者 : 霧舎巧

• 講談社 (2002年12月13日発売)

感想・レビュー・書評

[うさぎさんの感想 · 2019年7月26日]

シリーズ3作目。唐突な始まり方からすでに嫌な予感はしたんですがなんだかよくわからなかったのは同じ作者さんの下手シリーズ物と関連があるかららしい。とにかく色んな島が出てきて色んな犯罪が絡んでて他シリーズ物の登場人物も出てきててもう理解出来ませんでした。どっちの島なのか、なぜアルファベットの頭文字なのか、前妻の子供なのに弟ってことは自分は愛人の子だったってことなのか…もう全くわからないf^_^;読解力無さ過ぎですね、わたし。
ただし、紙の本ならではの仕掛けには、おー！と思わず言ってしまいましたー。

[マタンさんの感想 · 2017年4月26日]

一番今回が面白い本じゃないかな。
図書館にふと現れた、
琴葉たちの活躍(?)を描いたミステリー。
しかしそこには六月｢誘拐｣という事項が
付け加えられていて…

この事件は結構本格的で
ワキノケイジローの野郎以外(笑)は
案外普通に読める人たちだと思います。
そして、トリックが結構こっていますね。
まあ、無理といわれるのも無理はないわね。

で、犯人は本当にふっ、と出てきます。
そう、意外なところにね。
まさに狡猾で、欲に惹かれた悪魔でしたね。
しかしながら、結局は自滅の道を歩みます。

パパがいった伝説の意味深な発言、
なんなんだろうな…

[桜火さんの感想 · 2015年2月7日]

図書館にてレンタル。
面白くて一気に読み終わった。

[y_dokaさんの感想 · 2014年3月23日]

惜しい！これまでのシリーズの中ではもっとも良質だった。
もう少し練り上げたら傑作になりそうだったのに、推理の基盤が少々怪しく、「そうとも考えられる」ことを「そうとしか考えられない」に強引に解釈してしまっている所が残念だなあ。
でも繰り返すけど、これまでの中ではもっともいい。

[babapさんの感想 · 2012年12月24日]

3+　

こういう仕掛けは好きだよ。
別に本文を読む前に犯人がわかっちゃってもいいと思うよ。
ご愛嬌だよ。
いいと思うよ。

[ケイさんの感想 · 2011年12月25日]

やはり仕掛け部分はおもしろいかなと。特にこの作品は。

[koneko3618さんの感想 · 2011年11月19日]

琴葉パパ登場。

面白い切り口だった。

[はろーすみすさんの感想 · 2010年9月26日]

まさかの場所に仕掛けアリ！ 霧舎学園は本当に"本"という媒体を目一杯に使って遊んでる感じがします。
しかし月島幻斎……ユイに骨折させられたのにまったく懲りてないなぁw
『カレイドスコープ島』の姉妹編。

[ねむさんの感想 · 2010年1月20日]

あいかわらずガクガクブルブルなタイトルです（笑）…もうあきらめてるけど。
でもって違う作品とリンクしまくり。リンクしてるのはわかるけど、細かいところまで覚えてないので手元にないのがもどかしい。これは作者の誘導なんでしょうか。まあ、そこまで考えてなくても、霧舎巧は単にリンクさせて出すの好きそうだしなあ。この人、キャラ好きそうだよねー。

それはともかく。
けっこう使い古されたカラクリかなあ。このシリーズの性格──金田一少年の次に読む本、というスタンス──から考えると”使い古された”とか”目新しくない”とかいう評価は無視していい気もするが。でも、話の流れからしてカラクリがわかってしまうのはちょっと…カタルシスに欠けてしまいますね。
暗号（？）の件は小技がきいてました（？）ね。自分は気づきませんでした。うかーつ。気づいた人にとっては、小技が利いてたというより、バレバレじゃーん、てな感じなのだろうなあという技なんですけど。

棚彦がだんだん男らしく（彼氏らしく）なってきましたねえ。っていうか、この二人って恋人同士だったんだ…いつなったんだろう（読んでるくせにわからないって一体！でも、棚彦の心中が読みづらくて、いつ琴葉のことを好きになったのかよくわからないのですよ…

[ao-nekoさんの感想 · 2009年12月30日]

今度は付録なし。なーんだつまんない、と思っていたものの、やっぱり今回もやってくれたか！　こういう遊び心、すっごく好き。まったく予想だにしなかった。正に盲点！
これ、「カレイドスコープ島」にすごく絡んでるような気がする。「カレイドスコープ島」を読んでからのほうがいいのでは。