- Amazon.co.jp ・本 (123ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061822900
感想・レビュー・書評
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ドイツ生まれの日本育ち、メフィスト翔は「密室の神様」を名乗る老人によって「秘密室」に囚われてしまう。
脱出する方法はただひとつ、90分以内に「密室YES・NOクイズ」に全問正解すること。
翔は、秘密室を解く鍵=人生の必勝法を見つけることができるのか?
★ひとつ、ってあんまり付けないんですけどね。
むしろ貴重な一冊ですよね逆の意味で。
90分間の密室脱出劇。
それを実体験するためにストップウォッチを用意してなるべく90分かけて読めと言う。
ハラハラドキドキの内容なら、主人公と同じ時間を体感することで、より一層の緊迫感を楽しめるだろう。
だがこの内容と文章力で、読者にハラハラしろと言うのは酷である。
内容は自己満足のマスターベーションでしかない。
読者を楽しませようというよりは自分が楽しもうという感覚しかないようだ。
随所に散りばめられた趣向も本人だけが御満悦といったところか(例えば巻末のクイズなど)。
変化球を投げるのもいい。
だがそれにはまずストレートを投げられる力がないと。それともまともなモノを書く力がないから、奇妙奇天烈な技で読者を煙にまこうとするのか。
いずれにしてもこの程度の煙では誰もまかれやしない。僕の読書歴の中で間違いなくワースト10に入る一冊だ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
清流院の得意技だな。
自己啓発本の小説版、小説といっても軽く書きましたという感じに思えちゃうのはどうなのだろうか。
自分が悪いか作者の手抜きか果たしてどっち。
まあ、実際にこのようなことを現実に行えることができればまた面白いかもしれない。
根本的にIn Theでやめておけばよかったのに。In theの読後をOut ofでつぶされた感じだった。 -
なにこれひどい
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新しいけれど…読み返したいとは思わない
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まず、読む前にストップウォッチを用意します。
カウントダウン式だと一層良いです。
後寝る90分前に部屋を暗くして、読んでね。
という注文の多い密室本。正直にやった自分を褒めます。
とは言え、何かのオマケみたいな本。どう読もうが評価変わらないと思う。
ちなみにぺんぎんさんちゃんは投げたそうです。
正直趣味分しか感じません。清涼院ファンが読めばいいよ。
多分涙が止まらないよ。 -
意味分からんし変な話だけど面白い。
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企画としては面白い。
作者オススメの寝る前に読むという読み方をするには内容が難しい。 -
リアルタイムで読むといいのか……ちなみに私は、指定の時間の半分以下で読んでしまいましたが(笑)。ただし、「歴代メフィスト賞作家クイズ」はしばし考え込んだかも。
相変わらずめちゃめちゃなところは楽しいけれど(そもそも主人公が「メフィスト翔」てので笑える)、収まり具合はどうかなあ。まああくまでも「個人としての」感想なんだけれど。密室に対するこだわりはすごく窺えたけれどね。
著者プロフィール
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