- Amazon.co.jp ・本 (278ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061822917
感想・レビュー・書評
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大したことなかった
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言葉や風俗は古臭いですが、構成はなかなか緻密です。静岡の古い武家屋敷で起こる幽霊騒動や、自殺にみせかけた他殺、密室、そして一見関係なさそうな被害者を繋ぐミッシング・リンク…魅力的な謎ばかりです。
序盤は蛇足が多く脱線ばかりでイライラしましたが、中盤からは展開が加速し一気読みでした。真相は意外で思わず膝を打ちました。
作者には珍しい青春ミステリで、読者挑戦物の隠れた名作だと思います。 -
西村京太郎=十津川警部とばかり思っていましたが・・・
二十数年前の作品になると思われるこの作品、軽く衝撃。
内容がとても濃く、若さ溢れるものでした。
「ザ・ダックスフント」のリーダー寺島喜一郎とその仲間の作品である「シンデレラの罠」という楽曲が静岡のラジオ番組でヒットチャートに上がっている事を知り、盗作した犯人探しと同時に寺島の自宅前で起こった殺人事件、そしてその夜に庭先に現れた1匹のダックスフント。これらが絡まり合いながらさらに事件が起こっていく。(それにしても・・・当時はダックスフントが珍しい犬だったようだ。)謎解きは意外な結果となる。
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著者プロフィール
西村京太郎の作品





