陰摩羅鬼の瑕(おんもらきのきず) (講談社ノベルス)

著者 : 京極夏彦

• 講談社 (2003年8月9日発売)

感想・レビュー・書評

[煌さんの感想 · 2008年12月26日]

今まで読んだ百鬼夜行シリーズで唯一途中で犯人が分かった作品。
だってあまりにも見え見えなんだもんっ←

それにしても・・・「タツミ」って(笑)そして榎さんやっぱり大好き。

[煌さんの感想 · 2008年12月5日]

百鬼夜行シリーズ中、唯一私が途中で犯人が分かった作品。
それにしても・・・「タツミ」って(笑)榎さん最高です。

[鈴虫さんの感想 · 2008年9月24日]

高校生の頃読みましたが、もうなんか、私の中の常識が揺らぎました。本当に衝撃的だった。
言葉の意味って何なんだろうって、本当にやるせなくなりましたね。
でも、今、国文学を勉強する上で、この本から得たものは役に立ってます。

犯人は、悪くないんですよ。簡単には責められないというか……。
この人は、別世界に住んでるんだなと区切りつけないとやり切れない。
狂気といえば狂気なんだけれど、深い愛情の末の悲劇ですね。

[りおんさんの感想 · 2008年9月1日]

冒頭にて早速オチがわかってしまう人が続出の今作　　でもオチがわかったからといってどうという話でもないと思います　なんでこうなってしまったのか　人との関わりの大切さなど考えさせられるところが多く、最後なんともやりきれない切ない気持ちになりました　　それでも関口と榎木津の2人で事件のメンバーになるというのはめったにないと思うのでそれだけでも十分楽しめました

[無夜さんの感想 · 2008年8月30日]

重いです、本自体が。読むとなると、一日がかり。樓主は駄目ゲーマーで駄目な
読書人なので（笑）、「すきしょ４」をスキップ機能で流してコンプリートしながら、本を読むという、節時間をこころみましたが。
　どちらから見ても邪道っすね。

　今回は読んでない方のために、伏字＆犯人名指しなしです。

　一人目か二人目で気がつけよ、犯人。
　というのが、感想。で、もう一つは「なんか背景が魍魎の箱の犯人久保とよーく似てる」という。

　両者とも女性を殺す気じゃないってところがますます。両方とも親父からの悪影響がばりばり。
　先に読んだ友人は「読後感がさわやかだよ」とか言っていたのですが、･･････うーん、樓主にはさわやかじゃない。後味はそう悪くないのだけど。今回はまた素晴らしく理屈っぽいですね。
　にしても、「本格推理小説」を書いている江戸川乱歩以外の作家が、関口君と親しく言葉を交わしているのですが、まさか○○とは。
　名前が出たとき「ええっ！」と驚きました。

　タイトルに関係して、ちょっと。
　うちにいる陰摩羅鬼は「黄土色」なのです。かなり黄色っぽいです。
　でも、読むと本当は「黒い」らしいですね。
　うーん。
　まあ黄色くてもいいです。樓主の大層お気に入りの化け物ですから。（黒いほうが格好いいかなぁと思わなくもありませんけど・笑）

[むんさんの感想 · 2008年8月27日]

now reading...

[kiyosiさんの感想 · 2008年8月21日]

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[サンサさんの感想 · 2008年7月25日]

久々にこのシリーズ読みました。神が！
榎さん好きだったのに、今回はちょっと不満です、しっかりしてよって言いたくなっちゃいましたね…

[ちょびヒゲさんの感想 · 2008年6月30日]

京極堂シリーズ７作目。
＜神＞の目に異変が！
ピュアすぎるってのも考えものですね。

[真珠の助さんの感想 · 2008年6月1日]

京極堂シリーズ

著者プロフィール

1963年、北海道生まれ。小説家、意匠家。94年、『姑獲鳥の夏』でデビュー。96年『魍魎の匣』で日本推理作家協会賞、97年『嗤う伊右衛門』で泉鏡花文学賞、2003年『覘き小平次』で山本周五郎賞、04年『後巷説百物語』で直木賞、11年『西巷説百物語』で柴田錬三郎賞、22年『遠巷説百物語』で吉川英治文学賞を受賞。著書に『死ねばいいのに』『数えずの井戸』『オジいサン』『ヒトごろし』『書楼弔堂　破暁』『遠野物語Remix』『虚実妖怪百物語 序/破/急』 ほか多数。

「2023年 『遠巷説百物語』 で使われていた紹介文から引用しています。」