- Amazon.co.jp ・本 (414ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061822948
感想・レビュー・書評
-
倒錯三部作完結篇。首吊り島(これはほぼ獄門島みたいな話)、監禁者(ミザリーみたいな話)がそれぞれ前後から始まり、真ん中に倒錯の帰結が袋とじされている。
首吊り島は結構よくできていると感じ、密室物としてスリリングでよかったが、監禁者はいつもの叙述にもキレがなく、袋とじに至っては、かなり残念な感じだった。
倒錯のロンドと倒錯の死角に出てきた、トンデモない登場人物が揃うオールスター感はあるが、両方読んでいると本編の仕掛けはほぼ網羅されてしまい、盛り上がりに欠ける。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
結末にびっくり感がなくて少し消化不良。
-
偶然「首吊り島」から読んだけど、正解で良かった…。
この両側開きで読める、っていう試みがさすが。
折原さんのは最初から叙述ありきで読んでかかってしまう。
新津きよみさんって奥さんなんだ…。 -
結局何だったのか分からない話だったんだが、文章が読み難くて読み返す気にもなれなかった。構成も読み難い。普通に書けばいいのに・・・
-
『倒錯』シリーズの完結編。新津きよみが折原一の妻であることを知らないと面白さ半減。知らない人はいないですよね? 『首吊り島』という作中作、けっこうおもしろい密室ものです。前からも後ろからも読めて、ハッピーな読書体験でした。『倒錯』シリーズって、究極の自虐ネタって思うのですが、どんなもんでしょう?
-
削除
-
最初に読んだ折原作品<br>
読後すごい脳がぐるぐるした -
後ろから前でも。どちらから読んでもいいらしい。袋とじつき。横溝正史の『獄門島』をおもいだす。
著者プロフィール
折原一の作品





