- Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061822955
感想・レビュー・書評
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『竹取物語』の謎と殺人事件をいつもの三人、ほぼタタルさんが解決します。
『竹取』の言葉に隠された意味や5人の求婚者のモデル等、蘊蓄がぎっしりでした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
シリーズ第7弾はミステリーによくある「童謡になぞらえた殺人」がおこります。とはいっても、大半が竹○物語の解説、そして明かされる「姫」の正体。トリック(?)の解説に若干こじつけが見られるかと思います。
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昔からの言い伝え、慣習がすべて騙りで括ってしまっていいのか
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事件は派手だが、歴史ミステリ部分の衝撃は今一つだったかな。
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なぜ輝夜姫は竹の中から登場したのか。
なぜ竹林から金が出たのか。
なぜ五人の求婚者は全くの創作ではないのか。
なぜ『竹取物語』なのか。
そして、『輝夜姫』とは誰なのか。
全ての疑問が解かれた時、『竹取物語』は悲哀の人生を辿った輝夜姫の鎮魂の物語となる――!
古典だからこそ、作者の意図、そして時代背景を深く読むことが大事だということがわかります。 -
2000.01.01
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【257】
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QEDはシリーズ途中から読み始めたので、
この頃の奈々ちゃんはけっこう
タタルさんにつっかかってて、
結構勝気な印象が強いな~
でも、だからタタルさんは奈々ちゃんのこと
好きなんだろうなあーとか。
キャラクターの印象が若くて、
このシリーズはそういう読み方もできて面白い。
作品内容は、かぐや姫、七夕、機織姫などの
考察をからめた殺人事件…
事件自体の顛末は実に地味ではあります。
そこへたどり着くまでの考察が面白いので、
完全に歴史探索・考察が好きな方じゃないと、
なんでこれが事件にからんでくる?と
作品半分以上イライラして読むことになるかもしれません。
シリーズはじめての人にはおススメしないかな。
著者プロフィール
高田崇史の作品





