QED 竹取伝説 (講談社ノベルス)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 554
感想 : 57
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061822955

感想・レビュー・書評

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  • 『竹取物語』の謎と殺人事件をいつもの三人、ほぼタタルさんが解決します。
    『竹取』の言葉に隠された意味や5人の求婚者のモデル等、蘊蓄がぎっしりでした。

  • シリーズ第7弾はミステリーによくある「童謡になぞらえた殺人」がおこります。とはいっても、大半が竹○物語の解説、そして明かされる「姫」の正体。トリック(?)の解説に若干こじつけが見られるかと思います。

  • 昔からの言い伝え、慣習がすべて騙りで括ってしまっていいのか

  • 中身がパンパンで驚き。
    そのためかあっという間に読み進められました。

    竹が突き刺さった状態で死んだ男。
    その現場ではかつて、数多くの転落事故が
    あったそうで…

    きちんと読んでいるとある人物名に
    目が留まることでしょう。
    まあ、ある種すべての起源は
    こいつがらみなんですけどね。
    罪作りなことしやがる。

    真相に関しては…
    関係者が…なため知りようがないので
    ラストに関してはもやもやが残るかもしれません。

  • 事件は派手だが、歴史ミステリ部分の衝撃は今一つだったかな。

  •  なぜ輝夜姫は竹の中から登場したのか。
     なぜ竹林から金が出たのか。
     なぜ五人の求婚者は全くの創作ではないのか。
     なぜ『竹取物語』なのか。
     そして、『輝夜姫』とは誰なのか。
     全ての疑問が解かれた時、『竹取物語』は悲哀の人生を辿った輝夜姫の鎮魂の物語となる――!

     古典だからこそ、作者の意図、そして時代背景を深く読むことが大事だということがわかります。

  • 2000.01.01

  • 【257】

  • QEDはシリーズ途中から読み始めたので、
    この頃の奈々ちゃんはけっこう
    タタルさんにつっかかってて、
    結構勝気な印象が強いな~
    でも、だからタタルさんは奈々ちゃんのこと
    好きなんだろうなあーとか。
    キャラクターの印象が若くて、
    このシリーズはそういう読み方もできて面白い。

    作品内容は、かぐや姫、七夕、機織姫などの
    考察をからめた殺人事件…
    事件自体の顛末は実に地味ではあります。
    そこへたどり着くまでの考察が面白いので、
    完全に歴史探索・考察が好きな方じゃないと、
    なんでこれが事件にからんでくる?と
    作品半分以上イライラして読むことになるかもしれません。
    シリーズはじめての人にはおススメしないかな。

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著者プロフィール




「2023年 『江ノ島奇譚』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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