- Amazon.co.jp ・本 (247ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061823037
感想・レビュー・書評
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前作がファンタジーっぽかったので、同じシリーズなのか?とちょっと面食らった思い出。
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希望は、失望の後ではなく、絶望の先に仄かに見えるもの…。夢のように残酷で、悲しいほどに温かな短編3本を収録。
「ドルチェ・ヴィスタ」シリーズ第2弾。 -
同じシリーズの短編集。
便利屋さんの少年が魅力的。 -
出版社/著者からの内容紹介
夢のように残酷で、悲しいほどに温かな物語。
”ドルチェ・ヴィスタ”シリーズ第2弾!
希望は、失望の後ではなく、絶望の先は仄かに見えるもの。約束の地(ユートピア)は、求めても届かず、立ち止まっても訪れず、ただ全力を振り絞って歩き続けるうちに、ふと刹那、立ち現れ、通り過ぎなければならないオアシスのようなもの。
高里椎奈の傑作ファンタジー3本立て!
世にも残酷で温かな寓話をお届けします。
◆全3巻の”ドルチェ・ヴィスタ”シリーズの、第2巻です。
シリーズ3冊全部を読んだら、もう切なすぎて、2巻目しか読みたくなくなってしまったのです。。。 -
ちょっぴり、ファンタジー?なショート集
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×◆
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ドルチェヴィスタ第2弾。
小さな街を舞台にした短編集。
それぞれが繋がっているようでもあり、
全然別の話のようでもあり。
1作目とも少しずつ繋がっていたりして、
「小さな世界」の話、という感じ。
話の落ちは割とすぐ読めてしまうのでそこがちょっと残念。 -
前作「それでも君が」に続く「ドルチェ・ヴィスタ」シリーズ……のわりにはえらく毛色が違うなあ。悪くはないけれど、今回のはあまり「ファンタジー」という気がしない(私の感覚ではね)。そこそこ現実的な世界に根付いた、ちょこっと不思議な話、といった雰囲気。少なくともミステリではない、かな。
三部作で完結らしいけれど、次はどういった傾向になるんだろ? ある意味楽しみかもしれない。 -
目に見える世界なのに不思議なファンタジー
読了日:2006.03.10
分 類:連作短編
ページ:248P
値 段:780円
発行日:2003年3月発行
出版社:講談社ノベルス
評 定:★★★
●作品データ●
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主人公 :-
語り口 :3人称
ジャンル:現代ファンタジー
対 象 :一般向け
雰囲気 :幻想、叙述ミステリ的
ブックデザイン:熊谷 博人
カバーデザイン:斉藤 昭(Veia)
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---【100字紹介】-----------------------
ユートピアは、ただ全力を振り絞って歩き続けるうちに、
ふと刹那、立ち現れ、通り過ぎなければならない
オアシスのようなもの。目に見えるものだけを描いているのに
不思議がいっぱいの高里流現代ファンタジー短編集
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講談社ノベルスの記念企画「密室」で出された「それでも君が」の続編にあたるドルチェ・ヴィスタ2。連作短編集で、それぞれの話は独立。高里椎奈作品では、シリーズ主人公が必ずしも視点中心にならないのが普通ですが、本作も同様。それぞれの中心視点がすべて異なります。
前作のあの世界観が好きな人は、読むと驚くかもな作品。一体どこが続編なのか、皆目見当がつかないのです。菜の花も最初、頭の中に「?????」が飛び交いました。でも、読了してみると、何となく分かります。骨組みというか、ストーリーの雰囲気というか、そういう直接的でない部分が確かに、似通った部分があると。まあ、それだけではないのですが、伏せておいた方が愉しいので、それについては言及せず。
それぞれの話でミステリ的サプライズがありますが、まあ、読んでいれば予想のつくものが多いです。むしろそちらに気をとらせておいて、無防備になっているところに、もっと読ませたいものを読者の中に滑り込ませてしまう感じ。マジシャンか!
一応、現実的なのに、雰囲気としては間違いなくファンタジー。「薬屋さん」シリーズがオカルトで「目に見えないものを書く」のと対照的に「目に見えるものを書いた」とあとがきにありましたが、目に見えるもの、見えないもののどちらを書いても、ファンタジーはファンタジーなのだなあと思った次第。
ちなみに3部作で、あと1作で完結予定とのこと。
●菜の花の独断と偏見による評定●
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文章・描写 :★★★
展開・結末 :★★★
キャラクタ :★★★+
独 自 性 :★★★
読 後 感 :★★★
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菜の花の一押しキャラ…波子
「ジャファちゃんは、大きくなったら何になりたい?」
「ベンガルトラ」
(萩月&ジャファ)
著者プロフィール
高里椎奈の作品





