ヒトクイマジカル 殺戮奇術の匂宮兄妹 (講談社ノベルス)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 4750
感想 : 352
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  • Amazon.co.jp ・本 (480ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061823235

作品紹介・あらすじ

「…具体的に、あなたは何の研究をしているのですか?木賀峰助教授」「死なない研究-ですよ」永遠に生き続ける少女、円朽葉をめぐる奇怪極まりない研究のモニターに誘われた"戯言遣い"こと「ぼく」は、骨董アパートの住人・紫木一姫と春日井春日とともに京都北部に位置する診療所跡を訪れる-が、そこに待ち受けていたのは凄絶な「運命」そのものだった!"一人で二人の匂宮兄妹"-"殺し名"第一位の「匂宮」が満を持して登場する、これぞ白熱の新青春エンタ。戯言シリーズ。

感想・レビュー・書評

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  • 相当なボリュームがある割には読みやすいし、ストーリーも衝撃的だが、前作、前々作同様もはやミステリではない。
    一応、クローズドサークルの舞台と、ミステリのコードらしきものは、チラリとは見えるけど、それだけ。粗筋もあったものではない。最後の看護婦の謎解き(というか謎解きらしきもので、分かりきった結末を小馬鹿にしながら紐解く)も完全にアンチミステリである。
    魅力的なキャラクターとそれを玩具のようにぶち壊す唐突なカタストロフィは刺激的だが、シリーズ最初の2作程の魅力はない。まぁ、作者はワザとやってるようにも感じるだけ、なんか切ない。

  • "913-N-5
    人気作家コーナー","

  • 感想を書くと思い切りネタバレになってしまうな…。
    とりあえず、たくさん死んで、トリックは意外にオーソドックスという感じでした。

    謎解きというより、語り部の僕に焦点を当てた物語。
    巻を重ねるごとに重症化するいーちゃん。
    人体の神秘です。
    かかりつけの病院があるくらいですし、看護師さんは次巻にもうちょい出るのかな?
    運命・生と死の戯言に翻弄されます。

    宇多田ヒカルとか、スタンドとか、乾いた血の夜=かまいたちの夜とか、小ネタも。

  • 戯言シリーズ継続再開。図書館で書籍版借りた。
    2003/07/05発行の作品。

    正直引き込まれたし、夢中になったし、ショックを受けた。

    「起」で興味をそそられて。
    「承」で盛り上がってきて。不穏な空気になって。
    「転」であっけにとられて、ショックが大きくて。あまりに理不尽で。それでも話が終わらなくて。早く決着見たくて。
    「結」で納得。ていうかずるくない?

    超人的なすごい人々が出続ける中、ついに800年生きてる死なない少女が出てきたんだけど。死なないはもう人外じゃない?超人なんだろうか。


    春日井春日:
    サイコロジカルからの引き続き。らしい。すっかり忘れてた。きれい目なお姉さん。
    浅野みいこ:
    ちょっと変わった普通の人では無い人だとこの巻で分かった。あのアパートはやばいレベルの人ばかり。
    匂宮理澄:
    しゃべり方が元気で無邪気でめちゃくちゃかわいい。
    「お兄さんだねっ!」

  • 記録

  •  戯言使いシリーズ。
     相変わらず分厚い(最初の一言がそれ)

     そして、言葉の装飾が多すぎて、ものすごく読むのに苦労する……(毎回)
     まあ、それが面白くて読んでいるところもあるので、これは苦情には入りません。

     さて、物語は木賀峰助教授からバイトの誘いを受けた「ぼく」がまんまと教授の研究所に行ったところ、一晩で自分以外の全員が死ぬという事件に巻き込まれる話。

     普通、一人だけ生き残ってしまう場合って、どう考えてもその人が犯人だけれども、主人公が犯人は今のところありえなさそうなので(いつあってもおかしくないとは思っていますが……)、思考停止状態になった「ぼく」が、周囲の人の助けによりなんとか立ち直って、解決する話。

     ただし、これを無事とは誰も呼ばないだろう……という状況。
    「ぼく」には、今回の事件で、ちょっとだけ心境の変化があったようだけれども、それが結局何の意味があったのかはわかりません。
     そして、それが次の物語にどうつながっていくのか……

     結局「最強の請負人」がすべて持って行ってしまった気がするけれど、それもまたいいんだろうな……

     これって無事に終わるのでしょうか……?

  • いーちゃんの感情が溢れ出て、玖渚と哀川さんと出夢ちゃんと姫ちゃんとの関係がすごく良かった
    この小説は一番生死の世界に触れていたと思う

  • ヒトクイマジカル 殺戮奇術の匂宮兄妹 (講談社ノベルス)

  • ちとブレてきたか?台詞回しは面白いけど。

  • 【所在・貸出状況を見る】 https://sistlb.sist.ac.jp/opac/volume/207080

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著者プロフィール

1981年生まれ。2002年、『クビキリサイクル』にて第23回メフィスト賞を受賞してデビュー。デビュー作を含む「戯言シリーズ」は若い読者に大人気となる。2006年刊行の『化物語』は〈物語〉シリーズとしてシリーズ化され、アニメ化・ゲーム化され様々なメディアミックスが行われている。矢継ぎ早に刊行するすべての本が常にベストセラーとなり、当代随一の「物語師」として活躍中!

「2014年 『「偽物語」PremiumアイテムBOX』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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