ST 赤の調査ファイル (講談社ノベルス)

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  • 講談社
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感想 : 28
  • Amazon.co.jp ・本 (211ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061823242

感想・レビュー・書評

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  • 赤城の赤
    緑を読むまでわからなかった。
    過去が明かされる。

  • STシリーズの最初二作を読んで、イマイチしっくり来なかった感じが、埋まっていく感じです。これから色シリーズを読んで、さらに埋めていくことができたらなぁ。きっと、STメンバーのキャラに入り込めなかったのと、周りの警察官とうまくいかないことが、違和感の正体だと思うので、きっと、埋まってさらにSTシリーズが面白くなるはず。

  • ST5作目 色シリーズ2作目 チームバチスタを思い出す

  • 赤城の理想に燃える姿がとても良かった

  • 大学病院に搬送された男が急死した。
    医療ミスを訴えたものの民事裁判で敗れた遺族が刑事告訴をしたため、STが捜査を開始する。
    その大学病院で研修医をしていたSTリーダーの法医学担当・赤城左門は、捜査の過程で、封印していた自らの過去と対峙する――。
    感動のラストが待つ好評「色シリーズ」第2弾。

  • STシリーズ赤城さんがメイン。赤城さんの過去が明らかに。どこも理想と現実の乖離が多くて辛いね…ラストがよい感じ。

  • ドラマ先行だったけど、全く違和感がなかった。
    キャラクターのイメージがあるので楽しんで読めた。
    理想と現実の間で、みんなそれぞれの立ち位置で主張があり、自分自身斜に構えているなぁとちょっと反省ありつつ読んだ。

  • 医療ミスという硬めの事件がこの作家さんの読みやすい文章と相まって、程よい硬さになってた。

  • 赤城が主人公の一冊。
    インフルエンザから、TENで死亡。改めてアレルギーって怖いものなんだなと。
    やっぱりおっきい病院はこわいなぁ。
    おもしろかったー。

  • インフルエンザで薬を処方された男が急死した。
    原因は薬物アレルギーによる中毒性表皮壊死症の発症だった。

    遺族が起こした医療訴訟のカンファレンスに参加することになった赤城。
    判決の結果は原告側の敗訴、病院に賠償責任はないということであった。

    病院に何らかの賠償責任があると考える赤城は、刑事告発を受けてSTとして捜査にあたることとなった。


    赤城さんの研修医時代のことや、女性恐怖症の原因(?)もわかり、タイトルである「赤の」にふさわしい一冊でした。

    『人には過去がある。過去とどう折り合いをつけたかで現在の姿が決まる。
    人は理想を持たなければならない。理想と現実には食い違いがある。だが、その差異にも折り合いはつけられるはずだ。』

    これまで読んだシリーズの中で、私の中では一押しかな。

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著者プロフィール

1955年北海道生まれ。上智大学在学中の78年に『怪物が街にやってくる』で問題小説新人賞を受賞。2006年、『隠蔽捜査』で吉川英治文学新人賞を、08年『果断 隠蔽捜査2』で山本周五郎賞、日本推理作家協会賞を受賞。

「2023年 『脈動』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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