四季・春 (講談社ノベルス)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 1806
感想 : 191
  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061823334

作品紹介・あらすじ

『すべてがFになる』の天才科学者、真賀田四季の少女時代。叔父、新藤清二の病院で密室殺人が起こる。唯一の目撃者は透明人間だった!?すべてを一瞬にして理解し、把握し、思考する才能に群がる多くの人々。それを遙かに超えて、四季は駆け抜けていく。其志雄は孤独な天才を守ることができるのか!?四部作第一幕。

感想・レビュー・書評

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  • 頭が良い人の考えることに思考が追いつけない!
    基志雄はどこにいるの?何人いるの?栗本?真賀田?実の兄?双子の兄?もー、訳わからん!

  • 初読
    2014.11.04

    再読。S&MとVの時間軸を四季視点で楽しめる四部作。四季の中の基志雄の存在が大きくて、彼は消えたがっていたけど四季は彼がいることで均衡を保っていたと思うと、最後の別れが悲しい。
    幼少期から佐織や各務亜樹良とのコネクションができていたのには驚き。
    2020.08.13

  • よく分からなかった

  • Gシリーズを読む前にこっちを読むべきだった。

    天才少女で5歳にして普通に大人と話ができる、四季の話。

    カリスマ性もあるんだろうなぁ。と、思いました。

  • 5歳の人間という肉体は、四季の精神能力に追い付けず、まるで檻に囚われているよう。
    色々な其志雄がいて混乱するが、それがまた面白い。
    「人形としての肉体」と「思考する精神」の対比が、シリーズを横断して描かれる。

  • 人間とは何か、感情とは何か、生きるとは何か、そんなことを考えさせられる。

    四季の天才的な世界観を表すためには、内容も難解になってしまうんだなと思った。

    でも、どんなに天才でも、愛というものには感情を揺さぶられてしまう。どんな形でも愛に人は逆らえないと改めて思った。人に生まれたら、ただ感情を殺して機械的に生きることはできない。でも天才的な脳は、感情に左右されることを許してくれなかった。だから四季の中にはそれを補ってくれるためのたくさんの人格ができたのかな。

    それが、四季が言っていた、生きる上での不自由さなのかもしれない。

  • 既読
    文庫版

  • ミステリーと思って読み始めると意表を突かれるかもしれませんが、普通の文芸書だと思えば、まぁよくある話ですね。

    よくある話と書きましたが、つまらないという意味ではないです。

    ただ、確実にこれまでのシリーズを読んでいることが要求される気がするし、そもそもおそらく、作者の意図としては、春夏秋冬そろって、一冊の本になるべき内容かと想定されます。(そうなっていないのは、大人の事情じゃないかなぁ)

    というわけで、夏以降を早く読もうっと。

  • 難解。

  • 百年シリーズとの繋がり確認として、一気に冬まで読み倒します。

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著者プロフィール

森博嗣
作家、工学博士。一九五七年、愛知県生まれ。一九九六年に『すべてがFになる』(講談社)で第一回メフィスト賞を受賞しデビュー。以後、続々と作品を発表し、人気を博している。小説に、「スカイ・クロラ」シリーズ、「ヴォイド・シェイパ」シリーズ、『イデアの影』(以上、中央公論新社)、S&Mシリーズ、Vシリーズ、Gシリーズ、Xシリーズ、M&Rシリーズ、Wシリーズ(以上、講談社)、『暗闇・キッス・それだけで』(集英社)など。小説のほかに、クリームシリーズ、日々シリーズ(以上、講談社)など多数の著書がある。

「2023年 『新装版 スカイ・イクリプス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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