- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061823334
作品紹介・あらすじ
『すべてがFになる』の天才科学者、真賀田四季の少女時代。叔父、新藤清二の病院で密室殺人が起こる。唯一の目撃者は透明人間だった!?すべてを一瞬にして理解し、把握し、思考する才能に群がる多くの人々。それを遙かに超えて、四季は駆け抜けていく。其志雄は孤独な天才を守ることができるのか!?四部作第一幕。
感想・レビュー・書評
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よく分からなかった
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Gシリーズを読む前にこっちを読むべきだった。
天才少女で5歳にして普通に大人と話ができる、四季の話。
カリスマ性もあるんだろうなぁ。と、思いました。 -
5歳の人間という肉体は、四季の精神能力に追い付けず、まるで檻に囚われているよう。
色々な其志雄がいて混乱するが、それがまた面白い。
「人形としての肉体」と「思考する精神」の対比が、シリーズを横断して描かれる。 -
人間とは何か、感情とは何か、生きるとは何か、そんなことを考えさせられる。
四季の天才的な世界観を表すためには、内容も難解になってしまうんだなと思った。
でも、どんなに天才でも、愛というものには感情を揺さぶられてしまう。どんな形でも愛に人は逆らえないと改めて思った。人に生まれたら、ただ感情を殺して機械的に生きることはできない。でも天才的な脳は、感情に左右されることを許してくれなかった。だから四季の中にはそれを補ってくれるためのたくさんの人格ができたのかな。
それが、四季が言っていた、生きる上での不自由さなのかもしれない。 -
既読
文庫版 -
ミステリーと思って読み始めると意表を突かれるかもしれませんが、普通の文芸書だと思えば、まぁよくある話ですね。
よくある話と書きましたが、つまらないという意味ではないです。
ただ、確実にこれまでのシリーズを読んでいることが要求される気がするし、そもそもおそらく、作者の意図としては、春夏秋冬そろって、一冊の本になるべき内容かと想定されます。(そうなっていないのは、大人の事情じゃないかなぁ)
というわけで、夏以降を早く読もうっと。 -
百年シリーズとの繋がり確認として、一気に冬まで読み倒します。
著者プロフィール
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