四季・夏 (講談社ノベルス)

著者 :
  • 講談社
3.40
  • (110)
  • (152)
  • (576)
  • (22)
  • (4)
本棚登録 : 1665
感想 : 139
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061823396

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 叔父様の精子によるものです、ってオイィ!!笑
    やっぱ常軌を逸している。。。

    Vシリーズを読んでないからか、よくわからないところがいくつかあって、S&Mシリーズは全部読んだんだけど、やっぱVも読んでからにすべきだったかと少し後悔。
    …でも早く読みたかったんだもん、四季シリーズ。
    オメガ城の惨劇行く前にVも読んでおこうかな、その気になったら。。。

  • すべてがFになるをもう1回読み返したいと思うと同時に、Vシリーズの最後の方かな?も、もう1回読み返したいです。

    四季が13歳だなんてとてもじゃないけどそう思えない。

    周りもそう思っているのか、大人として見ている部分もあり。でも、天才だけど、大人以上の子供だけど、まだ13年しか生きていない。

    そんな四季が、大人に囲まれているけど、孤独で寂しげに見える部分もあったなぁ。と、思いました。

  • 初読
    2014.11.04

    再読。すべてがFになるのプロローグ的作品。凡人には理解できないので叔父様への嫌悪感がすごい。恋が絡むと人は驚くほど破滅的になる。
    保呂草さん、紅子さんと出会ったことで、四季は自分の成した新しい生命に自分を殺させるシナリオを描いた。もし出会わなかったら、妃真加島の惨劇はなかったのだろうか。
    四季は天才だけど、まだこの時十三の少女だった。達観し、全てを理解しているようで、非常に守られた温室の中で育った無垢の少女。そんな姿がありありと見て取れた。
    2020.08.15

  • 私は何も分かっていなかった!!!

    この一言に尽きる衝撃を受けました。
    この「夏」で、これまで自分の頭の中で組み立てられていた
    人間相関図が、あっという間に崩壊し再構築する大混乱が置きました。
    うっかり読み流しちゃいけません。
    とんでもなかったです。これは有無を言わせず★5!

    すべてがFになるは、この本の後に読み返される必要があります。

  • 「すべてがFになる」に至る発端を描いた作品。それにしても、どうしたら四季のような人物が生まれるのか・・。
    両親ともに、こういってはなんだが、「凡人」なのに。そして何故、四季は「新藤清二」に執着していくのか・・。
    全て、先々まで見通した上での行動なのが空恐ろしい。そこに自らの感情は一切排除されているのである。普通じゃない。
    すべてがFになるの中で、何となく不可解だった動機の部分がだいぶ明らかになっていて、すっきりする。
    もう一度「F」を読みたくなった。途中にはVシリーズの紅子や林なども登場するので、森作品はやはり、執筆年度順に読んだ方がいい。

  • あの事件の謎が明かされて、そうだったのかと思った。

  • 正直言って、四季が他の人間に対して普通に愛着を持っていることに驚いた。
    物質世界では、処理速度が遅いためにラグが発生し、それが時間の流れになるっていうのはあるかもしれないと思った。
    なので精神世界には時間の概念がない。

  • 無駄なエネルギーを消耗してただ生きている人間は、人間という病気にかかっている。

    遺伝子と愛は複雑に相互に絡み合っていて、感情はそこに否応なく左右してしまう。

    形は様々であれ、人は愛のために生きるのかもしれない。

  • 既読
    文庫版

  • ああ、やっぱり春夏秋冬そろって一冊のつもりなんだろうなぁ。

    この一冊だけでは、あまりに中途半端に過ぎる希ガス。

全139件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

工学博士。1996年『すべてがFになる』で第1回メフィスト賞を受賞しデビュー。怜悧で知的な作風で人気を博する。「S&Mシリーズ」「Vシリーズ」(ともに講談社文庫)などのミステリィのほか「Wシリーズ」(講談社タイガ)や『スカイ・クロラ』(中公文庫)などのSF作品、エッセィ、新書も多数刊行。

「2023年 『馬鹿と嘘の弓 Fool Lie Bow』 で使われていた紹介文から引用しています。」

森博嗣の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×