四季・夏 (講談社ノベルス)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 1519
レビュー : 129
  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061823396

感想・レビュー・書評

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  • 私は何も分かっていなかった!!!

    この一言に尽きる衝撃を受けました。
    この「夏」で、これまで自分の頭の中で組み立てられていた
    人間相関図が、あっという間に崩壊し再構築する大混乱が置きました。
    うっかり読み流しちゃいけません。
    とんでもなかったです。これは有無を言わせず★5!

    すべてがFになるは、この本の後に読み返される必要があります。

  • 「すべてがFになる」に至る発端を描いた作品。それにしても、どうしたら四季のような人物が生まれるのか・・。
    両親ともに、こういってはなんだが、「凡人」なのに。そして何故、四季は「新藤清二」に執着していくのか・・。
    全て、先々まで見通した上での行動なのが空恐ろしい。そこに自らの感情は一切排除されているのである。普通じゃない。
    すべてがFになるの中で、何となく不可解だった動機の部分がだいぶ明らかになっていて、すっきりする。
    もう一度「F」を読みたくなった。途中にはVシリーズの紅子や林なども登場するので、森作品はやはり、執筆年度順に読んだ方がいい。

  • ああ、やっぱり春夏秋冬そろって一冊のつもりなんだろうなぁ。

    この一冊だけでは、あまりに中途半端に過ぎる希ガス。

  • 天才なら殺人犯しても良いという作者の思考回路がわからん。
    だいたい13歳の少女が出産するリスクは天才だからって関係ないからね。

  • 百年シリーズの世界観と近くなってきた。
    身体と精神、個の尊厳、隷属と支配、などなど。

  • 文庫版を読了

  • 13歳になった四季が誘拐されたり叔父の子を妊娠したりして、両親を殺すまで。
    なんという。
    いや、でも面白い。
    あそこまでぶっ飛んでると、いっそ楽しいです。

  • 2016.12.11読了。

  • 相手の反応がわかりながら自分の考えが絶対になる天才ゆえの哀しさ。
    四季は愛を知らなければいけなかった必然なんでしょうけど万人には理解できない道です。
    それと同時に各務と保呂草のその後が穏やかであれ、と思います。
    結局それぞれの形ですが愛に生きることを人は選ぶのですね。

  •  四季シリーズも、夏に入り、俄然、面白くなってきました。近藤史恵さんの作品もそうなのですが、主人公が選ぶ人生が、読者の想像を超える展開で、不快になる寸前の違和感を感じさせ、静的なスリルが味わえます。

     『四季・春』に続いて、『四季・夏』を読み終えました、LP時代のOff courseのように、A面(前半)は、全20巻を読み終えた、信者的ファンの期待に応えるように、S&MシリーズとVシリーズに登場した人物が再登場する感涙の展開ですが、B面(後半)には、良い意味でも悪い意味でも、ファンの期待を裏切るような衝撃の展開が待ち受けています。

     この振幅の幅が広く、変化の速度が速い、計算ずくの波状攻撃が、読者を快感と不快感の間をさまよわせ、コアなファンをより濃い世界に誘っているようです。

     2016年6月25日、関東地方は、梅雨の候…って感じですが、私の中の真賀田四季の夏は、もう明けてしまい、秋に突入しています(^^♪

     ここまで、短編を除いても22巻ものシリーズを読んできたわけですが、振り返ると、決して同じパターンの繰り返しになっていないことに驚きます。同じ背景の中で、読者の想像を超えた展開を描き続ける森先生の作品から逃れられません(・_・;)

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著者プロフィール

森 博嗣(もり ひろし)
1957年、愛知県生まれ。作家、元研究者。名古屋大学工学部建築学科、同大学大学院修士課程修了を経て、三重大学工学部助手、名古屋大学助教授。名古屋大学で工学博士を取得し、2005年退職。学会で数々の受賞歴がある。
作家として、1996年に『すべてがFになる』で第1回メフィスト賞を受賞し、同作で作家デビュー。S&Mシリーズとして代表作の一つに。『スカイ・クロラ』シリーズは本人も認める代表作で、2008年アニメ映画化された。その他にも非常に多くの著作がある。

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