- Amazon.co.jp ・本 (286ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061823518
作品紹介・あらすじ
箱根のホテルに飾られていたという一枚の写真、そこには、芦ノ湖に浮かぶ帝政ロシアの軍艦が写されていた。山中の湖に突如出現した軍艦は、軍人たちを降ろした後、一夜にして消え失せたという。この世ならざる謎に御手洗と石岡が迫る。そこには日本とロシアを結ぶ圧倒的感動の物語が秘められていた。
感想・レビュー・書評
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後書きの内容にびっくり。まったく知らなかった。
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ロマノフ王朝の歴史について興味が湧く本になってる。
今日、箱根駅伝の中継で富士屋ホテルが映ったが、そんなに歴史のあるホテルということで行ってみたくなった。
アナスタシアについても興味深く読めた。
昨今の遺骨分析結果に対して、深く考察出来るきっかけになるのでよい。 -
アナスタシア関連の話は食傷気味ではあるけど、歴史ミステリーはとても好き。島田さんの本を読むと雑学が増える。ただトリックに少々無理があるような。
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アナスタシアのことが詳しく知れて面白い。
軍艦は無理あるなぁと思う。 -
「ロシア幽霊軍艦事件」島田荘司◆芦ノ湖に現れたのはロシアの幽霊軍艦?一枚の写真から御手洗が歴史を引っくり返す!ミステリというよりはロシアの皇女・アナスタシアの伝説の検証が前面に出ている。何事も時代が進めば明らかにされることは増えるのだろうけど、謎は謎のままで良いこともあるかも。
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個人的にニコライ2世と何の関係もないわけではないので面白く読めた。島田荘司の想像力が好きになる。
石岡君のちゃっかりしてる所が可愛い。 -
史実と空想が混ざり合った奥深いミステリー。
島田荘司さんの作品を最後まで読んだのはこれが初めて。これからこのシリーズを読み漁ってみようと思った。
物語は、時代の波に巻き込まれた痛ましい少女の一生。
自分がこの時代、この日本で居られて本当に良かったと思った。
自分の意思ではどうすることもない大きなものが彼女に覆いかぶさり、読んでて辛かった。
革命軍といってもそれが正義とは限らない。ただ、大勢が変わっていくだけ。
こんなことが本当にあり得るのかよくわからないけれども、でも戦争で辛い目にあっている人は沢山いるし、だからこそ、平和を維持していく意思を持ち続けるべきなんだと感じた。
心にズンときて、印象に残る作品だと思うけどまた読みたいとは中々思えないな。一回で十分。読めて良かった。 -
確か、麻耶くんも同じネタで書いてたんじゃなかったっけ? ロシアのアナスタシア皇女ネタ。
殺人とかそういうのではなく、どっちかっていうと歴史ミステリ。
世界史の知識も日本史の知識もない高柳にはどこまでが史実か、あとがき(なのかな?)を読むまで判断できなかった。
面白かったんだか、面白くなかったんだか。
本を開くまで御手洗シリーズであることにさえ気が付いていなかった。
とりあえず、石岡君が相変わらず女々しい。(それしかないのかよ。)
あ、あと。島田荘司、脳味噌好きだねぇ。(どんな表現だ。)御手洗が石岡君捨てたのも(えらい表現の仕方だが、石岡君自身がそう言ってるんだもの)島荘が脳に興味を持ったのが原因じゃないかしらん。
04.01.13
著者プロフィール
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