ウサギの乱 (講談社ノベルス カP- 1)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (374ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061823570

感想・レビュー・書評

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  • かつてウサギの骨が大量に出土した天宇受売命を祀る神社は、その後、ウサギをキャラクターにして話題の神社となっていた。ウサギ骨事件の現場に居合わせた倉吉警部は、2年後、代打で出席した映画の試写会で神社で出会った芸能事務所の面々と再開する。
    ところがその夜、宮司の変死体が発見されて。

    兎年なので、ウサギの本を読もうと手に取った。んだけど、とにかくひどい。
    ウサギ-月という連想からか、物語に関係するのか不明なアポロ計画の陰謀説を深く深く語っていて気が遠くなり、吉倉警部が俳優探偵に理不尽に振り回されて憂鬱な気持ちに。
    そしてやたらと人が殺される。それも遺体の状態がひどいし。
    なんだろーなー。トリックが斬新といえば斬新なので★を1つプラスしたけど、もうこの人の本は読まないかも。

  • 動物シリーズのウサギ。軽いタッチだけどしっかり本格してる。結構良かったな。

  • いやー、豪腕。トンデモ事件が起きているのに、オヤジギャグ並のダジャレをからめながら淡々と展開するストーリー。4名死んでるのに、解決編はあっさり。んでロジカル(笑) 流石です。
    そして天井にアタマを打ち付けて死んでた死体のトリックには驚愕(笑)
    探偵の手先として使われちゃう警部倉吉の、ちょっぴりMっぷりがキュートでした。

  • 予想以上に面白かった♪
    とんでもない尊大な俳優(なりきり警察官)&名探偵
    現職の国会議員でもあるわけで、警察も逆らえない

    こんな設定なうえに、警部(わたし)がライトな性格で
    脳内妄想が口からでたり、クール&ビューティーな秘書
    の一挙手一投足にうきうきしたりする可愛いおっさん

    犯人を絞り込む消去法は、推理小説としても秀逸だし
    うん、他の作品も読もうっと

  • 天宇受売命を祀る神社で、兎の骨が大量に出土した。2年後、宮司の変死を皮切りに濫発する怪死事件!出入り不可能な2重密室での串刺し、骨を粉々に砕かれ、埋葬されていた死体…。犯人の意図のまったく読めない不可思議犯罪の行方は!?警視庁警部倉吉高史と名探偵駄柄善悟のコンビが事件に挑む本格推理。この方の書くキャラは似てますよね?でもトリックは凄かったです。

  • ウサギの骨が発掘されたり、ウサギの見立て殺人だったりウサギオンパレードのバカミス。突飛な登場人物盛りだくさん。最後のほう、作者も適当になってませんか?

  • 2006/06

  • あまり霞流一は読んだことがないのだが、「スチームタイガー」で肩透かしだったのに比べればかなり楽しめた。相変わらずわけのわからない不可能状況とわけのわからないユーモアに彩られていて楽しい。トリックについては…まあ…この人だから許されるというか。でも推理の過程自体は非常に細かくて驚く。なかなか。

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著者プロフィール

1959年岡山県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。映画会社に勤めながら、94年に『おなじ墓のムジナ』で第14回横溝正史ミステリー大賞に佳作入選し、作家デビュー。主な著作に『パズラクション』(原書房)『死写室 映画探偵・紅門福助の事件簿』(講談社)など。

「2023年 『エフェクトラ 紅門福助最厄の事件』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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